運転しなきゃいけないけど、高速道路(フリーウェイ)にはルールがあるのかな?
初めてのフリーウェイで注意しなきゃいけないこととか、誰かわかりやすく教えてくれないかな。
こんな疑問を解決する記事です。
簡単に自己紹介しておきますと、僕がアメリカにきたのは2014年。
すぐに運転免許を取り、普段はどこに行くのも車移動です。
アメリカでの運転歴はわりと長いので、過去の経験をもとに、ロサンゼルス周辺の高速道路(フリーウェイ)を運転するときの注意点やルールを解説します。
観光や留学、駐在勤務などで、これからロサンゼルスを運転しなきゃいけない人は予備知識として参考にどうぞ。
結論から言って、LAの運転はフリーウェイなしでは語れません。
> 参考記事:【注意!アメリカの運転で気をつけること】交通ルールと日本との違い
> 参考記事:アメリカで運転免許を取得する方法を解説【仮免許編】
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【ロサンゼルスのフリーウェイ事情】ルールと気をつけること
ロサンゼルスでフリーウェイを運転するときに注意しておきたいルールとポイントは大きく分けて下記の3つです。
フリーウェイのルール・注意点
- カープール(Carpool)のルールを知る
- 入り口や出口、合流の注意点
- 有料道路と無料フリーウェイを知る
カープールって何?交通ルールを知っておこう
カープール(Carpool)とは、フリーウェイの一番左側のレーンにあるレーンでして、二人以上乗っているときに走ることができます。
交通量が多いロサンゼルスでは、渋滞を避けるために複数人乗車で渋滞を避けることを推奨しており、そのために生まれたレーンになります。
カープールは、全てのフリーウェイに設置されているわけではありませんが、交通量が多いフリーウェイに設置されているので、一人で運転しているときに間違って乗ってしまわないよう注意しつつ、同乗者がいる場合は積極的に活用して、渋滞を避けながら運転しましょう。
カープール車線には、白いひし形の表示が書かれています。
カープールの見分け方:ひし形のサインが目標
【要注意】カープールの乗り口は決まっている
カープールに入る場所と、カープールから出る場所は決まっています。下記の写真の通り。
カープールを利用する時は、このサインがあるところから乗り降りするようにしましょう。
通常、カープールは白い二重線か黄色の実線で区切られていますが、出入り口の部分は車線が点線になっているのですぐにわかると思います。
指定の場所以外から乗り降りしているのを警察に発見された場合、交通違反の切符を切られるので注意です。
入り口や出口、合流の注意点
ロサンゼルスのフリーウェイ入り口、出口は控えめに言って危険なところが多いです。
十分なストロークがないので、フリーウェイに乗ってすぐにメインの車線と合流するところがあったり、入り口かと思ったら、200メートルも走らないうちにすぐに出口専用レーンになってしまったりと、気を張っていないといけない箇所がたくさんあるので注意しましょう。
基本的には、フリーウェイをすでに走っている車が優先ですが、無理やり割り込んでくる車や、すでに出口用の車線が分離しているのに、自分がフリーウェイを降りたいからゴリゴリ突っ込んでくる車もたくさんいます。
みんなゴリ押し運転なので、日本人の感覚で車間距離を開けて安全確認とかしてたら、割り込まれまくりで逆に危ないです。
ちょっと強引かなと思ってもガンガンいきましょう。むしろそのほうが安全だったりします。
なお、出口は一番右側にあるのが一般的ですが、場所によっては左側に出口があったりもするので、そのあたりも気をつける必要がありますね。
というわけで、とりあえず、ロサンゼルスでの運転に慣れないうちは、カーナビをつけて事前に自分が進む方向を認識しておくほうが安全です。
有料道路と無料フリーウェイを知る
ロサンゼルス周辺のフリーウェイは基本的に無料道路です。
とはいえ、有料のフリーウェイもあるので、間違えないように注意です。
有料道路の種類は大きく分けて下記の2つ。
有料道路の種類:トールロードとファストラック
- トールロード(Toll Roads):全車線が有料
- ファストラック(Fastrak):その車線だけ有料
トールロード(Tollroads)とは
トールロード(Tollroads)とは、全車線、料金を払わなければならない有料高速道路のことでして、数は多くありませんが、オレンジカウンティを中心にロサンゼルス付近に複数通っています。
トールロードの利用には専用のアカウント登録が必要で、アカウントなしで乗ってしまった場合は数日中に後払いで支払いをしないといけません。
観光でレンタカーを借りる場合は、トールロードを走れる車かどうかを確認したうえで利用しましょう。
ファストラック(Fastrak)とは
ファストラック(Fastrak)とは、普通のフリーフェイのカープール車線が有料になっているエリアのことです。
ファストラックに乗るためには事前にナンバー登録が必要でして、ICチップが埋め込まれたステッカーを車に貼っていなければなりません。
料金は?間違って乗ってしまった場合の罰金は?
トールロードとファストラックの利用料金は、渋滞の有無、時間帯、距離などによって変わります。
乗り口にその時の乗車料金が表示されているので、注意して確認しつつ使いましょう。金曜とかは結構高かったりします。
トールロードに間違って乗ってしまった場合、だいたい5日の間に支払い要請の手紙が届きます。
1回目のミス乗車なら手紙が届いてから通常の利用費を払えば問題ありません。2回目以降はペナルティが発生します。
ファストラックの場合は、1回目のミス乗車であっても問答無用で罰金が課せられるので注意です。
参照:Pay Tolls & Violations -FasTrak(公式サイト)
間違って乗ってしまうと、あとあと面倒くさいトラブルに巻き込まれる可能性が高いので、観光中はトールロードもファストラックも利用しないほうがいいかもしれないですね。
地図アプリで、「有料道路を避ける」を選択しておけば、無料のフリーウェイルートを表示してくれるので、事前に設定しておくといいと思います。
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本記事は以上です。
ロサンゼルスはフリーウェイなくして運転することはほぼ不可能なので、事前にルールと注意点を知りつつ、ドライブに備えましょう。
おわり。