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バックアップってなんで重要なの?
テーマカスタマイズの時に、どれくらいバックアップ取ればいいの? これで本当に全部バックアップできてるのかな? |
WordPressのバックアップは重要なので、こんな疑問にお答えしつつ、初心者でも簡単にできるパターン別のバックアップ取得方法を解説します。
手動でバックアップを取得する方法からプラグインで簡単に済ませる方法まで、いくつかの方法を紹介するので、自分にあったバックアップ方法を見つけて、安心したWordPressライフを過ごしましょう!
「この記事を最後まで読めば、カスタマイズでデータが消えちゃった…」なんて時も安心してサイトを復旧することができますよ。
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WordPressのバックアップってなんで大事なの?【初心者向け基礎知識】
バックアップってなんで必要なんでしょう。という質問に対する回答が下記。
バックアップを取っておかないと、何かあった時にそれまで作り上げてきたサイトのデータが全部消えちゃいます。ということで、まずはWordPressのバックアップに関する基礎知識をまとめておきます。
バックアップを取るべきファイルはこれ
基本的に、WordPressのバックアップを取る際、保存すべきファイルは下記の4つのフォルダに格納されているものだけでOK。
■ uploads・・・アップロードしたメディア(画像・動画など)
■ pligins・・・インストールしているプラグイン
■ MySQL・・・データベース(記事・カテゴリー情報など)
この4つさえ、しっかりバックアップしていれば、サーバー内にある全てのデータを失ったとしても、ほぼ元通りにサイトを復元できます。
4つのフォルダはどこにあるの?
「themes」「uploads」「plugins」の3フォルダは全て「wp-contents」をいう大元のフォルダに保存されています。
フォルダが見つからないよ…というときは、まず、サーバー内にある「wp-contents」というフォルダを探してみてください。
「MySQL」は保存場所が少し違って、上記の3つを探すのとは異なる方法で探さないといけないのですが、サーバー管理画面には「phpMyAdmin」というところにログインできるリンクやボタンがあるはずなので、そちらからアクセスしてみてください。
バックアップを取るタイミング
続いてバックアップを取るタイミングを覚えておきましょう。基本的にそれぞれのファイルをバックアップするタイミングは下記の通り。
■ themes・・・カスタマイズを行う前に(マストです)
■ uploads・・・定期的に
■ plugins・・・定期的に
■ MySQL・・・定期的に
このほかにも、使用中のテーマアップデートがあった際やWordPressのバージョンアップデート時には、こまめにバックアップを取るクセをつけておいたほうがいいと思います。
「ふーん。でも難しいことはわからないなぁ。プラグインで簡単にできない?」
僕はFTPクライアントを使って自分で取っていますが、プラグインを利用しても簡単にバックアップを取ることができます。
プラグインによってサイトが重くなるのを気にしないという方は、これが一番カンタンなのでおすすめします。
サーバー会社が自動バックアップしてくれてるんですけど?
はい。その通りです。
基本的にサーバー(ホスティング)会社のほとんどが定期的にバックアップを取ってくれています。
なので、万が一WordPressのサイトが消えてしまったら、サーバー会社に連絡してバックアップを復元することができます。
しかし、いつのデータをバックアップしてくれているのか分かりませんし、もし物理的に自然災害などでサーバーが破壊されてしまったら…サーバー会社は何重にもバックアップしてくれているはずなので、たぶん大丈夫だと思いますが、個人でも対策しておくほうが安心ですよね。
さらに、サイトカスタマイズをする時などファイルを編集するときは、そのタイミングでバックアップを取っといたほうが断然セーフなので、自分で対策できるようにしておく必要があるかと。
WordPressをバックアップする方法【手動とプラグイン】
ここからは、実際にバックアップを取る方法を解説します。
1. BackWPupで定期的にバックアップ【プラグイン】
まずはプラグイン「BackWPup」を使ったやり方。バックアップ系のプラグインでは一番有名で、テーマや画像ファイル以外にもデータベースもバックアップしてくれるので楽ちんです。
一度設定しておけば、あとは自動で定期的にバックアップしてくれるので、バックアップし忘れの問題もなしd( ̄  ̄)
【BackWPup手順】インストールから設定まで
BackWPupのインストールから設定手順までを図解します。
1. BackWPupをインストールする
他のプラグイン同様、下記の通り「検索 > インストール」するだけ。
2. ジョブを追加
続いて、 BackWPupの設定画面からジョブを追加していきます。「新規ジョブを追加」から下記の3つをそれぞれ追加しましょう。
① ファイルバックアップ
② プラグインバックアップ
③ データベースバックアップ
3. 【一般】設定
【一般】タブの設定は下記の図の通り。
「このジョブは…」のセクションでは、ファイルバックアップなら上から2番目、プラグインバックアップなら上から4番目、データベースバックアップなら一番上を選択します。
4. 【スケジュール】設定
【スケジュール】タブでは、バックアップの取得頻度を設定します。頻度が多いと、それだけサーバーに負荷がかかるので「毎週」でいいんじゃないかと。
5. 【ファイル】タブ設定
ここまで完了したら、「設定を保存」をクリックして、ジョブを保存します。
これを、「① ファイルバックアップ」「② プラグインバックアップ」「③ データベースバックアップ」の3つ作ったらおしまいです。
上記の画像は「① ファイルバックアップ」の設定方法キャプチャですが、プラグインもデーてベースのバックアップも基本的に同じで、【ファイルタブ】に相当する【DBバックアップ】【プラグイン】の両タブでは初期設定で全ボックスにチェックが入っているはずなので、そのままでOKです。
6. 【一般】タブで保存先をDropboxにした場合
バックアップファイルの保存先をDropboxにする場合には、Dropboxアカウントとの連携が必要になります。コードを取得して、コピペするだけなので下記の図を参考に連携してみてください。
以上が、プラグイン「BackWPup」を使用したバックアップ取得設定の仕方です。
2. FTPクライアントバックアップを取る方法【手動】
続いて、手動でバックアップを取る方法を解説。これもFTPクライアントの使い方さえ覚えてしまえば超簡単なので、個人的にはプラグインよりもおすすめです。サイトが重くなる心配もないですしね。
僕はFileZillaを使っていますが、ほかにもいろいろあるのでお好きなソフトを使ってください。有名どころだとFFFTPとかWinSCPとかがあります。
FTPクライアントでバックアップを取る手順
FTPクライアントでバックアップを取るには、バックアップを取りたいファイルをサーバー側から探して、PC側にドラッグするだけ。ファイルをアップロードしたいときは、逆にローカル側からサーバー側にドラッグするだけで完了。
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【まとめ】バックアップはめんどくさいけど大切
というわけでまとめです。
バックアップはめんどくさいし、アップデートのたびにバックアップを取るのは意外と手間ですが、バックアップなしでファイルの書き換えとかしちゃうと万が一の時に取り返しがつかなくなります。
「面倒だなー」と感じる方は「BackWPup」で、「サイトを重くしたくないなー」という方は「FTPクライアントソフト」で定期的にバックアップしつつ、安心・安全なWordPressライフを過ごしましょう。
それでは。