検索ボリュームが多いキーワードで記事を書きまくればOKさ。
つまりは「ビッグキーワード」を意識すること。簡単だろ?
はい。これ、間違いです。
本当にSEOで検索上位獲得を狙いたいなら「ロングテールキーワード攻略」なくしては不可能です。
ビッグキーワードばかりを追い続けるとGoogleのアルゴリズムアップデートの影響を受けやすく、ある日突然ペナルティ対象になることもあるので、本当に意識すべきは「ロングテールキーワード」になります。
本記事では「ロングテールSEOキーワード」の重要性と効果的なキーワードの探し方、記事の書き方などを解説しますので、ブログのアクセスをアップしたいならロングテールマスターを目指しましょう。
また、SEO対策は改善作業の繰り返しですので、ロングテールSEOの考え方をマスターして、キーワードの見直しや記事のリライトをコツコツ長期的に継続することが何よりも大切です。
そのために必要なのが「ロングテールキーワード」なので、しっかり理解しておきましょう。
アラサー男子 in L.A.
【補足】やっぱりロングテールキーワードは重要:実績で証明します
「ロングテールキーワードが重要」と言っても、自分が成果を出していないと説得力がないので実績を公開します。
先日、こんな呟きをしました。
上位2つはGoogleの公式ページなので、僕が実質検索1位と言ってもいいですよね笑
最近、ロングテールキーワードを狙った記事が続々と順位を上げていまして、やっぱりSEOはロングテールが重要だと再認識です☺️
ブログで検索上位を狙うならロングテール狙い打ちですね。記事↓https://t.co/DKBnpQ6jSg pic.twitter.com/sQ03WmFkW3
— アラサー男子 in L.A.🇯🇵🇺🇸 (@KsonodaL) June 22, 2020
このブログでは、上記の記事以外にもロングテールキーワードを狙った記事で検索上位を獲得し続けています。
新着記事を書くと一時的にアクセスを稼げますが、安定したPV数を稼ぎ出してくれるのは、これらのロングテール記事たちでして、ブログの右側サイドエリアにある「よく読まれている記事」は、ほぼ全てロングテールキーワードからの流入です。
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【基本を理解する】ロングテールSEOとは
ロングテールSEOとは2つ以上のキーワードで検索するユーザーが求める記事を書いてアクセス獲得を行うSEO戦略のことです。
キーワードを組み合わせることで競合サイトを減らせるところが大きな特徴でして、安定したアクセス獲得に結びつけていく事ができます。
例えば上記の図の場合、 [ブログ]
[初心者]
[アクセスアップ]
の3つのキーワードを組み合わせたときの検索上位表示を狙って記事を書くことになります。
「キーワードを組み合わせる」とは?
上記の通り、ロングテールSEO対策の基本は「キーワードの組み合わせを意識したライティング」です。
「いったいキーワードの組み合わせってなんなの?」という疑問が浮かぶと思うので解説します。下図をご覧ください。
例として [英語]
というキーワードを挙げてみます。
「英語」は検索ボリュームが多いビッグキーワードなので、Googleで「英語」単体で検索された時に自分のブログを上位に表示させようとしても、ライバルが多すぎて個人ブログではほぼ勝ち目はありません。
そこで、「英語」と一緒に検索されるであろうキーワードを分析し、そのキーワードの組み合わせで検索するであろう人に向けて記事を書いていきます。
これが「キーワードの組み合わせ」でして、そのときにビッグキーワードと組み合わせる2つ目以降のキーワードが「ロングテールキーワード」です。
上記の図だと [メール]
や [書き出し方・結び方]
がロングテールキーワードにあたります。
また、ビッグキーワードとロングテールキーワードの組み合わせで記事を書くと誰に向けて書いた記事なのかも明確になります。
つまり、ページを訪れた読者にとって探している情報がしっかり明記された「質の高いコンテンツ」を提供していることになるので、ブログ全体のSEO評価も上がっていきます。
キーワードを組み合わせて記事を書くと何が良いの?
質問してる人
でも、なんでキーワードを組み合わせるとライバルサイトが減ったり、質の高いコンテンツと認識されやすくなったりするんですか?
そこで、下記のイメージを作りました。
アラサー男子 in L.A.
