ウェブ検索が生まれてから20年以上が経ち、今や何か知りたいことがあればとりあえずググるということが日常になっています。
現在では、世界中で毎日何十億ものクエリ(検索)が発生しています。
その中で、ユーザーの行動に合わせてサイトを上位検索させるSEOという概念が生まれましたが、それらはどれもサイト運営者側のテクニックで、検索者側の探しているものを正確に見つけるための最善な方法はあまり語られません。
今日は、そんな「情報を探している人」視点から、求めている情報に最短距離で近づくための「検索のコツ(サーチエンジンの上手な使い方)」を解説しようと思います。
なお、この記事では「検索エンジン=Google」として解説していますが、理論自体はYahoo!でもBingでも同じです。
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【検索上手になろう】サーチエンジンの正しい使い方
まずは広く。次第に狭く。
検索のはじめは、トピックに関してこう意義で一般的な用語を使って検索します。
そこで最も関連性の高い側面や単語を見つけたら、そのサブキーワードを使って検索精度を上げながら情報を絞り込むことができます。
例えば、スーパーで手に入るお菓子を全て調べてみたいと思ったとき、「日本で販売されているお菓子の種類」を検索すると、多くの検索結果を得ることができます。
これで求めている情報が手に入ることもありますが、検索結果の中には普通のスーパーには売っていないお菓子が含まれるかもしれません。
あなたが、「そんなお菓子の情報はいらないんだ。全国のSEIYUみたいなスーパーで手に入るお菓子の情報が知りたい」と思っているなら、「スーパーで買えるお菓子の種類」で検索を続けると、求めている情報に少し近づきます。
このように、広域かつ情報が多そうなところから検索を始め、そこから狭めていくことで、検索結果をナローダウンしていくことができます。
情報をひとつのページで得ようとしない
何かの情報を探すとき、検索トップに表示されたページだけを見て、それが答えの全てだと思っていませんか?
簡単な情報を探している場合はそれでもOKかもしれませんが、複雑なトピックを1回検索するだけでは、正しい答えを見つけるのに十分ではない場合がほとんどです。
これはウェブ検索に限らず、図書館にある文献で情報収集するケースなどでも同じですが、常に2つまたは3つの検索を実行すると、トピックに関してバランスが取れた情報を得ることができ、多くの視点と信頼できるソースが提供されます。
情報元の信頼性を意識する
Webで検索するとき、あなたが見ているサイトが本当に探している情報のベストな情報源であることを意識することも重要です。
何がベストなのかを見極めるには下記の点に注意してみるといいですよ。
・そのサイトの意味や意義は何か
・そのサイトの情報は、他の信頼できるソースと一致している部分があるか
また、そのウェブサイトがある程度の規模の場合、信頼性を確認する別の方法としては、オンラインフォーラムや掲示板でそのサイトについて他の人が何を言っているかを確認することことも有効な手段です。
答えになる単語を検索キーワードに含めてはいけない
これは、すでになんとなく答えの候補があるときにやりがちな検索方法のミスを防ぐ方法です。
疑っている答えを検索キーワードに含めると、検索結果がその答えのキーワードの方に引っ張られて表示されることがあります。
例えば、次にように検索した場合。
このように検索すると、検索結果が「クロマニョン人」に強く引っ張られてしまうことがあります。
代わりに、「人間の起源」だけで検索すると、「クロマニョン人」というキーワードに引っ張られず、さまざまな結果が表示されます。
そこから、信頼できるソースを見極めるためのテクニックを適用することで正しい答えを絞り込むことができます。
キーワードをミックスしてみる(パラレル検索の有効活用)
必要な情報に焦点を合わせるために、様々の検索フレーズを組み合わせたり言い回しを変えてみたりするのも効果的な情報収集のコツです。
ウェブ検索の際に入れるキーワードは検索エンジンにあなたが探しているモノが何かを伝えるために最も重要な要素です。
ウェブサイトを運営していて、多くのサイト訪問者を獲得したいと考えている人は、ネットユーザーが検索するであろうキーワードを推測しながら、記事を書いたりページを作ったりしています。
あなたが求めている情報に対して完璧な答えがあるページにどんな言葉が表示されるか、または他の誰かがそれをどのように書くか、逆の視点に立ってみればわかりやすいですよね。
そのため、関連するいくつかのキーワードを組み合わせたりすることで、あなたにとって最も有益な情報にたどり着きやすくなります。
これを行う際に便利な方法として「パラレル検索」というものがあります。
ブラウザのタブをいくつか開き、違うキーワードで検索のさまざまなバリエーションを試し、結果を並べて比較する方法です。
これでそれぞれを比較してみることで、複数ページの検索も同時に行うことができます。
キーワード検索に縛られない(画像、ビデオ、本などからも検索は可能です)
視覚的なコンテンツを検索する場合はウェブ検索だけでなく、その他の機能を使用すると便利です。
僕は仕事柄、デザインのインスピレーションを得るために画像検索することも多いのですが、イメージとしてはそんな感じです。
この場合、最終目的地はインスピレーションを得るための何かしらのデザインを見ることなので、Googleの画像検索機能から見た目で判断する方が近道ですよね。
これと同じで、美味しいカレーの作り方を、文字ではなく動画で確認したい場合は、ステップバイステップの説明コンテンツをビデオで検索することができます。
または、お気に入りの本の中で引用がどのページにあるのか思い出せない場合はGoogleブックスを利用し、書籍内の重要なフレーズや抜粋を検索できます。
このように、ウェブ情報検索の手段はキーワードが全てではありません。
求めている情報の着地点に最も近いプラットフォームから検索する方が有効な場合もあります。
ここから検索できる
そんな便利な検索方法はGoogleの検索ページ上部にあるメニューから試すことができます。
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まとめ
ということで、この記事では意外となかった「有効的なウェブ検索の仕方」を解説しました。
思っている答えがなかなか見つからなかったり、何が正しい情報なのかがわからないという場合には、これらのテクニックを使って情報の絞り込みをしてみるといいと思いますよ。