完全無料!授業料0円のプログラミング教室特集はこちら

【MBA卒業生が公開】ビジネス学術論文(英語)の書き方

【MBA現役生が公開】ビジネス学術論文の書き方 in English

悩んでいる人

論文を英語で書く方法を知りたいな。

 

こんにちは。アラサー男子 in L.A.です。

2017年〜2019年にかけて、僕はロサンゼルス郊外の大学院でMBAを取得しました。

約2年半の大学院生活で、涙を流しながら鬼のような数の論文を英語で書いてきたので、当時の経験を交えながら、英語でビジネス論文を書く方法を解説します。

 

自己紹介:2019年、30歳でMBA取得

アラサー男子 in L.A.

Twitterフォローしてね

高校時代:英語の成績は最下層
2014年:単身渡米し就職
2015年:現地企業がブラック過ぎたので退職、語学学校に入学
2017年:ロサンゼルス郊外の大学院に入学
2019年:経営学修士(MBA)取得

 

なお、僕が実際に書いた論文も少し紹介しながら、ポイントとコツをお伝えするので、アメリカMBA留学を考えている方はもちろん、なんとなく海外留学を検討しているも、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

 

スポンサードサーチ

英語で学術論文を書くときのポイント

英語で学術論文を書くときのポイント

英語で学術論文を書くときのポイントは下記の通り。

 

英語論文のポイント

  • 他の論文を読みまくる
  • 一人称を避けて書く
  • 頻出の言い回しを覚える
  • パラフレーズする
  • 結論 → 理由 → 結論で書く

 

英語論文5つのポイント(僕はMBA論文をこれで突破した)

上記をそれぞれ深掘りしていきます。

 

1. 他の論文を読みまくる(書く以前の話)

アメリカの大学や大学院で論文を書くときには、リサーチがめちゃくちゃ重要です。

ぶっちゃけ、僕が通っていたビジネススクールでは、論文課題についての情報源となる膨大な量の論文(過去のケーススタディ、他の人の論文)を読む時間のほうが長く、調べる(7):書く(3)くらいの時間配分でした。

さらに、学術論文を書くための参照文献として認められる記事には規則があって、ネットニュースやブログ記事では参照として通らないので、カッチリした難易度の文章を鬼のように読むことになります。

とはいえ、このあたりに関しては日本の大学院で論文を書くときも同じだと思うので、修士号を取りたいのであれば避けては通れないし、ここに関してはテクニックとかは無いので、辞書を引きながらでもゴリゴリ読むしかありません。ぶっちゃけ、パワープレーです。

 

2. 一人称を避けて書く

英語で論文を書くときは、一人称(I)を使うのは控えましょう。

I think〜、I have read〜、みたいに「I(私は)」で始まる文章は多用しないほうが無難です。というか、「感想文じゃないんだから…」と書き直しを指示されます。

 

2-1. 一人称を避けた書き方の例

❎ I think that McDonald’s is the most successful fast-food brand because they have more than 40,000 stores in over 100 plus countries.

⭕️ McDonald’s is the most successful fast-food brand by reason of they have more than 40,000 stores in over 100 plus countries.

 

こんな感じで、単純に「I think」を外して、事実のみを書けばOKです。

 

3. 頻出の言い回しを覚える

個人的には、このポイントを一番身につけてもらいたい。

というもの、英語の論文には頻出する言い回しがあり、これを覚えておけば、文章のバリエーションが増えるし文字数も稼げて、メリットしかないからです。

ひと通り、ざっくり紹介していきますね。

 

3-1. 英語論文で使える頻出の言い回し
  • Firstly, Secondly, Thirdly:第一に、第二に、第三に
  • In view of ~ / In light of ~ / Considering ~:〜を考慮すると
  • According to ~ / ~ stated that / referring to the views of ~:〜によると
  • Moreover / Furthermore / In addition / What’s more ~:加えて、さらに
  • In order to / To that end / To this end:〜するために
  • In other words / To put it another way / To put it more simply:言い換えると
  • Similarly / Likewise / Another key fact to remember / As well as / An equally significant aspect of:同じく
  • By contrast / In comparison / Then again / That said:その一方で、対照的に
  • Despite this / Provided that / Nonetheless:〜にも関わらず
  • For instance / To give an illustration of / To exemplify / To demonstrate / As evidence / To elucidate:例えば
  • In conclusion / To conclude / to summarise:結論として
  • Therefore / This suggests that / It can be seen that / The consequence is:それ故に、そのため