【図解】キーワードを組み合わせるメリット
[英語]
[メール]
[書き出し方]
それぞれのキーワードが検索されるボリュームを100%だと仮定します。
しかし、キーワードを2つ組み合わせたときの検索ボリュームは50%に下がります。
さらに、3つ全てを組み合わせると検索ボリュームは10%にまで下がるので、残りの90%のエリアにいる競合サイトたちは除外されるというイメージです。
競合数が100の条件で検索上位を狙うよりも、10にまで絞った状態で勝負した方が勝率は上がりますよね。
また、 [英語 メール 書き出し方]
で検索するユーザーは「英語のメールで書き出し方を調べたい人」ということが明確です。
記事内では、そのターゲットが求めている情報を提示してあげれば良いのでライティングも楽ですし、なによりもブレのない高品質なコンテンツを作ることができます。
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【ロングテールSEOのテクニック】キーワードの探し方
質問してる人
でも、キーワードはどうやって探せば良いんですか?
何かコツみたいなものがあれば教えてください。
また、競合サイトのSEOキーワードを分析するのも効果的です。
もしこれらの作業が難しい場合、まずはGoogleの関連キーワード機能を使ってみましょう。
アラサー男子 in L.A.
サイトの大きさや現在のアクセス数にかかわらず、適切な検索ボリュームのキーワードを狙っていくことでロングテールSEOの効果は期待できます。
適切なキーワードを探すときのコツは以下の通り。
・キーワードプランナーで競合性が(低)〜(中)のキーワードを狙う
・Google検索結果の関連キーワードを参考にする
・競合サイトのSEOキーワードを分析する
下記にて、それぞれを詳しく解説しますので参考にしていただければ幸いです。
キーワードプランナーで競合性(低)〜(中)を狙う
Googleキーワードプランナーを使って、比較的競合性の低いキーワードの組み合わせで記事を書いていく方法です。
キーワードプランナーを開いて記事にしたいキーワードを調査します。
競合性でソートをかけると競合性が低いものから順に並び替えが可能なので、競合性が(低)〜(中)でありつつも、月間平均検索ボリュームが高いキーワードがあれば狙っていきましょう。
競合性:競合サイトの数。「低い = ライバルが少ない」ので検索上位を獲得できる可能性が上がる。
月間平均検索ボリューム:検索されいている回数。大きければユーザーの目に留まる可能性が高まる。
キーワードプランナーでSEOキーワード選定をする場合は、上記のように考えてもらえればOKです。
検索結果ページの関連キーワードを参考にする
キーワードプランナーの使い方がわからない場合は、Googleの関連キーワード表示を参考にすることができます。
検索結果ページの一番下に出てくる関連キーワードから「ネットで検索されているキーワードの組み合わせ」を見つけて記事を書いていく方法です。
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【まとめ】ロングテールSEOは地味だけど効果的
本記事は以上になります。
ロングテールキーワードを理解し、SEO対策で有効活用するには長期的な視点が大切です。
また、ロングテールキーワードで記事を書く時も読者ファーストを忘れてはいけません。読者の「これが知りたい」を解決してあげるようなコンテンツ作りを心がけることはとても重要です。
ひとつひとつのニッチなニーズを探し出し、数少ないターゲットに向けて1記事ずつ書いていくのはとても地味ま作業ですが、長期的に継続していくことで必ず効果は出ます。
広告やリスティングに頼らず、記事の質だけで勝負ができるロングテールSEO対策では、うまくハマれば個人メディアでも大手サイトに勝つことができますので、地道にコツコツとニッチターゲットに向けて記事を書いていきましょう。
【補足】ロングテールSEOには注意点もあります
ロングテールSEO対策は長期的なSEO対策として非常に有効ですが、一つだけ注意しなければならないところがあります。
SEO対策の大前提である「1キーワードに対して1記事」のルールを崩してはいけません。
特にドアウェイページを量産してしまうとペナルティを喰らってしまい逆効果なので、キーワードを少し変えただけで記事の内容はほぼ同じなスパムコンテンツを量産するのは絶対にやめましょう。
ロングテールキーワードを調査したのは良いものの、全部のキーワード組み合わせを網羅しようとして似たような記事を書きまくると、1キーワードに対して2つ以上の記事を書いてしまうことになります。
すると、どちらかひとつの検索順位が上がらなくなってしまったり、最悪の場合、両記事ともに影響が出る可能性があるので要注意です。
意識してドアウェイページを作っていなくても、類似キーワードで別々の記事を書こうとすると、似通った内容になってしまいドアウェイページ認定される可能性があります。
「コンテンツ内容が似てしまったな…」というときは、どちらかひとつのページをnoindexにするなどの対処は忘れずにしましょう。
なお、重複コンテンツを作らないようにする方法はこちらの記事で解説中です。
ロングテールキーワード探しに役立つ記事
ロングテールSEO対策をするうえで参考にしていただきたい別記事もまとめておくので、下記の記事たちも合わせてご覧いただけると幸いです。