でも机に向かって勉強とかダルない?
映画とかドラマ見てるだけでなんとかなんないっスカ?
この記事では、こんな感じの欲張り屋さんに向けた英語学習法をお伝えします。
僕も英語学習初期に実践した方法なので「成功例は?」と聞かれれれば、ココにあるのでご安心を。この記事を読めば、映画やドラマを使った英語学習のコツが習得できますよ。
この学習方法を実践したからといって誰でも英語が上達するわけではありません。最低でも中学3年生レベル程度の英語力は必要です。
「関係代名詞が〜」とか「前置詞が〜」とかは説明できなくてもOKですが、これくらいは必要だと思うレベルの英文例を下記したので、この英文の意味がわかれば記事を読み進めてみてください。
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We have been studying for four hours. Mike says he is tired and so am I. So I want to ask John to take a break, but he is listening to an iPod.
(※日本語訳は記事の最後)
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【活きた英会話が学べる】映画&ドラマの活用術
映画やドラマを最大限活用して英語を勉強するにはコツが必要です。
僕はひとつの映画を最低でも3回観て英語を勉強しましたので、その方法を公開します。
最初にまず最初にお伝えしておくと、映画やドラマに出てくる英語を聞き取れないのは普通です。
そもそも映像内の音声というだけでヒアリングの難易度は高くなっているので聞き取れなくても心配ありません。
日本語の映画でも静かめのストーリーだと時々聞き取れないことありませんか?
ネイティブじゃない英語ならなおさらなので、あまり気にせず映画を楽しむという点は忘れずに勉強しましょう。
アラサー男子 in L.A.
映画&ドラマで英語を勉強する方法|3ステップでマスター
映画または海外ドラマで英語を勉強するには下記の3ステップでOKです。
STEP①:英語字幕で最初から最後まで観る
STEP②:英語字幕で2回目を観る(鑑賞方法のコツあり)
STEP③:字幕をつけず3回目を観る
なお、この手の英語勉強法を解説する人のなかには「最初は字幕なしで観て、2回目に字幕をつけて復習しろ」とかいう意見もありますが僕は反対です。
理由は「いきなり字幕なしで観ても、ワケわからん状態でつまらないから」「字幕なしで見て、2回目に字幕をつけても復習にならないから」です。
アラサー男子 in L.A.
そもそも映画は楽しむものです。
いきなり理解不能な外国語の音声だけで観るとか地獄なので、(英語の)字幕ありからスタートして良いと考えています。
「英語字幕はキツい、最初はどうしても日本語字幕で観たい」という方はステップ1の前に一度日本語字幕で映画を堪能してもOK。
自分が映画を楽しめるところからスタートしましょう。(※ただし、吹き替えは英語の勉強にならないのでNGです)
(STEP⓪: 【英語音声;日本語字幕】で観る)
最初はどうしても日本語字幕で観たいという方向けのステップ0です。
日本語字幕で観たからといって、勉強にマイナスなことはひとつもありません。
STEP①: 【英語音声:英語字幕】で観る|ストーリーを理解する
ステップ1では英語の音声と英語字幕で観ます。
(※この時点でストーリーの半分も理解できなければステップ0からスタートしましょう)
ステップ1では特に固く構えず、普通に映画を楽しんでください。
・まずは普通に映画を楽しむ。
・ストーリーの半分が理解できればステップ2に。できなければステップ0へ。
STEP②: 【英語音声:英語字幕】で観る 2回目|フレーズを聞き取る
1回目の鑑賞で一通り最後まで観終えたら、同じ条件(英語音声:英語字幕)で2回目を観ます。
この時にはすでにストーリーを理解しているので、ひとつひとつのセリフに注目して観てください。
聞き取れるフレーズはできる限りメモを取りながら最後まで観ます。
そのときのポイントは「聞き取るのは単語ではなくフレーズ」であること。
日本語で単語を並べただけでは会話が成立しないのと同じで、英語も単語を並べただけでは喋れるようになりません。
