SEOへの影響は?
こういった疑問を解決する記事です。
結論から言って、メタディスクリプションはブログに必要なし。記事ひとつひとつにメタディスクリプションを書く必要はないし、SEOへの直接的影響もありません。
メタディスクリプション「要・不要」論争は尽きない
「メタディスクリプションは絶対に書いたほうがいい」という人がいれば、「メタディスクリプションは気にしなくていい」という人もいます。ブログSEO界隈では、割と前からこのメタディスクリプション要・不要論争は繰り返されてきました。
ちなみに、、、僕は「書かなくても良いんじゃね?」派です。
とはいえ、これはあくまでも“ブログに関しては”が前提で、なかにはメタディスクリプションを設置したほうが良いページもあるので、そのあたりにも言及しつつ本記事で詳しく解説します。
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本記事のもくじ
メタディスクリプションとは(ブログ基礎知識)
まずはメタディスクリプションとは何かを解説します。
ブログの基礎知識でもあるので、初心者は知っておくべき知識です。中級者以上の人もおさらいだと思ってどうぞ。
メタディスクリプションとは
- メタタグの一種
- ページの内容を簡易的に説明するために書く
- 検索結果にスニペットとして表示される(ことがある)
メタディスクリプションとは、ページの内容を簡潔に説明するためのメタタグの一種。
検索結果でページタイトル下にスニペット表示されることもあるので、ひとむかし前のSEOだとメタディスクリプションの質が高いとクリック率が上がると言われていました。
しかし、2022年現在、「良質なメタディスクリプション = クリック率向上」という論説は少々無理がある話になってきました、、、。というのも、メタディスクリプションがスニペットに表示されるかどうかはGoogle次第になってしまったからです。(詳細は記事後半で後述)
メタディスクリプションの書き方
メタディスクリプションは次のように書きます。
<meta name="description" content="メタディスクリプションの内容をここに書く">
上記のメタタグを<head>
内に置くだけ。簡単ですね。
上手なメタディスクリプションのコツは下記にまとめました。
メタディスクリプションのコツ
- 100文字前後に収める
理由:スニペットには全角100文字くらいしか表示されないから - 特に前半50文字が大事
理由:スマホでは70~80文字くらいしか表示されないから - キーワードを含める
理由:該当キーワードは太字表示される場合があるから - 記事内容のコピペはNG
理由:メタディスクリプションは記事の要約であるべきだから
WordPressでメタディスクリプションを書く方法
WordPressブログでメタディスクリプションを書くなら、All in One SEOなどのSEO系プラグインを使いましょう。
All in One SEO – ベスト WordPress SEO プラグイン – 簡単に SEO ランキングを向上させトラフィックを増加させます
注意:SEO系プラグインは重い…
SEO系プラグインは重いことが多いので、ページ速度を落としたくない人はブログ向けテーマ購入をご検討ください。
ブログ専用テーマならプラグインなしでもメタディスクリプションが書けるので、わざわざサイトを重くしてまでメタディスクリプションを書く必要がありません。
- 国内最高峰の SEO 最適化 WP テーマ 【ザ・トール】(16,280円)
- 2万人を超えるユーザーが選んだSEOテンプレート【賢威】(27,280円)
- 当ブログで使用中|ミニマルフラットデザイン【SANGO】(11,000円)
- アフィリエイトに特化したWPテーマ 【ACTION(AFFINGER6)】(14,800円)
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メタディスクリプションの注意点
メタディスクリプションの注意点は下記のとおり。
- スニペット表示されるかどうかはGoogle次第
- 設置、変更後、反映されるまでに時間がかかる
メタディスクリプションを書いたからといって、必ずスニペット表示されるわけではありません。
Googleはユーザーの検索意図に沿った結果を返す仕様になっているので、場合によって記事の一部(強調スニペット)が表示されることがあります。
関連記事:検索意図の理解はSEOに重要です
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メタディスクリプションがブログに必要ない理由
メタディスクリプションの重要性は年々低くなってきており、現在はほとんどブログに必要ないと言っても過言ではありません。
その理由を深掘りしつつ、最低限メタディスクリプションが必要なページについて解説していきます。
メタディスクリプションはブログに不要【4つの理由】
- SEOへの直接的影響がないから
- スニペット表示されるか否かはGoogle次第だから
- 読者に読まれる可能性も低くなったから
- 代わりにリード文がスニペットに表示されるから
深堀りするので下記をどうぞ。
1. SEOへの直接的な影響がない
メタディスクリプションはSEOに直接的な影響を与えない要素です。
Googleの公式ページ(Google検索セントラル)にも明記されているので間違いありません。
it’s worth noting that while accurate meta descriptions can improve clickthrough, they won’t affect your ranking within search results.
