質問してる人
勉強すればキレイなデザインができるようになるってわけじゃないんでしょうか?
デザインは勉強すれば上達します。
むしろ、センスだけじゃデザインは上達しませんよ。
アラサー男子 in L.A.
質問してる人
デザイナーってセンスが全てだと思っていました。
初心者の私でもデザインセンスを磨くにはどうしたら良いですか??
それには、やっぱり本ですね。
いつの時代も、どんな勉強でも、学ぶのは本に限ります。
アラサー男子 in L.A.
グラフィックデザインはセンスがないと上達しないと思っていませんか?
それ、大きな間違いです。
デザインは勉強すれば上達します。
基礎を学んで、練習して、実践する。
これを繰り返すことで、まったくの初心者からでも美しいポスターや広告を作ることができるようになります。
僕も独学で学びました。そして、たぶん誰もが知っている一流企業やブランドのポスター受注もできるようになりました。
守秘義務があるので企業名は載せられませんが、ヒントだけ下記に載せておきます。
僕のデザイン実績(※一部抜粋)
・日本王手お笑い芸能プロダクション(Y興業):劇場ポスター
・某有名アパレルブランド(C):オンラインバナー広告
・LA現地TVプロダクション(U):番組ポスター
…など
本記事では、これから自分でデザインを勉強したい人と同じく、独学でデザインを学んだ僕がおすすめする、基礎からデザインセンスを磨くための本(初心者〜中級者向け)を5冊ほど紹介します。
ぶっちゃけ、この5冊を読めば、ビジュアルデザインに関しては網羅できます。
あとは、PhotoshopやIllustratorを使いながら、ツールの使い方を学べばOK。誰でも美しいデザインが作れるようになります。
もちろん、これらの本で学ぶ知識は、フォトショやイラレ以外のツール(PowerPointやその他ウェブツール)でも活用できますので、まずは手にとって見てください。
デザインは感性じゃありません。デザインは知識の蓄積です。
本で知識を蓄えましょう。
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独学でブランドポスターを作るまでになった僕がおすすめ –
デザインを勉強するための本【5選】
本記事では、下記の順に沿ってデザインセンスを磨くための5冊の本を紹介します。
グラフィックデザインを勉強してみたいけど、どこから手をつけていいかわからない人は、紹介する本を順番に手にとってみてください。正しい順序で学ぶことで必ずデザインスキルが身につきます。
【センスは法則から生まれる】デザインルールを理解するための本
まずは、グラフィックデザインのルールを身に付けましょう。
デザインには法則が存在します。その理由は「デザイン = 情報伝達の手段」だから。
よく誤解されがちなのですが、デザインはアートではありません。情報伝達のための手段です。
「何を、誰に、どのように表現するのか」を学ぶには法則を知らなければいけないので、まずはデザインルールの知識を身につけましょう。
簡単だけど、すごく良くなる77のルール デザイン力の基本
デザイン初心者がやりがちな、間違ったデザインを正しく修正してくれる情報が満載の本。
「いきなり手を動かす」「目立たせるために、とりあえず大きくする」「たくさんの色を使って装飾する」
これらは、デザイン的に間違いです。
なぜか?この本に全て理由が書かれています。まずはデザインの基本ルールを学びましょう。
画像がたくさん掲載されているので、デザイン知識がまったくない初心者にも読みやすく、感覚的にデザインルールを学ぶことができます。
試し読み・購入はこちら
5段階レビュー
読みやすさ:★★★★★
画像の多さ:★★★★★
感覚的なわかりやすさ:★★★★★
内容充実度:★★★★☆
初心者向け度:★★★★★
なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉
本や雑誌、ポスター、看板、チラシなど、日常にあふれる全てのビジュアルデザインはどのように作られているのかがわかる本。
デザイナーがどんなことを気にかけ、どんな基準で「良いデザイン」としているのかを、たくさんの画像を用いて、具体的にわかりやすく説明してくれています。
これからグラフィックデザインを勉強したい人にはもちろん、パワポなどでプレゼン用資料を作る人にも役立つ情報が満載の一冊です。
画像満載で解説してくれているので、読んでいても飽きませんし、とてもわかりやすいです。
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5段階レビュー
読みやすさ:★★★★★
画像の多さ:★★★★★
感覚的なわかりやすさ:★★★★★
内容充実度:★★★★☆
