バナーとかリンクのクリック率がなかなか上がらないな
デザインのコツとかってあるのかな CTRを上げるためのボタンってどんなのなんだろう |
今回はWEBマーケ歴6年以上の僕の経験をもとに、実際に効果が出たバナーのデザインやコピー、ページ読者がクリックしたくなる(CTRを上げる)ボタンをデザインするコツを紹介します。
ブログ内にバナーを設置しているのにクリック率が上がらないという方や、ランディングページから本サイトへ読者を遷移させたい方など、バナーデザインを必要としている方の参考になれば幸いです。
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読者がクリックしたくなるバナーの要素とは
読者が「クリックしたい」と思えるバナーには必要不可欠な要素があります。
過去、多くのWEBマーケティング会社が行っている市場調査全てで共通している「バナーをクリックしたいと思わせる要素」は「お得な情報」。
読者に「このバナーをクリックすれば、探しているお得な情報を得られるかもしれない」と思わせることが、バナーデザインで最も重要な要素と言えますね。
そう思わせるためには下記3つの方向からアプローチしていくことが有効です。
【期間限定】・・・時間的メリット
【〇〇で話題】・・社会的信頼
「どこよりも安いよ!」「今だけだよ!」「楽天で一番売れてるよ!」。こんな感じで、3つのうちどれか一つの方向からアプローチすることで読者が反応しやすいバナーをデザインすることができます。
読者が反応するキーワード
実際に3つのアプローチで、それぞれ盛り込むべきキーワードは下記の通り。
安さを売りにするときに有効なキーワード
・%OFF
・クーポン
・キャンペーン
・セール
世の中は「安いモノ」に敏感です。具体的にいくらお得なのかを提示することでクリック率を高めることができます。
時間的メリットを提示するときに有効なキーワード
・今だけ
・残りわずか
・先着〇〇名様
・新商品
時間的なメリットを提示する際には、「期間限定」や「今だけ」と言ったポジティブキーワード以外にも、「残りわずか」「先着〇〇名」など、読者を焦らせるフレーズを使うこともときには有効です。
社会的信頼を得るためのキーワード
・ロングセラー
・累計販売〇〇個突破
・完売続出
・〇〇で売り上げ一位獲得
社会的な信頼を得るためには、わかりやすく実績を証明してあげると有効的。
「こんなに売れてるなら信頼できそうだな」読者にそう思わせることでアピールしていく方法です。
怪しそうに見えるデザインはNG
バナーという限られたスペースでは「お得感」「信頼感」を表現することが最も大切な反面、「怪しい・疑わしい」と思われれてしまうバナーは読み飛ばされてしまうので、それらの要素は徹底的に排除することを心がけすことが大切です。
読み飛ばされてしまうバナーとは
読者に不信感を与え、「読み飛ばされてしまうバナー」は下記の通り。
・文字が多すぎて読めない
・画像が魅力的じゃない
・押し売り感が出過ぎている
・パッと見、何の広告かわからない
バナーのクリック率を上げるにはコンマ数秒の印象が大切なので、これらの要素は徹底的に排除しつつ、「安心・信頼感」があり、「お得」な情報を提供することを心がけましょう。
信頼されるデザインを作るポイント5つ
読者にメリットを提示しつつ、読み飛ばされないバナーを作るための5つのポイントをご紹介します。
(※バナーは本記事用にデザインしたもので特定の商品やサービス、ブランドとは関係ありません。)
1. 【色の魔法】カラー心理効果を利用する
青や緑は読み手を「信頼」させ「安心」させる効果があるので、誠実さや信頼性を表現するには最適。
また、赤などの暖色系はポイントとして、最も目立たせたいところに利用すると効果的です。 このように、各色には異なる心理的訴求効果があるので、目的に合わせてチョイスをするとコピー以外でも読者の印象に効果を与えられます。 ただし、色を組み合わせすぎると、バナーそのものが見づらくなってしまい、訴求効果も薄まってしまうので、バランスをみながら最適な色をチョイスしてみてください。 |
2.【カクテルパーティー効果】ピンポイント情報で読者の目を引く
「カクテルパーティー効果」とは、人混みでザワザワしているなかでも、自分に必要な事柄だけを選択して聞き取ったり、見たりする脳の働きのことです。
ターゲットを明確にし、興味を引く要素を徹底的に絞り込み、「これは私に向けた広告だ!」というのをわかりやすく認識させることで、読者からの信頼獲得につながります。 ピンポイントで「こんな人にクリックしてもらいたい!」というテーマがある場合は、非常に効果的なデザインです。 |
3. 【実績と証明】社会的信頼を提示する
人は本能的に大勢の意見が正しいと思いがちです。
「ランキング1位」「売り上げNo.1」「販売数〇個」といった実績がわかるコピーを目立たせると、そのサービスや商品が、自分以外の大勢に認められているという事実がわかるため、読み手からも信頼されやすくなります。 ECサイトでレビューの多い商品を信頼してしまう心理と同じ。 「売り上げ総数が多い」「レビューが高い」など、読者からの信頼獲得にプラスになる実績がある場合は、デザインの前面に押し出すと効果的です。 |
4. 【両面提示の法則】あえてのデメリット提示で信頼感を得る
宣伝広告では商品のメリットだけを説明するより、デメリットを含めて説明したほうが、商品価値を高く感じさせることができる場合があります。
例えば、「安さ」が売りの商品を販売するとき、買い手は「それが安い理由」も知りたがります。 これを伏せたままだと、「不良品なんじゃないか」といった不安や疑問をもたれてしまうので、「型落ち製品だから安い」「ディスプレイ商品だったから安い」など、「安さの理由」も説明することで、買い手の不安を解消することができます。 バナーにおいても、限られたスペースで「安さ」をアピールしたいときはしっかりとその理由もわかるようにしてあげるとユーザーフレンドリーでクリック率向上につながるデザインになります。 |
5. 【損失回避で安心感】ユーザーの不安を払拭する
「無料サンプル」「全額返金」 などのキーワードは、読者が行動前に抱える不安を解消するのに最も効果的なキーワードです。
特に新商品や初めて購入する商品の場合、消費者が「買って効果がなかったらどうしよう」「イメージと違った物を購入して損はしたくない」という不安を抱くのは当然ですよね。 そんなときは、「返金・返品保証」や「無料サンプル」などで購入や申し込みをするにあたってのハードルを下げ、不安を払拭してあげましょう。 |
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【まとめ】バナーデザインは目的に合わせて最適化を
バナーデザインでは限られたスペースの中でいかに読者からの信頼を勝ち取ることができるかがポイントになるので、ご紹介した5つの方法から広告の目的とターゲットに最も適した形でデザインすることを心がけてみてください。
いくつかを組み合わせたり、アレンジして、不安を抱かせない自然なデザインを目指すと効果に繋がりやすいと思います。
それでは。