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【strongタグとは】「bタグとどう違うの?」を分かりやすく解説します

【strongタグとは】「bタグとどう違うの?」を分かりやすく解説します

テキストを強調するときは<strong>で囲むんだったな…_φ(・_・

よし、これでOKっと。

ん?<b>タグ?

え?これも太字にするHTMLタグなの?

ファッ(・・?)。ナニ?<strong><b>ってどこがどう違うの??

 

こんな疑問を解決するための記事。

本記事では、HTML5の<strong><b>について、それぞれの特徴とタグが持つ意味を深掘りしつつ、SEO効果も解説します。

先に結論を言ってしまいますが、<strong><b>のそれぞれの違いは下記の通りです。

 

bタグとstrongタグの違い

  • <b>:デザイン的に太字にしたいときに使う
  • <strong>:太字にしつつ、意味を強調したいときに使う

 

本記事を読めば、<b><strong>の違いと目的に合わせた使い方が分かるので、参考にどうぞ。

正しい強調タグの使い方はSEOにも影響します。

 

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bタグとは

bタグとは

まずは、<b>から見ていきましょう。

タグの使い方、SEO効果、使用上の注意を詳しく解説します。

 

bタグの使い方

<b>の使い方は、一般的なHTMLタグの通り、開始タグで始めて、終了タグで終わります。

 

bタグの使い方

<p>bタグを使うと、<b>囲った部分の文字</b>を太字にできます。</p>

bタグを使うと、囲った部分の文字を太字にできます。

 

これだけなので簡単ですね。

 

bタグは太字装飾のためのタグ

<b>は、テキストを太字に装飾するためのタグです。

そのため、テキストを太くする以外に、タグ自体に意味はありません。

人間は太字になった部分を認識し「ここが重要なのかな」と推測しますが、検索エンジンは太字になったからといって、そこに特別な意味を見出さないというのがポイントです。

 

bタグのSEO効果は…ありません

上記の通り、<b>はテキストを太く装飾するだけのタグなので、SEO効果はありません。

SEOには正しいHTMLタグの使用が大切ですが、<b>にSEO効果はないので特に気にせず、読者に向けて強調したいテキスト部分を囲めばOKです。

 

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strongタグとは

strongタグとは

続いて、<strong>です。

<b>と違い、<strong>は検索エンジンにも、そこが重要だということを示す効果があります。

正しく使わないとSEOペナルティにもつながる可能性があるので注意が必要です。

 

strongタグの使い方

<strong>の使い方も一般的なHTMLタグの通りです。

 

strongタグの使い方

<p>strongタグを使うと、<strong>囲った部分の文字</strong>を太字にできます。</p>

strongタグを使うと、囲った部分の文字を太字にできます。

 

こちらも、記述自体は難しくありませんね。

 

strongタグは意味も強調するためのタグ

<strong>で強調した部分は、そこが重要な意味を持つテキストであることを検索エンジンに伝えます。

見た目は太字になるので、読者である人間も重要箇所だと認識できるし、検索エンジンもそこが重要箇所だと認識可能になります。

 

strongタグのSEO効果は…わかりません

とはいえ、それがどれくらいSEOに効果があるのかは不明でして、<strong>を使うことで検索順位が上がったと言う人もいれば、<strong>は意味なしと言う人もいます。

ただし、検索エンジンに「周囲と比べて<strong>で囲った部分は重要です」というのを知らせるのは事実なので、多用は厳禁です。

 

昔は重要だった

大昔のSEOでは、<strong>が大きな意味を持っていたのは事実です。 そのため「狙いたいキーワードはとにかく<strong>で囲め!」と言われることもしばしばでした。

 

strongタグ多用厳禁の理由

たとえば、検索上位を狙っているキーワードばかりを<strong>で囲むと、ペナルティを受ける危険性もあります。

現在の検索エンジンは、ページ全体の文脈や内容から重要な部分を自動的に読み取れるくらいに進化しているので、そこまで不安視する必要はないかもしれませんが、リスクがある以上、使い過ぎには気をつけたほうがいいかもしれません。

僕の個人的意見としても、これには賛成です。

» 参照:<strong>タグの多用はSEO的に危険ですか?

