今の時代ならネットからでもアメリカ企業に就活できるしな。
でも、、、英語で履歴書なんて書けないわ!!!誰か助けてー。
はい。僕がお助けします。
本記事では、アメリカでの就活に必要な英語の履歴書(Resume|レジュメ・またはレジメと呼ぶ)の書き方を解説。
記事の最後にはワードで作ったフォーマットも配布するので、本記事で履歴書の書き方を学びつつ、テンプレートを活用してアメリカ企業向けの履歴書作成にお役立てくださいませ😌
僕の経歴:レジュメは自分で書いています
本題に入る前に、僕の経歴を軽くご紹介しておきます。(下記の通り)
アメリカで就活、面接、就労、転職を一通り経験していて、その度に履歴書をアップデートしてきました。
アメリカでの職務経歴もそこそこあるので、信頼していただけるんじゃないかなと思います。
- 2014年:思い立ってアメリカへ。現地日系企業で働く。
- 2015年:フリーランスに転身するも全く稼げず、アメリカ企業へ転職を目指す。50社以上にレジュメを送りまくる。面接も20社以上は経験し、アメリカ企業で外部常駐。
- 2016年:完全独立し再びフリーランスに。
- 2019年:MBA取得。履歴書に書ける最高の学歴をゲット。
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アメリカの履歴書(レジュメ)を英語で書く方法
アメリカで履歴書(英語)を書くときに必要な要素は下記の通りです。
履歴書・カバーレターの書き方ポイント
- 履歴書(レジュメ)とカバーレターの違いを理解する
- 履歴書(レジュメ)とカバーレターを用意する
- 履歴書(レジュメ)とカバーレターに必要な要素を理解する
- 履歴書(レジュメ)とカバーレターの書き方を覚える
- 日本とアメリカの履歴書の違いを理解する
- 実際に書く
ざっくりと分けてこんな感じ。
ひとつずつ解説します。
履歴書とカバーレターってどう違うの?【各役割を理解する】
まずはアメリカでの就活に必要な履歴書の構成を理解しておきましょう。
アメリカで就活をするときは、履歴書にカバーレターを添えて、就活先の企業に送付します。
それぞれの役割の違いは下記の通りです。
履歴書(レジュメ)とカバーレターの役割
- 履歴書(レジュメ):日本と一緒。職務経歴書も兼ねる。学歴や職歴をわかりやすく記載した書類
- カバーレター:応募先の企業への挨拶文、自分の売り込み文章、自分を採用するメリットなどを記載する。
こんな感じでして、提出するときは履歴書とカバーレターを「①カバーレター + ②履歴書(レジュメ)」の順番でセットで送ります。
カバーレターの存在を知らずに履歴書だけを送ってしまったり、履歴書に書くべき内容をカバーレターに書いてしまったり、その逆のことをしてしまったりすると、書類審査で落とされてしまう可能性が高いので、しっかり理解しておきましょう。
日本でも履歴書がしっかりしていないと書類で落とされちゃうのと一緒ですね。
カバーレター:応募先への挨拶文、自分の売り込み文章を記載した手紙
順番:①カバーレター、②履歴書(レジュメ)
【補足】アメリカには履歴書の書き方に定型がない
アメリカの履歴書(※カバーレターも)には決まったカタチがありません。
自分でフォーマットを作ったり、ネット上でテンプレートを探して書く必要があります。
(※本記事の最後に、僕が作ったテンプレートを無料で配布します)
カバーレターの書き方|第一印象良く、自分をアピールする
まずはカバーレターの書き方から解説します。
カバーレターには志望動機や自己PRなどのアピールポイントを記載して、相手企業へ良い印象を残すことを心がけましょう。
ところで、どうして「カバーレター」って呼ぶの?
答え:履歴書の前に添付して、履歴書をカバーする(上に被せる)から。
上記の通り、カバーレターは企業の採用担当者が履歴書よりも前に目を通す表紙のような部分です。
そのため、個人的には履歴書そのものよりも重要な意味があると思っていまして、ここで効果的に自分をアピールし、企業側に「なかなか面白い人だな。経歴(レジュメ)を見てみようか。」と思わせるような構成が必要だと考えています。
カバーレター:書き方のポイントとコツ
カバーレターに書くべき内容は主に下記の4つ。
カバーレターに記載する情報
・自己PRや過去実績
・応募職で自分がどんなことができるか
・面接依頼
これらを下記のように、手紙形式で記載していきます。
カバーレターの最初と最後の文章は大切です【書き方を解説】
カバーレターを効果的に活用し、担当採用者に自分をアピールするためには、魅力的な書き出しと丁寧な締め方が必須です。
それぞれを解説するので、しっかりと把握しておきましょう。
文頭の書き方:カバーレターの効果的な「書き出し」とは
担当採用者の名前が分かっている場合は、「Dear Mr. 〇〇,」ではじめ、名前がわからない場合は。「To whom it may concen,」ではじめます。
「To whom it may concern,」は、「ご担当社様」みたいな意味でして、とても使い回しが効く英語表現なのでこれを機に覚えておくといいと思います。
文尾の書き方:カバーレターの効果的な「締め方」とは
文尾は「Sincerely, 〇〇(自分の名前)」で締めましょう。
「Sincerely,」はビジネス文書やメールでよく使われる締め方の中で、、もっとも丁寧なフレーズです。
アラサー男子 in L.A.
