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【デザインが進まない?】手が詰まってしまった時の対処法とデザインのセオリー

【デザインが進まない?】手が詰まってしまった時の対処法とデザインのセオリー

デザインのアイデアが浮かばない…

ターゲットに響くデザインってどうやったら作れるんだろう…

デザイナーはどうやってポスターやチラシを作っているのかな?

あぁ。作業に詰まって、まったく捗らないよ…

 

本記事では、自分でポスターデザインをしている人のお悩みを解決します。

この記事で紹介するデザインのコツや心得を実践すれば、Photoshop、パワポ、その他オンラインツール、など、どんなツールを使っていても、デザインに悩むことはありません。

 

ポスターやチラシのデザインて意外と難しいですよね。

自分のためのデザインなら割と思い通りに作れても、クライアントからの依頼案件だと難しさは倍増します。

僕もデザインを始めたばかりの時は、作業に入る前の段階でよくフリーズしていました。

今回は当時の経験をもとに初心者でも、スムーズにデザインできるようになるコツをお伝えします。

アラサー男子 in L.A.

 

最初にお伝えしておくと、ポスターやチラシなどの広告に求められるものは「デザイン性・集客性・成約率」でして、どんなに見た目が綺麗なポスターを作っても、集客・ビジネスの成約に結びつかなければ意味はありません。

本記事では「デザイン性・集客性・成約率」を意識したデザインの作り方をイチから解説しますので、参考にしていただければ幸いです。

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デザインが進まない原因と解決策

デザインが進まない原因と解決策

デザインに詰まってしまっている主な原因は下記の通り。

 

原因①:自分オリジナルのデザインを作ろうとしている
原因②:デザインに含める「構成要素」を把握していない

 

ぶっちゃけ、デザインで手が止まってしまう主な理由は上記のふたつだけでして、これさえクリアになればデザインで悩むことはありません。

ひとつずつ詳しく解説します。

 

原因①:自分オリジナルのデザインを作ろうとしている

デザインで食べていきたい人の中には、下記のようなモチベーションで仕事をしている人が多いです。

 

NGなモチベーション

「すごいデザインアイデアで、世間をアッと驚かせたい」

「自分の色を出して、かっこいいポスターを作りたい!」

「このテイストがオレのデザインだッ!」

「このデザインで、賞をとってやる」

 

もちろん、デザインに携わる人であれば、これらのモチベーションや情熱は大切です。

僕にも「得意とするデザインテイスト」はあるので、できればそのフィールドで勝負したいという気持ちもあります。

とはいえ、これはデザイナーのエゴでしかないなので、クライアントのためにデザインする時には、きっぱり捨てましょう。

「デザイン = 自己表現の場」という理解は間違っていませんが、誰かのためにデザインするなら、その人が納得するデザインを作ることに集中し、自分のエゴは捨てた方がスムーズに進みます

「クライアントのニーズを満たすためには、このデザインでどのような表現をするべきか」だけを考えましょう。

 

原因②:デザインに含める「構成要素」を把握していない

こちらも意外と見落としがちなポイントです。

 

「デザイン = 見た目のキレイさ」ではありません。

「デザイン = 情報を伝える手段」です。

 

そのためには、どんな情報を、誰に、どのように表現すべきかをしっかりと把握しておくことが大切なので、デザインに入る前に下記のポイントをしっかり抑えておきましょう。

 

デザインをする前に抑えるべきポイント

シズる感のあるメインビジュアル

読み手を喚起させるキャッチコピー

読み手を行動させる情報

・企業情報 / 法律で記載を義務付けられている情報など

 

重要なのは太字の部分でして、これらが欠けてしまうと「それっぽいデザイン」にしかなりません。

「それっぽいデザイン」は一見するとキレイな見た目ですが、読み手の心を動かすまでには至らないので、このポイントは抑えておきましょう。

 

【実演】ポイントを意識したデザインの作り方

【実演】ポイントを意識したデザインの作り方

ここからは、上記のポイントを意識しつつ、実際にデザインを行っていきたいと思います。

どんなデザインをする場合も、下記の通りにデザインを進めればOKです。

 

デザインを作るときの必須フロー

STEP1;ターゲットの心理を考える・心理を2つの要素に分ける

STEP2:シズる感満載のメインビジュアルを選ぶ

STEP3:読み手を喚起させるキャッチコピーを考える

STEP4:読み手を行動させる情報を書き出す

STEP5:企業情報 / 法律で記載を義務付けられている情報を用意する

STEP6:デザインに落とし込む

 