旅行での意思疎通ができるようになりたいくらいなら単語を並べるだけでOKですが、映画やドラマで英語を勉強したい方の目標はもっと先にあるはずなので、しっかりとフレーズで聞き取る練習をします。
・セリフに注目して観る。
・単語ではなく、フレーズで聞き取れるかチェック。
・聞き取れたフレーズはメモする。
・役者を気取って、映画の途中で同じセリフを喋っちゃたりしてもOK。
STEP③: 【英語音声:字幕なし】で観る|セリフを繰り返して発音する
最後は字幕をつけない状態で鑑賞します。
2回目に残したフレーズのメモを片手に、字幕なしでも同じフレーズが聞き取れるか、新たに聞き取れるフレーズはないかとチェックしつつ、それと同時に聞き取れたフレーズのシーンで一時停止しながら同じセリフを発音してみながら鑑賞します。
これを「Mimicking|ミミッキング(マネすること)」と言います。
僕も一時停止、巻き戻しを繰り返しながら、俳優が言った直後に自分でも同じセリフを口に出して練習していました。
・字幕なしでも同じフレーズが聞き取れるかチェック。
・メモを片手に、聞き取れたシーンは「一時停止 & 自分で発音」を繰り返しながら観る。
・新しく聞き取れたフレーズも「メモ・一時停止・自分で発音」の作業を行う。
最も重要なのは「セリフを繰り返す」こと
この3ステップは全て大切なのですが、その中でも特に重要なのがステップ3の「セリフを自分で繰り返して発音する」でして、聞き取れることと喋れることは別なので、必ず口に出してセリフを言ってみましょう。
実際にセリフを口に出すことで、自分で同じように発音しようとすると喋れないフレーズを見つけることができます。
うまく言えないフレーゾを見つけたときは、スムーズに言えるようになるまで繰り返し反復練習です。
その際、できる限り役者になりきって映画と同じシーンを自分が演じるつもりで発音するとさらに効果的ですよ。
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【英語学習】映画&ドラマを選ぶときのコツ
つづいて、勉強のための映画とドラマの選び方についてです。
実は英語学習をするうえで、どんな映画やドラマを選ぶかがかなり重要でして、映画選びを間違えると学習効果も落ちる可能性があります。
英語学習に最適な映画の選び方コツは下記の5つ。
■ 日常を舞台にした映画を選ぶ
■ なるべく新しい映画を選ぶ
■ アメリカ映画を選ぶ(イギリス英語を学びたいなら逆)
■ 同性・同年代の俳優が出ているものを選ぶ
■ 英語学習に向かない映画ジャンルを知る
これらのコツを詳しく解説します。
大好きな映画・何度見ても飽きない映画を選ぶ
この勉強法では最低でも3回は同じ映画を繰り返し観なければなりません。
「この映画は何度見ても飽きないな」と感じるものを選ぶようにしましょう。
じゃないと同じストーリーを3回は結構キツイです。
よく、英語学習に子供向け映画やテレビ番組をすすめる人がいますが、大人が子供向け番組を3回も繰り返して観るのはキツいのでやめたほうがいいです。(※あと、子供向け映画にはひとつ大きな欠点があります。※後述します)
日常を舞台にした映画を選ぶ
映画やドラマの舞台設定は様々です。
西部劇から医療ドラマ、恋愛ストーリー、壮絶アクションなどなど…多種にわたるジャンルがありますが、英語を勉強するのであれば日常を舞台にしたものを選ぶのをおすすめします。
西部劇でウエスタンのカウボーイたちがしゃべる言葉は現代では使いませんからね。
日本の時代劇に出てくる「拙者」「なにやつ!」「ござる」「候う」とかのお侍言葉を今の日本で使わないのと一緒です。
なるべく新しい映画を選ぶ
僕たちの生活は日々進化しています。
10年前と今日では持っているスマホも違うし、使っているアプリも違います。
映画やドラマでも日常を舞台にしたものにはケータイやパソコンが出てきたり、SNSの話題になったりします。
それによって新しい言葉も生まれたりしているので、できれば時代に沿った映画を選ぶといいと思います。
例えば、日本語で「ググる」と言うように、英語でも「Google」が動詞として使われます。
John
(わかんないな。ググらせて。)
みたいな感じ。
John
(インターネットで検索させて。)