 

たくさんありますが、これらの言い回しを論文で使えるようになると、文字数を稼げるうえに、論文そのもののレベルがグッと上がるので覚えておきましょう。

「全部覚えられないよ」という人は、本記事をブックマークして、必要に応じて読み返してもらえると僕も嬉しいです。

 

4. パラフレーズする

続いてのポイントはParaphrase(パラフレーズ)。

日本語訳すると「言い換え」という意味になりますが、英語論文でパラフレーズする場合、基本的には文章をシンプルに伝わりやすく、かつ論文として正しい言い回しに変更する作業を指します。

 

Paraphraseの例

❎ She made me angry when we had dinner because her attitude was rude.

⭕️ Her general lack of respect at dinner infuriated me.

 

どちらも「夕食時の彼女の態度は私を怒らせた」という英文ですが、⭕️のほうがシンプルかつ伝わりやすい文章なのがわかると思います。

まぁ、パラフレーズに関しては、ぶっちゃけ最初は何が正解かわからないと思います。僕もそうだったので、、、。

ですが、英語論文を書いていくうちにだんだん慣れてくるので、英語論文ではシンプルさが求められることだけでも覚えてもらえればOKだと思います。

なお、QuillBotのように、自動パラフレーズしてくれるオンラインツールもあるので、上手に使いつつ、伝わりやすい英文を心がけましょう。

 

5. 結論 → 理由 → 結論で書く

この後、詳しく解説しますが、英語論文には割とテンプレ化された書き方があります。そのひとつが「結論 → 理由 → 結論」の順番で書くことです。

 

例)結論 → 理由 → 結論の書き方

Orange is the best fruit(結論). The reason for that is because it contains a lot of vitamins(理由). Therefore orange is the best fruit(結論).

 

めちゃくちゃシンプルな英文ですが、例としては上記の通り。

①結論:オレンジは最高のフルーツである。
②理由:なぜならビタミンが豊富だから。
③結論:よって、オレンジこそ最高のフルーツである。

これを各章ごとに繰り返して、論文を書き進めていくイメージです。引き続き、下記の英語論文構成の決まりにて深掘りしていきますね。

 

英語論文の構成(基本の5章)

英語論文の基本構造は次の5つで作られます。

 

  1. Executive Summary
  2. Introduction
  3. Body
  4. Conclusion
  5. Bibliography

 

ひとつずつ解説しますね。

 

1. Executive Summary

Executive Summary(エグゼクティブ・サマリー)とは、その文章全体の要約のこと。

長さは論文そのもののボリュームによりますが、だいたい1〜2ページに収まる程度に書きます。

 

Executive Summaryの書き方

Executive Summaryは、論文を凝縮した要約なので、最後に書くのがおすすめ。

論文全体を書き終えたら、その流れに沿って要約していくと簡単です。

Executive Summary Examples & Tips to Write Your Ownに3つのサンプルが記載されているので参考にしてみてください。

 

2. Introduction

Introduction(イントロダクション)は、その名の通り「導入」部分にあたりまして、リサーチ結果や自分の意見、解決策などのBody(ボディ)につなげる重要な役割を果たしています。

現状の課題をしっかり提示しつつ、スムーズな流れでBodyに繋げていくのがベストです。

 

Intoroductionの書き方

僕が多用していたIntroductionの書き始めは下記の通り。

 

例)There are many reasons that the topic of 論文テーマ has relevance in modern-day business and contemporary society, because…

訳)(論文テーマ)が、現代のビジネスや社会と大きく関係しているのには、いくつかの理由がある。なぜなら…

 

こんな感じで、Becauseのあとに、その理由や根拠となるデータを挿入すると、比較的きれいに導入に繋げていけると思います。

 

3. Body

Body(ボディ)は、論文のメインパートです。

Bodyについては、科目によって書く内容が大きく異なるので、一概に「こう書きましょう」とは言えません。

ですが、おおよそMBAの授業の場合、過去に実在したビジネスモデルについて事実確認をしながら検証し論じていく場合が多いので、ここではそれを前提としてBodyの書き方をまとめておきます。