履歴書(レジュメ)の書き方|コツは見やすくシンプルに
履歴書は、見やすくシンプルが鉄則です。
記載する主な情報は下記の4つ。
レジュメに記載する情報
- 職務経歴・・・新しいものから順に書く
- 学歴・・・新しいものから順に書く
- スキル・・・応募する職務と関連性の高いスキルを書く
- 連絡先・・・住所、メールアドレス、電話番号を書く
なお、アメリカで就活をする場合、下記の項目は書いてはいけません。
日本の履歴書では記載が一般的なもの(特に顔写真や年齢、性別)もありますが、アメリカでは記載すること自体が違法でして、企業側も応募者にこれらの情報開示を求めることが法律で禁じられています。
レジュメに記載してはいけない項目(※違法です!!)
- 生年月日・年齢
- 性別
- 顔写真
- 結婚歴や配偶者・子供の有無
- 宗教
- 国籍
アメリカでは年齢、性別、国籍、人種に関係なく、全ての人に平等にテャンスが与えられていなければなりません。
差別につながりかねないこれらの項目は書かないことが鉄則です。
また、日本の履歴書では趣味などを記載する欄がありますが、アメリカのレジュメでは必要ありません。
プライベートと仕事は関係ないという考え方なので、プライベートな趣味や特技もヘタに記載しない方が安全です。
履歴書(レジュメ)のレイアウト
デザイナーやアートディレクターのような職種では、デザインされた履歴書にすると好印象を与える場合もありますが、一般的な仕事に応募する場合の履歴書ではシンプルに仕上げるのがベストです。
下図を参照にシンプルにまとめましょう。
アラサー男子 in L.A.
用紙サイズ・フォント・文字サイズ【履歴書をデザインする】
カバーレター、履歴書ともに用紙サイズやフォント、文字の大きさ、行間をキチンと整えることはかなり大事です。
アメリカには、日本のように100円ショップなどで売っている履歴書を買って、必要事項を記載して送る文化がありません。
そのため、自分でどれだけ見やすくまとめられた履歴書を作れるかが重要なポイントなので、覚えておきましょう。
僕おすすめ:履歴書(レジュメ)の設定いろいろ
- 用紙サイズ・・・レターサイズ
- 用紙枚数・・・カバーレター、レジュメ1枚ずつ
- フォント・・・Times New Roman、Helvetica、Arialのどれか
- 見出しフォントサイズ・・・12〜14ポイント
- 本文フォントサイズ・・・10〜12ポイント
- 行間・・・1.0〜1.15スペース
Microsoft Wordで履歴書を作る場合は、上記の設定で書くと、見た目もキレイに仕上がるはずです。参考にどうぞ。
履歴書:日本とアメリカの違い
これまでの内容を網羅しつつ、じっさいに日本とアメリカの履歴書の違いを簡単にまとめると下記の通りです。
日本の履歴書
・顔写真や年齢、プライベートな記載事項も記載する
・Wordなどでも作成可能だが、手書きを評価する企業がまだまだ多い
・履歴書から応募者の人柄がわかる
アメリカの履歴書
・仕事に関する情報だけを記載し、プライベートなことは記載しない
・ワードで作成し、PDFなどで送付するのが一般的
・応募者の人柄や人種、年齢などは採用に関係ない
無料テンプレート配布します【履歴書・カバーレター】
いちいち自分でテンプレートを作るのはめんどうだし、ネットで探せば無料テンプレートもたくさん出てきます。
とはいえ、テンプレート自体も全て英語なので、今回が英語の履歴書作り初めてという人にはハードルが高い作業ですよね…。
そこで、どこに何をかけばいいかを日本語で記載したオリジナルの履歴書とカバーレターのテンプレートを用意しました。
このフォーマットを使いつつ、過去実績や学歴を書き換えれば完成するようになっていますので、下記よりダウンロードをどうぞ。
>レジュメ・カバーレターのダウンロードはこちら(Googleドライブが開きます)
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アメリカで就職してみたい…だけど不安という方へ【補足】
アメリカ企業への転職は、人生の中でも大きな決断です。
アメリカに行きたいけど、じっさいにアメリカで働くのは少し不安があるという人は、まず短期留学などで現地の雰囲気を味わってみるといいと思います。
アメリカでは留学生がバイトや就労をすることは違法ですが、抜け道として学生でも働けるCPTやOPTという制度が存在します。短期留学でアメリカの生活になじみつつ、CPT・OPTを有効活用してアメリカ現地就職を目指すのもひとつの手段なので、参考にどうぞ。
CPT・OPTについては、下記記事で詳しく解説しています。
CPT・OTPの詳細解説はこちらの記事で

本記事は以上となります。
アメリカで働いてみたいという意欲がある人は、狭き就職の門をくぐれるよう、今から英語で履歴書作りをはじめてみましょう。
おわり。