このステップを踏めば、「デザイン性・集客性・成約率」の全てを満たす、効果的なポスターを作ることができます

 

本チュートリアルのデザイン条件

なお、今回は下記の条件でデザイン依頼が来たと想定してチュートリアルを実践していきます。

商品:スノーボード用品

目的:スノボショップでオンラインセールを始めたから、商品をたくさん売りたい

ターゲット:スノボ未経験の20〜30代男性。今年の冬はスノボに行きたいけど、まだ一歩踏み出せないような人

 

ざっくりとこんな感じです。さっそく作っていきましょう。

 

STEP1;ターゲットの心理を考える・心理を2つの要素に分ける

いきなりですが、このステップ1がデザインをするうえで最も重要なパートでして、ここで失敗するとその後の全てがコケます…。

超重要なので、しっかり読み込んでください。

 

ターゲットの心理を考える

まずはターゲットの心理を考えます。

今回のターゲットである「スノボ未経験の20〜30代男性。今年の冬はスノボに行きたいけど、まだ一歩踏み出せないような人」が、どんな思いを抱いているか、その心理を書き出してみました。

 

・スノボができたら気持ちいいだろうな

・スノボがうまいとモテそうだな

・スノボを趣味にしたいな

・スノボって道具とか揃えるのが高そう

・スノボ初心者におすすめのボードってどんなのだろう

・スノボって誰に教わればいいのかな

 

他にもたくさんありますが、だいたいこんな感じですかね。

なるべく多くのターゲット心理が書き出せるよう、気合を入れて絞り出しましょう。

ここでコケると、あとの作業全てで失敗するので。

 

心理を2つの要素に分ける

続いて、書き出したターゲット心理を下記のふたつに分けます。

 

①:ターゲットの自己欲求を満たす心理

②:ターゲットの意欲を妨げる心理

 

①:ターゲットの自己欲求を満たす心理

ターゲットの事故欲求を満たす心理とは、行動を起こすことでかなう「思い描いている理想の自分」のこと。

つまり、今回のケースで言えば「スノーボードを買うことでカッコよくなれる自分」です。

 

②:ターゲットの意欲を妨げる心理

一方で、ターゲットの意欲を妨げる心理とは、自己欲求を満たすための障壁になっているものを指します。

今回のケースでは「スノボって揃えるのが高そう」とか「誰に教わればいいかわからない」などです。

 

 

こんな感じで、先ほどのターゲット心理をふたつに分けてみます。

 

自己欲求:

・スノボができたら気持ちいいだろうな

・スノボがうまいとモテそうだな

・スノボを趣味にしたいな

 

意欲を妨げるもの:

・スノボって道具とか揃えるのが高そう

・スノボ初心者におすすめのボードってどんなのだろう

・スノボって誰に教わればいいのかな

 

きれいにふたつに分かれていますね。

繰り返しになりますが、このステップを怠ると「デザイン性・集客性・成約率」を最大限満たすことができないデザインになってしまうので、面倒でも徹底するようにしてください。

ぶっちゃけ、ここさえしっかりしていれば、あとの作業は簡単です。

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STEP2:シズる感満載のメインビジュアルを選ぶ

このステップではターゲットを引きつける写真を選びます。

「シズる = 消費者の感覚を刺激して食欲や購買意欲を喚起する」という意味でして、いい広告デザインには、例外なくシズる感のある写真が使われています。

 

シズル感のある写真を選ぶポイントは下記の通り。

 

・ターゲットの自己欲求を満たす

・写真自体にインパクトがある

 

このふたつのポイントさえ意識すれば、シズっている写真を選ぶことができます。

チラシやポスターをちゃんと読み込んでもらうためには、ファーストインパクトがとても大切なので、読者の目を惹く写真を選びましょう。

 

上記の点を意識して、今回はこちらの写真を選びました。

STEP2:シズる感満載のメインビジュアルを選ぶ

 

 

写真じゃなくてイラストでもいいの?

