SEOフレンドリーなカテゴリーの作り方ってあるのかな?
カテゴリーを使いこなして、読みやすいブログにしたい。
こんなお悩みを解決します。
僕自身も調べごとをしていて、「記事一つ一つはクオリティが高いのに、カテゴリーの使い方がもったいないな…」と感じるブログをよく目にします。
WordPressブログにおいて、カテゴリーは読者の利便性向上につながるだけでなく、SEOに直結する重要要素なので、しっかり理解しておきましょう。
本記事では、ブログを始めたばかりの初心者にもわかるよう、カテゴリーの基礎から正しい設定方法を解説しつつ、カテゴリーのSEO対策についても言及します。
僕の経歴:カテゴリーを見直したら検索順位が上がりました
アラサー男子 in L.A.
WordPress歴:8年
Google検索1位:10記事ほど
当ブログもカテゴリーを見直したら、検索順位が上がりました
現在はブログを書いて生活しています
当ブログも、開設当初は手探りでカテゴリー分けをしていました。
しかし、正しい使い方を学びつつ、カテゴリーを見直したらブログ全体の検索順位が上がりました。本記事は、そんな事実に基づいているので信ぴょう性はあるんじゃないかなと思います。
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本記事のもくじ
WordPressのカテゴリーとは【設定方法と使い方】
さっそく本題に入ります。
WordPressのカテゴリーは、記事をジャンルごとにまとめるための機能です。
例えば、“全国の美味しいレストラン”を紹介しているブログを運営しているとします。
その場合、カテゴリーは「東京」「神奈川」「大阪」などの地域で分けたりすることができますね。もしくは、「和食」「洋食」「フレンチ」みたいに、食のジャンルごとに分けることも可能です。
ざっくり言うと、これがカテゴリーです。
カテゴリーを活用すべき理由(必須です)
カテゴリーは必ず使いましょう。カテゴリー分けしないブログはNGです。
その理由は2つあります。
カテゴリーを使うメリット
- 読者が情報を探しやすくなる(ブログ利便性の向上)
- SEO対策(クローラー向けサイト構造の整理)
読者が情報を探しやすくなる(ブログ利便性の向上)
当たり前ですが、ゴチャゴチャしているよりも、整理されているほうが、お目当ての情報を見つけやすいです。
たとえば、全国のレストラン情報がカテゴリー分けされておらず、東京のフレンチも、大阪の和食も、北海道のイタリアンも、ごちゃ混ぜになっているブログがあったらどうでしょう?
読者としては、お目当ての情報が見つけづらいですよね。
しかし、地域でカテゴリー分けされていれば、そのエリアで情報を絞り込めますし、食ジャンルごとにカテゴリー分けされていれば、和食が食べたいときは和食カテゴリーだけを探せばOKということになります。
SEO対策(クローラー向けサイト構造の整理)
読者の利便性向上だけでなく、カテゴリー分けはSEO対策にもつながります。
かなり重要なポイントなので、本記事の後半で詳しく解説します。
カテゴリーの作り方
カテゴリーはWordPressの管理画面から作ることができます。
[投稿]
> [カテゴリー]
の順に進むと、カテゴリー作成画面になるので、ここから新規作成や追加、削除などを行いましょう。
- 名前:カテゴリー名(ブログに表示される)
- スラッグ:URLに表示される
- 親カテゴリー:カテゴリーを階層構造にできる
名前を設定する
まずは、カテゴリーの名前を決めましょう。
ここで決めたカテゴリー名が、カテゴリーページのタイトルになります。
名前は検索エンジンにも表示されるので、わかりやすいキーワードで入力しておくとSEO対策にもつながります。
スラッグを設定する
スラッグとは、URLとして表示するアドレス名のことです。
https://ksonoda.com/category/programming/
上記は、当ブログのプログラミングカテゴリーのURLですが、ここで言うと「programming」がスラッグ名ということになります。
スラッグは、先に決めたカテゴリーの名前と整合性が取れる内容の英語で設定しましょう。
親カテゴリーを設定する
WordPressでは、カテゴリーの中にカテゴリーを作ることができます。
例えば、次のような感じです。
親カテゴリー:「北海道・東北」「関東」「東海・甲信越」
子カテゴリー:「青森 / 秋田」「東京 / 神奈川 / 千葉」「静岡 / 山梨」
カテゴリーの親子関係(階層構造)がしっかりできていると、どんなに情報が増えても見つけてもらいやすくなります。
カテゴリーの階層は多くても3つまでにしておくほうが無難です。
親カテゴリー:関東
子カテゴリー:東京 / 神奈川 / 千葉
孫カテゴリー:渋谷 / 六本木 / 浅草、横浜 / 鎌倉 / 川崎、幕張 / 柏 / 成田
階層が増えすぎると、逆に目的の情報まで辿り着けなくなるので、多くても3つまでにしておきましょう。
説明を設定する
カテゴリー画面には、「説明」を追記できるボックスがありますが、ここは書いても書かなくでもOKです。
WordPressのテーマによっては、この説明をカテゴリーページに表示してくれるものもありますが、SEO効果はほとんどないと言ってもいいですし、デザインも崩れるものが多いので…。
ご自分の好みに合わせて、書く書かないを決めてください。僕は書いていません。