 

Googleの見解は?

この件に関して、Googleの見解はどうなのかが気になる人も多いと思います。下記の動画でGoogleのスパム対策チームリーダーだったマット・カッツさんは次のように答えています。

 

Today’s question comes from Jean-Marc in Paris.
Jean-Marc wants to know,

~~
In terms of SEO, what is the difference between strong and the b tag for emphasis on certain words of text.

From the user perspective, both tags have the same effect, words are shown in bold. Which tag should we use, in which circumstances?
~~

OK, this sounded like a familiar topic. And I felt like I’d answered this one before. So I went and I searched, went through my mail. And I think we had answered it before. But it was in 2006. So I’m going to give you the state of the art answer as of 2006.

I don’t think the answer has changed in any way but let me just add that small caveat. Back then, whenever we checked, “strong” and “b” were treated the exact same in terms of ranking and scoring and how they’re indexed and all that sort of stuff. Likewise, there’s also the “em”, the em, and the “i”, stands for italics, and those were treated exactly the same. And you could use either one, and it wouldn’t make a difference in terms of Google ranking.

〜〜〜中略〜〜〜〜

So the short answer is, “don’t worry about it.” As far as I know, Google will treat the strong and the bold the same and the em and the italics the same. And so you don’t need to worry about it from that point of view. So whatever you want to do as far as deciding the semantics and whether you feel strongly about one way or the other, that’s totally fine. Because I don’t think that it will matter to Google.

 

日本語訳

今日の質問は、パリのジャン・マルクからです。

—–
SEOの観点から、テキストの特定の単語を強調するためのstrong タグと b タグの違いは何かを知りたいです。
ユーザーの観点からは、どちらのタグも同じ効果があり、単語は太字で表示されます。どのような状況で、どのタグを使用する必要がありますか?
—–

これはおなじみのトピックですね。以前にも同じ質問に答えた覚えがあるので、過去のメールを調べてみたところ2006年まで遡りました。なので、その時点での回答をもう一度お伝えします。

現在でも答えはまったく変わっていないと思いますが、ちょっとした注意点を付け加えておきます。当時、私たちがチェックしたときはいつでも、「strong」と「b」は、ランキングやスコアリング、インデックスの付け方などの点でまったく同じように扱われていました。「em」と「i」も同様で、どちらを使用してもGoogleのランキングには影響しません。

〜〜〜中略〜〜〜

ということで、答えは「心配なし」です。私の知る限り、Google はstrongタグとbタグを同格に、emタグとiタグを同格に扱います。そのため、その点においては心配する必要はありません。したがって、どちらを使おうともまったく問題ありません。 Google にとっては問題にならないと思うからです。

 

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まとめ:bタグで良いと思う

まとめ

ということでまとめです。

<strong> <b>のタグ論争は長い間繰り広げられていますが、個人的には<b>を使っておけば問題なんじゃないかなと思います。

というのも、今日のSEOでは<strong>がそれほど大きな意味を持つとも思えないし、かといって使い過ぎによるペナルティを受ける可能性も否定できないからです。

リスクあり低リターンの<strong>を使用するなら<b>でSEOリスクなしの道を選択しておいたほうが無難だと思うので、「SEOでペナルティを受けたらイヤだな…」という不安があるようなら、<b>タグを使っておきましょう。

 

テキストの強調タグには、文字を斜体(イタリック体)にする<em>というタグもあります。

<strong>とは意味が異なるので、そちらの使い方も合わせて覚えておくと良いと思います。

» 参考記事:【emタグとは】テキスト強調のHTMLタグを解説(iタグ・strongタグとの違い)

 

過去記事の<strong><b>に一括変換したい

すでにWordPressで記事をいくつも書いてしまっていて、「過去記事の<strong>を手作業で<b>に変えるのは大変です…」という人は、プラグインを使うと一括変換が可能です。こちらの記事から設定をどうぞ。

» 参考記事:Search Regexでコードもテキストも一括変換【置換プラグインの使い方】

 

おわり。