デザインの集客性を高めるためにビジュアルはとても重要な要素です。

たまにイラストを使った広告も見かけますが、イラストだとシズる感を出すのが難しいので、できれば写真を使うことをおすすめします。

どうしてもイラストを使いたい場合、イラスト単体だとシズる感の演出が難しいので、どうやったらインパクトが出せるかを考えなければなりません。

また、ビジュアルで伝えられるメッセージも半減してしまうので、商品自体がしっかり認知されていて、その広告を見た人が写真なしでもなんの広告かがわかるという条件が前提になります。

そのため、ビッグネームの商品やサービスを売り出す広告でない限り、イラストの使用は避けた方が無難です。

そういった商品広告は大手広告代理店が制作することがほとんどですので…

 

STEP3:読み手を喚起させるキャッチコピーを考える

キャッチコピーの作り方はたくさんありますが、本記事ではそのなかでも比較的初心者に優しい方法を紹介します。

 

響くキャッチコピーを作る時に意識するポイントは下記の点のみ。

 

ターゲットの心の声をそのまま書く

 

これにより、頭に入りやすいキャッチコピーを書くことができます。

 

一方的なメッセージはNG

よく目にするポスターやチラシのデザインでは、物やサービスの世界観を伝えるキャッチコピーが使われています。

たとえば「JR SKI SKi」の広告のように「答えは雪に聞け」「冬が胸にきた」「ぜんぶ雪のせいだ」など。

ググってもらえれば実際の広告を見ることができますが、このようなキャッチコピーで広告がデザインできるのは、有名俳優やモデルを写真に起用し、ブランド認知度も高い場合のみです。

ブランドのネームバリューがない場合、このような「伝え手 → ターゲット」の一方的な構図のキャッチコピーは響かないので、常にターゲット目線でキャッチコピーを考えるようにしましょう。

 

> 「JR SKISKI」の広告デザインはこんな感じです(※Google画像検索が開きます)

 

これらを踏まえて、今回のキャッチコピーを考えてみます。

 

ターゲット視点のキャッチコピー

・スノボ最高!

・スノボってアツいぜ!

 

「答えは雪に聞け」と比べたら、アート性は低い言葉ばかりですが、ブランド認知度が低い商品の場合は何よりもわかりやすいインパクトが重要なので、これくらいでOKです。

 

今回は「スノボってアツいぜ!」にしてみます。

理由は「ウィンタースポーツ = 冬・寒い」なのに「スノボはアツい。スノボをしている自分はアツい」という自己欲求を満たせそうだから。

ターゲット目線でありながら、すこしは遊び心を持たせることができたんじゃないかと思います。

 

ちなみに、アート性が高いコピーも考えてみました。

・ゲレンデが俺を見ている
・白銀の世界、滑り出す興奮

こういうコピーは基本NGなので使わないようにしましょう。

 

STEP4:読み手を行動させる情報を書き出す

読み手を行動させるためにはSTEP1で抽出した「意欲を妨げる要素」を排除してあげればOKです。

ターゲットが「自己欲求」を満たすために行動に移せないのは、そこに障壁があるからです。

今回の場合だと「スノボって道具とか揃えるのが高そう」が障壁の一つなので、これを解決してあげましょう。

つまり、ディスカウント情報を載せてあげれば、このお悩みは解決できますね。

 

効果が出ない広告には、この要素が不足していることが多いので、クライアントと事前にしっかり打ち合わせして、こういった情報を引き出しておくことが大切です。

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STEP5:企業情報 / 記載を義務付けられている情報を用意する

このステップはかんたんです。

必要な情報を準備して、デザインに掲載すればOK。

とはいえ、これがデザインの「信ぴょう性」につながったりもするので、必要な情報はしっかり記載してください。

読み手からすれば、知らない企業にお金は払いたくないはずなので、自分たちが何者かを伝えるためにもとても重要な要素です。

 

STEP6:デザインに落とし込む

全ての要素が揃ったら、いよいよデザインに落とし込みます。

デザインのコツは目立たせる要素を下記の順番にすること。

 

1. 写真
2. キャッチコピー
3. 行動させる情報
4. 企業情報など

 

上記の順番で各要素を目立つように配置していくことで、デザインの中にストーリー性を持たせることができるので、全体的にまとまり感がありつつ、必要な情報がしっかり伝わるデザインを作ることが可能です。

 

ということで、上記の流れを意識しつつ、今回はこのようなデザインを作ってみました。

STEP6:デザインに落とし込む

 

所要時間30分ほどでしたが、そのわりには必要な情報がしっかり伝わるデザインになったんじゃないかと思います。

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【まとめ】ポイントを抑えてスムーズなデザインを

本記事は以上です。

ポスターやチラシなどの広告デザインは、構成要素のポイントを意識すればわりと簡単に作れます。

あとは、どこまで細かいところにこだわるかが最終的なデザインクオリティに関わってくるので、本記事で解説したポイントを抑えつつ、細部にまでこだわったデザインをしてみてください。

それでは。