ランディングページ(LP)は構成が全てと言っても過言ではありません。
しっかりとしたページ設計ができていないために、PV数は稼げているのにコンバージョン(CV)につながらないことも多々あります。
ランディングページで最も重要なポイントは、ユーザーを効果的にコンバージョンへ導くための導線設計なので、本記事ではコンバージョン率(CVR)を高める効果的なLPの作り方について解説していきます。
効果的なLPデザインとは
ユーザー導線の作り方
この記事を読めばこれらを理解できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
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【LPデザインとは】効果的なランディングページの作り方
ランディングページ(LP)の目的を明確にしよう
ランディングページの目的はこちらが設定する着地点に読者を導くことです。この着地点をコンバージョンポイント(CVP)と呼びます。
一般的にコンバージョンポイント(CVP)とは下記のようなアクションのこと。
・会員登録/メルマガ登録
・見積り依頼
・商品購入
・SNSボタンクリック(いいね!など)
これ以外にも多種多様なCVPがありますが、たとえそれがどんなCVPであっても明確にすることがランディングページを作る上で最も大切です。
LPを作る目的(=CVP)がハッキリしていなければ、どのような構成やデザインにするかも決められず、以降のビジネス戦略につなげることもできないからです。
ランディングページは作ることが目的ではありません。公開後のビジネスツールとして効果を発揮させることが目的なのでコンバージョンポイントを決めるときには、ユーザーにどんなアクションを起こしてもらいたいかを見据えた上で構成を明確にする必要があります。
コンバージョンポイントを決める時のポイント
CVPを決めるときに注意するポイントはたったひとつです。
結果が出ていないランディングページでよくあるのが、コンバージョンポイントが複数存在しているというケース。
実際にLPを作るとなると、どうしてもあれもこれもと色々なCVPを設置したくなる気持ちもわかります。
しかしCVPが複数あると読者に対して「何をしてもらいたいのか」がぼやけてしまいます。すると読者も行動を迷ってしまい、結果的に「今じゃなくても良いかな…」という気持ちになっててしまうのでコンバージョンに繋がらなくなります。
例を出すとこんな感じ。
⇩
本格的なものではなくて、手軽なプロテインから試そうと考えています。
「筋肉がつく・ビルダーも愛用」的なものよりも「お手軽・気軽」なものが欲しいな。
⇩
そんなとき、ネットであるプロテインの商品LPを見つけました。
⇩
そのLPにはこう書かれていました。
『定期購入プラン加入で1,000円引き』
『メルマガ登録でお得なクーポン配信』
『筋トレ初心者にもおすすめ!しかもボディビルダーも愛飲』
⇩
あなたは思いました。
「ん?定期購入とメルマガ、どっちがお得なんだろう…?」
「初心者と同じプロテインをボディビルダーが飲むの?」
「むしろいきなりムキムキは嫌だし、この商品で本当にいいのかな?」
このようにセールスポイントを載せられるだけ載せたいと思いCVPをひとつに絞ることができないと、読者を迷わせてしまうことになります。
効果の出るLPを作りたいのであれば、ひとつのLPにCVPはひとつだけにすることが大切ですよ。ふたつ以上のCVPからアプローチしたければ、LPそのものを分けてしまいましょう。
・そのために、コンバージョンポイントをしっかり定めよう。
・なので、コンバージョンポイントは一つに絞ろう。
・CVPをひとつに絞れなければ、LP自体を分けてしまおう。
ランディングページを作るときに何よりも先に理解しておかなければいけないポイントは以上です。
効果的なLPデザインに必要な要素はこの3つ
ここからは、読者をコンバージョンポイントに導くためのページ設計について解説です。
【これだけは入れたい】ランディングページの必要要素
コンバージョンポイント(CVP)を一つに絞ったら、実際にコンバージョンにつなげるためにページ全体の構成を考えていきます。
基本的なページ構成の流れは下記の3段階。
2. 証拠・共鳴・信頼
3. クローズ
順を追って、それぞれの役割を解説していきます。
1. 【誘起】ビジュアルとキャッチで注意を惹く【離脱判断は3秒です】
LPの前提として下記を覚えておく必要があります。
