今回はSEOについてまとめた初級編記事の第2弾になります。まだ第1弾を読んでいないという方はこちらのリンクからどうぞ。
この記事ではSEO対策の概要を理解するために、過去どんなことが起きたのかなどの歴史とともにSEOとは何かを解説していきます。
概要を知るということは今後自分のサイト運営で様々なトライをしていく過程でも重要になってくるので、この機会にSEOをしっかりと理解しておきましょう。
また、繰り返しになりますが、SEOに関する知識の話をすると、すでに知識のある人は、
「勉強なんてしなくていい」「良質な記事を書くことに集中すれば良い」「SEOテクニックは通用しない」
などと言ったりします。
しかし、これはすでにSEOの基本部分を理解しているから言えるのであって、基礎を知らない人がいきなり飛び込んでもちんぷんかんぷんな世界であることは事実なので、基礎はしっかり身につけておいたほうが良いと思います。
SEOテクニックを勉強したからといってすぐに結果が出ることは稀ですが、それでも基礎知識は身につけておいたほうが将来役立つことは間違いなしです。
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【図解】SEO対策ってなに?
SEOとは、インターネットでユーザーが調べた検索キーワードに対して、自分のサイトを検索上位に表示させる対策やその技術のことです。
「Search Engine Optimization」の略で、日本語だと「検索エンジン最適化」と言います。
例えば、上の図を見てください。
Googleで「Los Angeles Web Agency」と検索します。
(僕の場合アメリカにいるので日本語検索だと広告表示がありませんので英語で例を出しました。)
すると、ページ上位には広告サイトが4件ほど掲載され、その下から僕が求めている情報がSEO結果によって表示されているのがわかります。
(この広告はリスティング広告というものですが、今回のSEO対策記事にはあまり関係なので説明は省略します。)
地図のすぐ下にある、赤ワクで囲まれたサイトは「10 Best Los Angeles Companies in May 2019」となっています。
Googleが僕の位置情報と検索キーワードから「お前はんはロサンゼルス周辺でウェブ制作会社を探しとるんやな。ほいならこの記事がオススメやで。」という感じでこの記事を検索結果のトップに表示してくれているわけですね。
このように、ユーザーが求めている情報を的確に表示することがGoogleが最も重要視することであり、その指針に沿って「自分のサイトではこういう情報を発信していますよー。こんなキーワードで情報を探している人におすすめですよー。」と通知する対策のことをSEO対策と言います。
で?なんでSEOが重要なの??
答えはカンタン。売上に直結するからです。
ウェブマーケティングの世界では、検索順位の1つの上下動で売り上げが大きく変わります。何かしらのキーワードで売り上げ一位を取れたら年間で数百万から数千万の利益を上げられるなんてこともあるので、皆さんこぞってSEO対策をするわけですね。
もし、「そんな、検索順位とか関係ないでしょ?」と考えている方がいたら、思い返してみてください。
自分が何かのキーワードでググった時に、いくつのサイトを、どのような順番で見るかを。
きっと、検索最上位のページで求めている情報が見つかったらそれで終わりというケースがほとんどではないですか。いくつかの情報を見比べたい時でも、上から順に、多くて4−5ページじゃないですか。そして、検索結果の2ページ目になんてほとんど行かないはずです。
なんとなくSEOの重要性を理解いただけたと思います。
ときに、現代の情報取得プラットフォームはWEBからSNSに移りつつあるという意見もありますが、それでもまだWEBサーチ市場は死んでいません。まだまだ大きな市場ですし、今後も尽きてしまうことはない市場だと思っているので、SEO対策について学ぶということはインターネットビジネス・WEBマーケティングを学ぶということです。
【真実は歴史にアリ】SEOの今までを見ていこう
この辺りは、“こんな歴史があったのか”と参考程度に知っておくと良い情報です。
さかのぼれば1990年代の検索エンジン登場時から多くの人がネットで情報をあつけることが可能になったのですが、あまり古い歴史までを知る必要はないのでここでは2010年以降の歴史をフォローしていきたいと思います。
それまでの歴史の中で、インターネットというものがますます私たちの生活に身近な存在になり、多くのウェブサイトが作られたことで、残念ながら詐欺や迷惑広告などの悪質サイトが増えてしまいました。
