【MBA現役生が公開】ビジネス学術論文の書き方 in English

【MBA現役生が公開】ビジネス学術論文の書き方 in English

これまで、記事冒頭の自己紹介で度々お伝えしていることですが、現在僕はMBA学位取得のために、カリフォルニアにある某大学院に通っています。

今回は、現役MBA学生の僕が実際に書いたリサーチペーパー(論文)を紹介しながら、英語でビジネス学術論文を書くときに押さえるべきポイントとコツをお伝えします。

大学院によって授業内容や難易度に違いはあるものの、全米ランキング上位常連のスタンフォードやハーバードなどをはじめとして、どのビジネススクールでもMBAを取得するために学生が行う「ビジネスに関する議題について、リサーチし論文を書いてプレゼンする」という一連の流れに変わりはありません。

この記事では、僕が実際に書いた論文も公開するので、近いうちにアメリカへMBA留学を考えている方にはもちろん、将来的にぼんやりと留学してみたいと考えている人にも役立つ情報だと思いますので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

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読む力と量が“超”重要!

読む力と量

論文というと、文章を書くことをイメージする方が多いかと思いますが、基本的にMBAのクラスでは、過去のビジネスに関する事例(ケーススタディ)を自分で調べる時間の方が長いです。

ですので、当然ながら、自分の論文を書くための情報源となる膨大の量の論文(過去に誰かが書いたもの)を読まなければなりません。

もちろん英語です。

個人的には、自分の論文を書くことより、この過去の論文を読みまくるという方がツライです。

学術論文を書くための参照文献として認められる記事には規則があって、ネットで調べれば出てくる適当なニュースや情報はもちろん使えないので、結構な難易度の文章を鬼のように読むことになります。

まぁこの辺に関しては、言葉が違うだけで、日本の大学院で研究して論文を発表する方も同じ道を通らなければいけないと思うので、修士号(大学院卒)を取りたいのであればある程度覚悟は必要でしょう。

ここに関してはテクニックとかは無い(速読とかはあるかもしれないけど)ので、辞書を引きながらでも読むしかありません。

ぶっちゃけ、パワープレーです。

ゴリゴリ読む。

ただそれだけ。

そういう意味では、MBAの勉強内容はリサーチや調べごとが好きという方にとっては苦痛ではないかもしれません。

 

書くのはそんなに大変じゃない(と思う)

書くのはそんなに大変じゃないと思う

反対に、書く方の作業はそんなに大変じゃないと思います。
というのも、論文には構成があってそれ通りに書いていけば、ほぼほぼ問題ないからです。

その構成というのが、ざっくり分けるとこんな感じです。

 

1. Executive Summary
2. Introduction
3. Body
4. Conclusions
5. Bibliography

 

この全体構成に沿って書いていけば構成はOKです。

では、具体的に全体の流れを見ていきましょう。

 

1. Executive Summary

Executive Summary(エグゼクティブサマリー)とは文頭の目次みたいなもので、「この論文にはこれこれこういう内容が書かれていますよ〜」というのを伝えるための部分です。

ここは論文内容を伝える部分なので、大したテクニックは必要ありません。

自分の論文内容を、順を追って説明していけばいいだけです。ちなみに、僕はこの部分を最後に書きます。

理由は簡単で、全体を書き終えてから単に流れを書いていけばいいので、その方がラクだからです。

 

2. Introduction

Executive Summaryで論文内容を伝えたら、メインコンテンツになるBodyにつなげるためのIntroductionに入っていきます。

Introduction(イントロダクション)はその名の通り“導入”なので、論文のメイントピックにつながるようにスムーズに入れるとベストです。

僕がよく使う文頭の書き出しは…

 

“There are many reasons that the topic of __自分の論文テーマ___ has relevance in modern-day business and contemporary society, because….”