という言い方でも通じますが、一般的には「Google it」の方が幅広く使われています。
「ググる」という言い方が出てくる以前の映画を見ても、このフレーズを発見することはできませんよね。
アメリカ映画を選ぶ(イギリス英語を学びたいなら逆)
アメリカ英語を学びたいならアメリカ映画を、逆にイギリス英語を学びたいならイギリス映画を選ぶようにしましょう。
アメリカ英語とイギリス英語は結構違います。
モノの呼び方も違うし、発音も違うので、できるだけ自分が学習したい英語と同じ国の映画やドラマを見ることをオススメします。
フライドポテトは「French Fries」です。
(※なお、フライドポテトは和製英語なので通じません。)
同性・同年代の俳優が出ているものを選ぶ
つづいての映画選びのコツは、できるだけ同性で同年代の俳優が出ていている作品を選ぶことです。
例えば、40代男性が、女子大生が主人公でキャンパス恋愛ライフを描いた映画を見ても、実際の生活でその映画で出てくる英語を使う機会は少ないはずです。
僕の場合は好きな俳優がいたので、その人主演の映画を見まくりました。
英語学習に向かない映画のジャンルを知る
ストーリーがいくら面白くても、英語学習にはあまりオススメできないジャンルもあります。
できる限り避けた方がいいジャンルを下記しますので、理由とともにご参照ください。
アクション系
アクションが好きな方は多いと思います。
物語も比較的わかりやすい内容なので、英語がわからなくても意味が理解できることも多いのが特徴。
しかし、アクション映画は他のジャンルに比べるとセリフが少ない傾向がありますし、10分間爆発シーンが続いてセリフがほとんどないとかもったいないですよね。
あと「こいつを爆発させろ!!」「あいつを撃てっ!!」「あと5分でバスが吹っ飛ぶぞ!!」とか、あなたがダイハードでワイルドな仕事をしていない限り、日常では永遠に使いません。
法廷・医療系
このあたりは専門用語ばかりで構成されているので避けた方が良いです。
一般人に超専門的な医療用語は必要ありませんし、映画そのものの難易度も高いので学習初期の段階ではオススメしないジャンルです。
僕も今でこそ医療系の映画を見ても内容を理解できますが、英語勉強したての頃は同じ映画を何度観ても全くわけわからん状態でした。
(余談ですが、日本の映画で外科医が手術シーンで最もよく使う単語第一位「メス!」は、英語だと「Medical Scalpel」です。でも、手術シーンで「Hey Medical Scalpel!」というフレーズは聞いたことがありません。)
時代劇(西部劇)
時代劇(西部劇)に関してが、先ほど少しだけ触れました。
時代劇で使われる英語と現代のアメリカで話されている英語はかなり違うので避けた方が吉です。
英語学習の最終目標が「テキサスで馬に乗って荒野を駆け回りたい」だったら西部劇を観まくってもOKですが、そうじゃない方は時代劇(西部劇)で勉強するのはオススメしません。
子供向け作品
よく子供向け番組やアニメから英語学習をすすめる人がいますが僕はかなり反対です。
理由は簡単で「身に付く英語がキッズ英語になってしまうから」でして、大人が「〜でちゅ」と言ってたらおかしいのでやめましょう。
アラサー男子 in L.A.
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【まとめ】活きた英語は家で学べる
今回は「英語学習におすすめな活きた英会話が学べる映画&ドラマの活用術」をご紹介しました。
英語の勉強は、日本で、自宅で、一人で、行うことができます。
海外映画やドラマを上手に使って、生きた英語力をぐんぐん伸ばしましょう。
おわり。
We have been studying for four hours. Mike says he is tired and so am I. So I want to ask John to take a break, but he is listening to an iPod.
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僕たちは4時間勉強し続けている。
マイクは疲れたって言うし、僕もそうだ。
だから僕は、ジョンに休憩しようって聞きたいけど、彼はiPodを聞いている。