参照:Improve snippets with a meta description makeover
日本語訳:正確なメタディスクリプションはクリック率を向上させますが、検索結果ランキングには影響しないことに留意する必要があります。
本当にSEOに影響しなかった【実際の検証結果】
上記は、メタディスクリプションに変更を加えたある記事のデータ推移です。
メタディスクリプションを最適化しつつ、3か月ほど経過を見てみましたが、掲載順位もPVも横ばいでSEOに影響を与えることはありませんでした。
ジョン・ミューラー氏の見解も同じ
SEOマスターであるGoogleのジョン・ミューラー氏も下記動画内で次のように言及しています。
Descriptions and structured data are not used for rankings, but may affect how a page appears in search results and how users respond to it.
日本語訳:メタディスクリプションと構造化データはランキングには使用されませんが、検索結果でのページの表示やユーザーの反応には影響を与える可能性があります。
“正確なメタディスクリプションはクリック率を向上させる”、“ユーザーの反応には影響を与える可能性がある”とも言っているので、「それなら、やっぱり、メタディスクリプションは必要じゃん!」と思うかもです。
しかし、この点については、ほぼ無視していいレベルだと僕は考えているので、引き続き詳しく解説します。
2. スニペット表示されるか否かはGoogle次第
メタディスクリプションを書いても、検索結果のスニペットに表示されるかどうかはGoogle次第。代わりにブログ記事の中から一部を抜粋した強調スニペットが表示されます。
驚くべきことに、今や強調スニペットの表示優先度はメタディスクリプションよりも高く、今後も強調スニペットは増え続けることが確実視されています。
3. 読者に読まれる可能性も低くなった
「検索意図とは?調べ方とSEO活用方法を初心者向けに解説」で詳しく解説していますが、Googleの検索結果画面は年々進化を続けています。
今やGoogleの検索結果画面は、リッチリザルト、動画、Q&Aや商品リンクなど、ユーザーが求めている情報に即座にアクセスできるような改善が繰り返されているため、そもそもスニペットを読む必要すら要らなくなっているのが現状。
ページタイトル下に小さく書かれたスニペットより、画像や地図に注目してしまうのは人間の動物的本能なので、抗うことはできません、、、。
直感的にパッと目につきやすい画像の横に、100文字にも満たない小文字でメタディスクリプションが書かれていても、じっくり読まれる機会が少ないのは当然と言えば当然かもですね。
4. 代わりにリード文がスニペットに表示される
- メタディスクリプションを書かない
- 強調スニペットに引っかからない
こういった場合には、リード文がスニペットに表示されます。
リード文とは、記事の冒頭で読者を引き付けるための文章のこと。「~について解説します」とかで書き始めている場合は、その部分がそのままスニペットに引用されるので、リード文をしっかり書いている場合はメタディスクリプションの必要性は低いと言えます。
メタディスクリプションを書いたほうが良いページ
ブログにおいて、メタディスクリプションの有り無しはSEOにほぼ影響しないというお話をしてきましたが、特定のページではメタディスクリプションを設置したほうがいい場合もあります。
結論から言いますね。下記をご覧ください。
- タイトルでコンテンツ内容を説明できないページ
- リード文がないページ
- アダルト・エロ系
タイトルでコンテンツ内容を説明できないページ
ブログの場合、記事タイトルはSEOに直結する重要要素なので、タイトルで記事内容が説明できない状況は無いはずです。
しかし、トップページやアーカイブページ、特設ランディングページなどは、メタディスクリプションがないとページ内容が不明確で検索結果にうまく表示されない場合があります。
僕はトップページにメタディスクリプションを設置してます
当ブログのタイトルは「『アラサー男子がアメリカで生き抜けるか。』を検証するブログ」でして、これだけだと、どんなブログなのかがイマイチ伝わりづらいです。
そこでメタディスクリプションを書いて、ブログの内容をわかりやすく補足している感じですね。
リード文がないページ
記事を文章以外で書き始める必要がある場合、例えば次のような場合はメタディスクリプションを設置しましょう。
- 箇条書き(<ul> <ol>)で書き始めている
- 画像や動画を最初に表示している
このようなページでは、スニペットにHTMLがそのまま表示されてしまう場合があるので、SEOに激しくマイナスです、、、。
しっかりメタディスクリプションを書いて、検索結果のスニペットが崩れないようにしましょう。
アダルト・エロ系
アダルト系、エロ系のキーワードが含まれていると、リッチリザルトは機能しません。
つまり、どのサイトでもほぼ横並びの状態で勝負することができるので、メタディスクリプションで他サイトと差別化を図りつつ、読者獲得を狙うことができます。
ちなみに、細部までこだわったSEO対策をしているアダルト系サイトは多くないので、メタディスクリプション以外にもしっかりSEO対策しておくと検索上位も獲得しやすいかもです。
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まとめ:ブログでメタディスクリプションの必要性は低い
本記事は以上です。
繰り返しですが、ブログにおけるメタディスクリプションの必要性は低いです。理由は下記の通り。
- SEOへの直接的影響がない
- スニペット表示はGoogle次第
- 読者に読まれる可能性も低くい
- リード文が代わりに表示される
上記の理由により、「メタディスクリプションを書くのがめんどいなー…」と感じるなら省略しちゃうのも有りです。
メタディスクリプションを書くのも決して楽な作業ではないので、コスパを考えつつ、適当にサボりながら対応していくのが良いと思います。
おわり。