カテゴリーの編集方法
作成したカテゴリーを編集したい場合は、そのカテゴリーにマウスを合わせて[編集]
をクリックします。
編集用の画面が開くので、ここで編集し、[更新]
を押せばOKです。
カテゴリーの削除方法
一度作ったカテゴリーを削除したい場合は、編集同様、マウスを合わせるとメニューが表示されます。
そこから[削除]
をクリックすれば、そのカテゴリーは消去されます。
カテゴリーを削除すると、そのカテゴリーに入っていた記事は“未分類”に割り振られます。未分類のまま残しておくのは良くないので、必ず別のカテゴリーに割り振るようにしましょう。
カテゴリーの割り振り方
作成したカテゴリーを記事に割り振るときは、投稿画面から設定します。
投稿画面の右側にカテゴリー選択用のボックスがあるので、ここから選びチェックをつけるだけでOKです。
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WordPressカテゴリーの正しい使い方【SEO視点で解説】
ここからは、カテゴリーを正しく使いつつ、SEO対策する方法を解説します。
注意すべきポイントは3つだけです。
SEOを意識したカテゴリーの使い方
- キーワードを意識したカテゴリー名
- カテゴリーは必要に合わせて作成する
- 1記事1カテゴリー
結論から言って、ここだけを気をつければOKです。ひとつずつ詳しく解説します。
1. キーワードを意識したカテゴリー名
記事タイトルにキーワードを盛り込むのはSEOの鉄則です。
それと同様で、カテゴリーもキーワードを含んだ名前にすべきです。
カテゴリー名にキーワードを含めることで、そのキーワードによるSEO効果を高めることができるので、カテゴリーページが検索上位に表示される可能性が高まります。
検索キーワードとカテゴリーページの関連性を高めることが重要です。
2. カテゴリーは必要に合わせて作成する
カテゴリーは必要なときに作りましょう。
ついつい、最初に全カテゴリーを作ってしまいたくなりますが、①カテゴリー作成、②記事作成の順番で進めると、どうしても記事数ゼロのカテゴリーができてしまいます。
そのまま放置しておくと、コンテンツ不足のカテゴリーとしてSEOのマイナス評価に繋がる可能性があるので、カテゴリーは必要なときに追加していくのがベストです。
どうしてもカテゴリーを先に作りたい場合は、該当するカテゴリーページをnoindexにしておきましょう。
補足:記事数が偏らないようにすることも大事
補足しておくと、1つのカテゴリーに記事が偏らないようにすることも大事です。
さっきのレストランブログを例に挙げると、「渋谷」には100記事あるのに「六本木」には1記事しかない、という状況は避けたほうが良いということです。
それだったら、まずは「東京」に101件の記事をまとめ、六本木のレストラン情報が増えてきた段階で、「渋谷」と「六本木」に分けるようにするといいと思います。
3. 1記事1カテゴリー
初心者がやってしまいがちなカテゴリー設定の間違い、第一位がこれです…。
カテゴリーを重複選択するのはSEO的にNGになります。
1記事1カテゴリーとは(例を挙げて解説)
ちょっとクイズです。
「東京都渋谷区、デートに使えるフレンチレストラン5選」という記事を書いたとします。カテゴリーは次のように作成している状態です。
親カテゴリー:関東
子カテゴリー:東京
孫カテゴリー:渋谷
この場合、この記事のカテゴリー分けはどうするのが正解でしょうか?次の3つから選んでください。
①「関東、東京、渋谷」すべてを選択する
②「東京、渋谷」の2つを選択する
③「渋谷」のみ選択する
答えは、“③「渋谷」のみを選択する”です。
“③「渋谷」のみを選択する”→その理由
SEOの観点で言うと、カテゴリーは1つしか認識されないからです。
検索エンジンは2つ以上のカテゴリーを読み取れないので、複数カテゴリーをつけておくと、自分が最適だと思っているほうが認識されない可能性があります。
つまり、狙ったキーワードに対してのSEO効果が下がり、検索順位に影響が及びます。
①「関東、東京、渋谷」すべてを選んでしまうと、検索エンジンは「関東」カテゴリーの記事だと認識する可能性があります。
ですが、記事の内容は、“渋谷区にあるフレンチレストラン”についてなので、「関東カテゴリーなのに、関東の情報としては薄っぺらいじゃないか」と判断される可能性があるというわけです。これだと、検索上位には表示されないのも納得です…。
読者に対しても、1つの記事が2つ以上のカテゴリーに存在していると、情報探しの邪魔になります。
「この記事、さっきも見かけた気がするな…」という混乱を招く恐れもあるので、1記事1カテゴリーは必須です。
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まとめ:カテゴリーの使い方はシンプルに
本記事は以上です。
内容をまとめると「カテゴリーはシンプルに」ということが言えますね。階層が多すぎるカテゴリーや、情報が散在しているカテゴリーは、読者にも検索エンジンにも敬遠されてしまいます。
それはつまり、SEOにも悪影響を及ぼすことになるので、カテゴリーはシンプルを保ちましょう。
意識するのは、①キーワード、②記事数の偏り、③1記事1カテゴリー、の3つだけです。
もう一度、カテゴリーを見直して、情報が探しやすいブログを心がけましょう。
おわり。