 

Bodyの書き方

上記の通り、MBAで求められる論文の場合、過去実在したビジネスモデルをケーススタディとして、それについてデータを出しつつ自分の考えをまとめていくことが多いです。

よって、僕はひとつのテーマに関して、ポジティブな論文、ネガティブな論文の2つを読み、事実データを調査して、自分の意見がどちらの見解により近いか、その理由を書くというスタイルで進めていました。

 

著者(A)は〇〇という参考文献のなかで、このように言っている。そのいっぽう、著者(B)は△△という文献のなかで、次のように述べている。

これについて、××が実施した市場調査の結果はこのようになっている。よって◻︎◻︎の観点から、この問題に関して私はこのように考える。

 

基本的な構造はこんな感じ。

これをパートごとに繰り返して、Bodyを書いていくと、事実やデータを元にした客観的な意見の論文が書けるはずです。

 

4. Conclusion

Conclusion(コンクルージョン)は、最後のまとめの部分です。

これまでに書いた論文を振り返り、改めて論文で伝えたいことを簡潔に書きましょう。

 

5. Bibliography

Bibliography(ビブリオグラフィ)は参考文献を意味します。

書き方は論文フォーマットにもよりますが、一般的なAPAフォーマットであれば次の通りです。

 

書き方)

苗字, 名前のイニシャル. (年, 月日). 記事タイトル. 文献タイトル, 発行号, ページ番号.

 

サンプル)

White, C. (2006, April). The spirit of disobedience: An invitation to resistance. Harper’s Magazine, 312(1871), 31-40. 

 

WPI Library Research Guides -Citing Sources: APA Citation Examples-にすべてのサンプルが掲載されているので、よければそちらも参考にどうぞ。

 

英語論文に求められるもの(体験談)

これは、僕のMBA実体験からの見解ですが、英語の論文に求められるものは「自分の意見の明確性」だと思います。

日本人は自分の意見をはっきり伝えられないと言われがちですが、英語論文を描く場合において、それはマイナスでしかありません。

アメリカでは「様々な意見があって当然。自分とは正反対の意見もある」という共通認識があるので、論文を書くときも臆することなく「自分はこう思う。なぜならこういうデータがあるからだ」と言い切るように心がけておくと、伝えたいことがしっかり伝わるはずです。

 

自分の意見を明確にするために

論文を書く際のリサーチや分析は、すべて自分の意見に信頼性を持たせるための作業です。

そのつもりで、参考文献を読んだり、ネットでリサーチしていくと、必要な情報を的確に仕入れていくことができると思います。

 

スポンサードサーチ

英語論文のサンプルを公開します(カウンター論文)

英語論文のサンプルを公開します(カウンター論文)

というわけで、僕が実際にMBAのクラスで書いた論文を載せておきます。

論文課題の条件、テーマ等は下記の通り。

 

論文課題の条件とテーマ

世の中には“成功”とされているマーケティング事例があるが、本当に成功か?

テーマを選択し、関連文献やデータを元に、その事例について見解を述べよ。

→ 僕が選んだ事例:「McDonaldsの五輪Twitter広告戦略に関する研究結果」

 

この論文で求められているのは、リサーチ力と分析力、論理的な反論の組み立てです。

成功事例の中では、下記のように結論づけられていました。

2010年のロンドンオリンピックにおいて、マクドナルドは公式スポンサーとしてTwitterを用いた観客参加型のコンテンツを提供することで、自社ブランドイメージ向上に成功した。

 

この意見に対して検証、賛成または反論していきます。

全体でWord15ページくらいの長い文章なので、途中間引いていますがご了承ください。

なお、本論文にはExcective Summaryはありません。書かなくてよいとのことだったので、Introductionから始まります。

 