 

みたいな感じで、日本語に訳すとこうなります。

 

(自分の論文テーマ)は現代のビジネスや社会と大きく関係しているのにはいくつかの理由がある。なぜなら…

 

この「なぜなら」の後に、自分のリサーチ内容を説明していく流れだとスムーズに議題に入っていくことができますね。

 

3. Body

Body(ボディー)は論文のメインパートです。ここでは自分がリサーチした内容とそれに対する自分の意見を、事実、データ、時代背景、現代ビジネスの仕組み、今後の予測などの情報を織り交ぜながら、客観的に論じていきます。

このBodyに関しては、論文トピックによってその書き方は様々なので、特にお伝えできることはありません。

論文であることを忘れずに、事実を客観的に分析して自分の意見を述べていきましょう。

 

4. Conclusions

Conclusions(コンクルージョンズ)はまとめですね。3. Bodyで述べた内容を要約して、自分の意見やリサーチ内容を再度書きましょう。

ここも、1. Executive Summaryと同じで、全体の流れを繰り返せばいいだけなので、そんなに難しいパートでは無いと思います。

 

論文構成は日本と変わらない

論文構成は日本と変わらない

こうやってみると、論文の構成は日本語で書くものと変わらないですよね。

 

それが結論です。

 

と言ってしまうと、ここまで読んでくれた方も「え?マジすか?論文公開するとか言って詐欺じゃん」となりかねないので、ちゃんと公開します。

 

僕の書いた論文公開

この論文で求められているのは、

過去のビジネス関連論文を読み、そのリサーチが事実を正確に伝えているか、本当にその見解が正しいかを検証するために、同じ議題を自らもリサーチし、カウンター(反論)する

という力。

 

そこで、僕が題材に選んだのは、

マクドナルドとオリンピックのツイッター広告戦略に関する研究結果(日本語訳:僕)

 

文中で著者は、

2010年のロンドンオリンピックにおいて、マクドナルドは公式スポンサーとしてTwitterを用いた観客参加型のコンテンツを提供することで、自社ブランドイメージ向上に成功した

と結論づけていました。

 

それに対して、僕は実際にマクドナルドはロンドン五輪でブランドイメージ戦略に成功したのかをリサーチ、検証し、論じました。

 

20ページ以上と全公開にはボリュームがありすぎるので、冒頭を紹介します。

 

タイトル

A case study of user generated content on the collaboration of McDonalds and Olympic games on Twitter

(英題まま)

A case study of user generated content on the collaboration of McDonalds and Olympic games on Twitter 1

A case study of user generated content on the collaboration of McDonalds and Olympic games on Twitter 2

 

こんな感じの内容が20ページにわたり書かれています。

まぁ、長々と書くのもアレなので、僕なりに色々リサーチしてデータを見た結果、

別にロンドンオリンピックのユーザー参加型コンテンツの成功だけで、マクドナルドのブランドイメージが向上したとは言えないよね

という見解に至りました。

なぜなら、ブランドイメージ戦略において、ロンドン五輪当時のマクドナルドの指針はメニュー変革に重きを置いていたというデータがあったからです。

 

「この論文を全部読みたいよ」という方はTwitterのDMか、お問い合わせいただければ、(大学名、名前とか一部加工して)お渡しするので、ご連絡ください。

あと、この論文は学術論文データベースにも上がっているはずなので、他の参考文献も探しつつ見てみたいという方はググってみるのもいいと思います。

(※というわけで、僕の論文をそのままコピーして提出したりすると、すぐにバレて退学とかになりかねないので、ズルイこと考えるのはやめましょう)

 

フォーマットにも気をつけよう

フォーマットにも気をつけよう

最後になりますが、基本的にアメリカで学術論文を書くときはAPAフォーマットで書く(他のフォーマットもあるけど、MBAではあまり使わないと思う)ことが求められます。

APAフォーマットの設定は、一般的なワードソフト(マイクロソフトワード)であれば可能なので、今後英語で学術論文を書くという方はテンプレートを作っておくといいかもしれませんね。

APAによる論文の書き方は、改めて記事にしようと思います。

 

ということで、今日はこれまで。

MBA取得を目指すなら、頑張って論文をゴリゴリ書いていきましょうね。

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