読者がファーストビューを見て「この先読むのをやめよう」と判断する時間は、わずか3秒と言われています。言い換えると、ページを開いた瞬間の印象でスクロールしてくれるか離脱してしまうかが決まるということです。
3秒間で訴求したい商品やサービスのポイント全てを伝えるのは不可能なので、【誘起】ではインパクトのあるビジュアルとキャッチコピーで瞬間的にイメージ訴求することが重要になってきます。
読者を離脱させない【誘起】部分のコツは次の通り。
・読者が抱える具体的な悩みが、あなたの商品でどう変化するかを簡潔に書く。
・読者に「このページには自分にとって役立つ情報がありそう」と思わせる。
2. 【証拠・共鳴・信頼】興味を持った読者に深く知ってもらう
ページの中部に位置するこのエリアでは、ビジュアルとコピーに興味を持ってくれて、ここまで読み進めてくれた読者に対して、あなたの商品やサービスが持たらす効果を具体的に書きます。
「この商品を使うとこうなりますよー」ということがしっかりと伝わるように、証拠と事実を交えながら、構成していきましょう。
サービス情報は具体的に
証拠・共鳴・信頼エリアに掲載する商品情報はできる限り詳細まで記載します。
ターゲットに対してメリットになる情報を簡潔かつ具体的に記載することで、あなたの商品の魅力をもれなく伝えるように心がけましょう。先述のCVP同様、ターゲットがぼやけてしまうような情報では逆効果なので、掲載する情報はしっかりと絞り込むことが大切です。
証拠と事実を証明するには
証拠と事実を証明する効果的な手法としては「お客様の声」などが良い例です。
サービスや商品を利用している既存ユーザーの声を載せると一気に信頼度が増しますよ。特に商品やサービスの知名度が低いのであれば、購入を迷う読者にとって他ユーザーの意見は貴重な判断材料になります。
あなたもamazonや楽天で商品レビューを見て購入を決めたという経験があるはず。ここはまさにそういう役割を担うエリアなので、少し前向きになっている読者にできる限りセールスポイントをプッシュできる構成に努めましょう。
証拠や信頼の提示にはテレビや新聞の取材歴や何かしらの受賞歴なども効果的。信頼を勝ち得るようなものがあれば、それらも権威性の提示につながります。
【クローズ】ユーザーに「今しかない」と思わせよう
クローズはLPの最後の部分です。
ここまで読み進めてくれた読者は、購買意欲(コンバージョンにつながる意欲)が高まっている状態なので、このクロージングで最後のひと押しをします。
「今しかない」と思わせるには
読者に「今、ここしかない!」と思わせるような特典(期間限定、送料無料、ポイント2倍など)をつけてあげることで効果はぐっと高まります。
LP限定特典を用意することで、「ここだけ感」を演出しユーザーの離脱を防ぐことができます。
LPの読者は初回訪問者が9割以上
ランディングページを訪れる読者のほぼ全員が初回訪問者です。
そのため、初めて購入する人が不安になりがちなことを先に解消してあげるのもコンバージョンを促す大きな要素のひとつになります。(無料お試し期間、返金保証など)
・次にサービスの具体的な魅力を説明しよう。
・最後に「今だ」と思わせる特典をつけてあげよう。
LPデザインについて勉強できる本
効果的なランディングページの作り方やLPデザイン要素についてもっと詳しく知りたいという方は本で勉強することをおすすめします。
WEB上にはたくさんの情報が落ちていますが、基礎知識がない人が目的にあった情報を取捨選択するにはこんなんです。6割くらいの知識をつければウェブの情報を取捨選択できるようになるので、最初は本に頼りましょう。
おすすめの4冊をご紹介しますので参考にしてみてください。値段もそんなに高くないので、知識を深めてから作ったLPで結果を出せば回収できる投資ですよ。
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【まとめ】LPデザイン = ユーザーを思うこと
今回はランディングページをコンバージョンにつなげるために必要な考え方と要素の解説でした。
大切なのは目的を一つに絞り、ユーザーが抱く悩みに対してユーザー視点でページを作ってあげるということです。この基本的な作り方のコツを身につければ、LP本来の目的から大きく外れることはなくなります。
LPの作り方に関する相談や改善点のアドバイスなどもしていますので、「ウチのランディングページ見て欲しい」という方がいましたら、お気軽にTwitterのDMからお問い合わせください。
それでは。