英語論文(実例)

~~~ Introduction(イントロダクション) ~~~

 There are many reasons that the topic of user-generated content on the collaboration of McDonald’s and the Olympic games on Twitter has relevance in modern-day business and contemporary society.

Social Media belongs to Web 2.0, the second generation of the world wide web where user interests and trends move away from static web pages to dynamic and shareable content and social networking. Social Media facilitates interactive information sharing, interoperability, user-centric design, and collaboration on the world wide web, and nowadays many researchers agree that extending engagement with customers on Social Media leads to more positive feedback to an organization. In fact, a lot of companies, from worldwide large organizations to local small businesses, have their own official Social Media page and consider it high priority platform for engaging with consumers.

Researcher, Jankauskaite, determined the importance of looking at extending engagement with customers on Social Media, in the 2016 case study, A case study of user-generated content on the collaboration of McDonald’s and the Olympic games on Twitter. ​The following written project is an ​examination ​​and ​analysis ​​of the 1) research process, 2) theoretical framework, and 3) conclusion​​ proposed​ in the case study.

This paper will critically analyze 1) the methodology of the study, 2) the data collection process and how it was measured, and finally 3) the researcher’s conclusions.

 


 

~~~ Body(ボディ) ~~~

  1. Analysis of the Methodology

In order to analyze the research by Jankauskaite, this research should start by taking a look at its structure. The researcher starts the study by introducing brief information on Social Media, especially from the aspect of user reviews, and how Social Network Services users react to companies’ posts, pages, news, and more on Social Media. According to Ismail and Lhalid (2015), 1 million people read product or service reviews every week and 41% of them tend to share negative experiences with the service or product. From this result, the researcher continued, Social Media is not only a positive platform to launch own services or products but also can give negative influences, such as a bad brand image or a direct drop in sales, etc. Showing both positive and negative aspects of Social Media is very effective since it gives more accuracy to the research. However, one more aspect could be added, providing more numbers and testimonials of user experiences through Social Media, especially Twitter had to be shown here.

〜〜〜〜中略〜〜〜〜

 In addition, McDonald’s is promoting its eco-green and healthy image by changing its logo which is originally yellow and red to green since the power of color gives a big impact on the human mind. Green is widely known as healthy color. So, they are different approaches and McDonald’s involves both marketing strategies in order to build brand image and expand it globally.

 


 

~~~ Conclusion(コンクルージョン) ~~~

 As a conclusion, as the researcher, Jankauskaite stated, McDonald’s has shifted to their promoting platform in the Olympics from the real to the virtual in their history, that follows consumers’ trend, and their strategy at the London Olympic made a great success to build their brand image better. They could use Twitter and other mass media in the critical way and could reach out the people to engage positive relationship. However, not as the researcher, Jankauskaite concluded that the success in London couldn’t make change consumers’ reviews and feedbacks into positive on Social Media after the Olympic, the main purpose of McDonald’s promotion found in my own research was not to change those negative reviews to positive, but to show their brand power and they are a part of official TOP sponsor of the Olympic worldwide.

〜〜〜〜中略〜〜〜〜

 As the final conclusion, my final state is that McDonald’s made a big success on marketing at the Olympic game but more works will be needed in different way in different field in order to build healthy brand image weather with Social Media or without.

 


 

~~~ Bibliography(ビブリオグラフィ) ~~~

Loc, T. (2016, October 11). Let’s Remember McDonald’s Marketing Disaster In The 1984 Olympics. Retrieved November 17, 2018, from http://www.laist.com/2016/10/11/mcdonalds_olympics.php

Olympic Sponsor Profile: McDonald’s. (2012, August 07). Retrieved November 18, 2018, from https://kmacgroup.ca/olympic-sponsor-profile-mcdonalds/

 

ざっくりとこんな感じ。

論文に求められる内容や議題テーマは、あたりまえですが授業によって大きく異なるので、ここでは英語論文の雰囲気が伝わればいいかなと思います。

 

スポンサードサーチ

まとめ:英語論文は言いたいことを明確に

まとめ

というわけで、本記事は以上です。

本記事では、MBAを卒業した僕が、在学中の体験をもとに英語論文の書き方について解説しました。

記事内でも書きましたが、英語論文では「言いたいことを明確に伝える」ことが一番大切です。自分の意見はこうであるということが読み手に伝わるよう、リサーチやデータを使って論理的に書き進めていきましょう。

本記事で解説したポイントやコツが少しでも参考になれば幸いです。

 

MBA留学を目指す人へ

MBA留学を目指す人向けに、体験談や留学の手引きをまとめています。興味があれば、ぜひこちらの記事も合わせてご一読ください。

 

おわり。