初心者向け度:★★★★★
デザイン入門教室[特別講義] 確かな力を身に付けられる ~学び、考え、作る授業~
デザインに必要な知識がほぼ全て身につく本です。
一般的なビジュアルデザインのみならず、パワーポイントなどで作成する企画書のレイアウトやストーリーの作り方などにも参考になる要素が満載でして、読み応えのある一冊です。
デザインを配置する際、キャンバスの大きさに対し、どれくらいの余白を残せば良いのか、画角に対してどの割合で文字と写真を配置すれば良いのか、など、事細かに解説されています。
いっぽうで、これまでに紹介した2冊と異なり、文字要素が多いので、まったくのデザイン初心者には読み疲れしてしまう内容かもしれません。
下記のリンク(Amazon)から試し読みもできるので、中身をサッと読んでみて「これくらいなら読めそうだな」と感じれば、迷わず手にとってください。
デザインスキルが上達し、中級者、上級者になっても付き合っていくことができる一冊になっています。
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5段階レビュー
読みやすさ:★★★☆☆
画像の多さ:★★★☆☆
感覚的なわかりやすさ:★★★☆☆
内容充実度:★★★★★
初心者向け度:★★★☆☆
ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]
各章でそれぞれ2つのデザインが掲載されていて、右と左を比べたときに、どこがどう違うかを説明していくというのが基本コンセプトの一冊。
比較対象があるので、内容理解がはかどります。
文字多めの内容ですが、タイトルの通り、文章はデザイナーじゃない人でも理解しやすいように、かなり噛み砕いて解説してくれているので、読みにくさは感じません。
「そもそもデザインとは?」というところから、さまざまなデザインの深い知識を構築できるので、今まで感覚的に「こっちのデザインの方がカッコいいなー」と思っていたことを言語化できるようになります。
日本語訳されていますが元は洋書です。そのため、掲載されているコンセプトやロジックも、ある意味日本っぽくないのが特徴でして、日本人が見落としがちな「引き算のデザイン的美学」なども学ぶことができます。
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5段階レビュー
読みやすさ:★★★☆☆
画像の多さ:★★★★☆
感覚的なわかりやすさ:★★★★☆
内容充実度:★★★★★
初心者向け度:★★★☆☆
【デザイン事例をパターン化】世の中にある広告の構成がわかる本
デザインの基礎をひと通り身に付けたら、こちらの本を手に取りましょう。
デザイナーの力量は、デザインパターンの引き出しの多さで決まると言っても過言ではありません。
この本を読めば、世界のあらゆるグラフィック広告のレイアウトパターン、色使いパターンなどを引き出しに追加することができます。
ぶっちゃけ、どのデザインも一定のパターンからアレンジを加えて生み出されるものなので、作業効率を高めるためにも手元に置いておきたい一冊です。
あるあるデザイン〈言葉で覚えて誰でもできるレイアウトフレーズ集〉
世の中にある全てのデザインは、決められた枠組みの中で構成されています。
この本では、全てのデザインの構成をパターン化し解説してくれているので、デザインの引き出しが増えます。
経験豊富なデザイナーでも、実は最初に頭を抱えるのが、この「構成」でして、「この商品の広告をデザインするにはどんな構成が良いだろうか?」を最初に考えます。
そんなときに、この本が手元にあれば、パターンを思い出す助けになってくれます。
本書に載っているパターン事例を見て、自分が制作中のデザインに落とし込める人には活用しやすい教科書的な一冊です。
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5段階レビュー
読みやすさ:★★★★★
画像の多さ:★★★★★
感覚的なわかりやすさ:★★★★★
内容充実度:★★★★★
初心者向け度:★★★☆☆
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【まとめ】デザインは学ぶもの。センスじゃない。
本記事は以上です。
冒頭にも書きましたが、デザインは学びながら、引き出しを増やしていくものです。センスじゃありません。
今回ご紹介した5冊を読めば、独学でデザイン上級者になるまでの最短ルートを歩むことができます。
まずは、デザインの基礎知識を身につけつつ、ポイントごとにスキルを磨いていきましょう。
僕が独学でポスターデザインができるようになったように、勉強をすれば誰でもデザインスキルを磨くことができるはずです。
おわり。