このようにユーザーのニーズに合わないサイトが溢れてしまったことから、2010年以降、Googleはユーザーファーストで役立つコンテンツを評価し、役立たないコンテンツを排除するように、検索エンジンのアルゴリズムを変化させてきました。
このアルゴリズムアップデートはちょくちょく行われていているのですが、特に大規模なもので影響力が大きかったアップ度とというのは、今まで約2年に一度の頻度で行われており、下記のようなものがあります。
パンダアップデート(2011年2月)
このころのインターネットは、情報の薄いコンテンツが溢れている時代でした。とにかく大量のページを作って数を打ちまくれば良いという考え方が浸透していだ時代です。
そんな中、Googleが行ったアップデートがこのパンダアップデートです。
このアップデートにより、内容の薄いユーザーにとって有益性の低いサイトや別のサイトの情報を丸々コピーしているようなサイトは排除されるようになりました。
ペンギンアップデート(2012年4月)
パンダアップデートで有益性の低いサイトが排除された後、猛威を振るっていたのはリンクです。リンク貼りまくり、貼られまくりのサイトが上位に表示されていたことで、リンクを売買するビジネスも成り立っていた時代でした。ペンギンアップデートではこのようなこのような質が低く、数だけリンクのサイトが排除されていきました。
モバイルフレンドリーアップデート(2015年4月)
この頃になるとスマートフォンが普及し、スマホからからのネット流入数が飛躍的に上昇しました。そこでGoogleはスマホでサイトが表示された時にわかりやすい構成になっているか、最適化されているかを判断し、スマホ最適化がされているサイトを評価するようになりました。スマホで見た時にもPC画面の見た目がそのまま縮小されているだけというサイトは評価が下がるようになっていきました。
その後もモバイルファーストの動きは続いており、昨年春にもモバイルファーストインデックスと呼ばれるアップデートが行われました。
SEOの歴史は、コンテンツの質を評価 → ユーザビリティ第一に
このように見ていくと、Googleのアルゴリズムアップデートの歴史はコンテンツの質を重視するものから、ユーザーの使いやすさを重視するものに移り変わっていったことがわかります。
どちらもユーザーの満足度を高めるという点では変わりありませんので、現代ではサイトを作る際、モバイル最適化がなされているか、記事を書く時にはコンテンツの質は十分かを意識する必要があります。
【SEO対策】最低限の備えをしよう
SEOについてはまず本やネットで包括的に知識を習得することをおすすめします。SEOには内部対策、外部対策などといったようにいくつかの対策手段があったりするのですが、その概要を知るには本が一番です。
というのはネットは、1ある知識を100にするには素晴らしい方法ですが、0を1にするのには難しいと感じることがあるからです。ネット検索できる状態とは、そのトピックに対して疑問点や問題点を見つけられる状態です。全く知識がないとそもそもどのように検索すれば良いのかすらわかりません。
SEOに関して全くわからない(この記事を読んで少し興味が湧いたけど、まだまだ詳しくない)という方はぜひ本を読みましょう。
これらの本を読めば、SEOの基礎知識を網羅することができます。
短期間で効率的に知識をつけるには今も昔も本が一番です。
ある程度概要を理解できて、内部対策、外部対策について知りたいという方はググって情報を得ましょう。自分の疑問をピンポイントで解決していけるので、このほうが圧倒的に早いですし、常に進化するSEOの最新情報を得ることができます。
そんな方におすすめのサイトはここです。(※英語サイト)
まとめ:SEO基礎対策を覚えたら実践しよう
この記事ではSEOの基本情報をまとめました。
オススメの本なども紹介しましたが、もしこの時点でSEOに少しでも興味が湧いたら、すぐに実践してみましょう。これは実体験から言えることですが、SEOは実体験(データ)を通じて学べる要素がとても大きいです。
本などで基本の基本を勉強する、この記事によって少しSEOがわかった気がする、という方はとにかく実践してみてください。アウトプットし続けていくとノウハウも蓄積し、スキルも上がっていきます。
爆速でスキルアップしたいならとにかく行動あるのみです。
この記事がきっかけで、僕のブログよりも上位表示されるサイトを作ってくれる方がいたら、僕もこの記事を書いてよかったなと感じることができます。
それでは。