喋れるようになるには、留学に行かないとダメなのかな?
日本にいながら、自分1人でもできる勉強法があったら教えて欲しい。
こんな疑問にお答えします。
「英語学習」と聞くとどのような方法を思い浮かべますか?
- 語学留学
- 英会話教室
- YouTubeなどで独学
などなど。
今日では、YouTubeで無料で英語を学べる機会が増えましたし、英語の必要性も以前に比べて注目されていると思います。
そこで、本記事では、アメリカ在住歴9年になった僕が、日本にいたときに実践していた英語の学習方法を解説します。
ちなみに、本記事で紹介している方法は”英語を喋れるようになる”ことを目的としています。
僕の英語力:お前、本当に喋れんの?っていう疑問
アラサー男子 in L.A.
2014年:単身渡米
2019年:経営学修士(MBA)取得
買い物、仕事、テレビ等、現在は英語中心の生活です。
現在の僕は、英語で困ることはありません。
今住んでいるアパートの契約も、乗っている車の購入も、ネット、電話の契約も、もちろん普段の生活や仕事も基本はすべて英語で行っています。
それでも、高校時代の英語の成績はダメダメでしたし、日本の大学生時代に受けたTOEICも400点くらいでした。
そんな僕が、アメリカで普通に生活できるまでになった勉強法と英語上達のコツを紹介するので、英語を喋れるようになりたい人は参考にどうぞ。
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本記事のもくじ
おすすめの英語勉強法:5段階で考える
僕の経験から言って、英語学習には5つのステップがあります。
英語学習に必要な5つのステップ
- 自分の英語レベルを知る
- ボキャブラリー(単語)を増やす
- リスニングしまくる
- スピーキングしまくる
- 英会話に通う or 留学する
それぞれのステップを順を追って解説しますね。
1. 自分の英語レベルを知る
まず何よりも、現在の自分の英語レベルを知ることが大切です。
日本(に限らず世界的に)は、小学校1年生から教育を受けはじめ、段階的に学習していきますよね。
小一の子に、いきなり中二の国語を教えたりはしません。
英語学習も同じなので、まずは自分の今のレベルを知り、そこから少しずつステップアップしていくことが大切です。
ということで、まずは、自分の今の英語力を知りましょう。
自分の英語力を確かめる方法
現在の自分の英語力を確かめる方法はたくさんあります。
- TOEIC、TOEFLを受けてみる
- オンラインの無料テストを受けてみる
たくさんの方法がありますが、僕のおすすめは上記の2通りです。
TOEICを受験すれば、履歴書の資格欄にもスコアを書くことができるので、履歴書を充実させたいなら迷わず受けてみましょう。
2−3週間に一度試験が実施されており、受験料も6,500円くらいです。
スコアが低ければ、別に履歴書に書かなければ良いだけの話なので、一度受けてみて損はないと思います。
無料で英語力を試したい人向け
受験料を払わずに自分の英語力をチェックしてみたい人は、無料のオンラインテストを受けてみましょう。
下記のサイトでは、4つの英語学習者層別に英語力クイズを用意しています。
» 参考:Cambridge Assessment English -Test Your English
公式スコアではないので、履歴書に書くことはできませんが、これからの英語学習に向けて、今の自分を知るためならこれでも十分です。
自分の英語力を理解すべき理由
現在の自分を知ることは、ゴールに向けた計画を立てるのに非常に役立ちます。
このステップをめんどくさがってしまうと、自分のレベルに合わせた効果的な勉強もできませんし、途中で投げ出してしまう可能性も高いので、ここはめんどくさがらずにやっておくべきです。
自分の英語力を知ったら:レベルに合った教材選び
今の自分にどれくらいの英語力があるのかを知ったら、そのレベルに合った教材を選びましょう。
思ったより英語力が低かったからといって落ち込む必要はありません。
大事なのは、今の自分に合わせた教材を選び、自分のペースで学習していくことです。
レベルに合った教材とは
僕のおすすめは、内容の60%くらいを理解できる教材です。
教材の中身がちんぷんかんぷんだと難しすぎるし、簡単すぎる物を選んでしまっては英語力も伸びません。
本屋などで立ち読みし、「ちょっと難しいかも…」くらいのものを選ぶのがコツです。
感覚的には、長文を読んでみて、単語一つ一つはわからなくても、文章全体を読んでみたときにトピックがわかるくらいが、ちょうど60%くらいかなと思います。
2. ボキャブラリー(単語)を増やす
僕は語学において最も大事なのは知っている単語量だと思います。
理由は割とシンプルでして、単語さえ知っていれば話題に取り残されることはないからです。
”話題に取り残されることがない”とは
例を挙げて解説しますね。下記の英文をご覧ください。
This morning, I went grocery shopping but on the way home, remembered I forgot to grab milk, so just drive back to the store again.
ぶっちゃけ、なんてことはない英文です。
ただし、これをネイティブが話すとかなりの速度だし、単語の語尾が省略されて聞こえる(ディダクション)現象が起きるので、聞き取れない人も多いと思います。
それでも、最低、Grocery shoppingが聞き取れれば、スーパーに買い物に行ったことはわかりますよね。
forgot to〜〜も聞き取れたら、「あ、何か買い忘れたのかな?」という推測もできます。
単語量を増やすことは、このように会話の中で聞き取れる単語を増やすことに直結するので、会話が明後日の方向に進んでしまうことはなくなります。
スピーキングに関しても同じで、英語なんてコミュニケーションのツールなので、極論を言えば、単語を並べて意味が通じればそれでOKです。
ですが、言いたいことを表現するための単語を知らなければ、それすらできません。
これでは、会話の中でどんどん話題に取り残されてしまい、途中で「もういいや」みたいな状況に陥りやすいので、何よりも単語の量を増やすことが大切だと僕は思います。
単語量を効果的に増やす方法【体験談】
単語量を爆速で増やす方法は読書です。
英語の本を一冊買って、辞書を使わずに読んでみましょう。
辞書を使わずに読み終えたら、わからなかった単語を辞書で引きながら2回目を読みます。
これを繰り返していけば、ボキャブラリーは圧倒的に増えるはずだし、単語帳で一つ一つの単語を暗記していくより100倍効率的ですよ。
このときも、60%くらいの理解ができる本を選ぶのがコツです。
参考までに、僕が一番最初に読んだ英語の小説を紹介しておきますね。
アメリカの10−13歳くらいを対象年齢とした本です。僕はこの本を20歳のときに読みました。
僕が一番最初に読んだ本
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【英語学習の心得】勉強の目的を明確にしよう
自分の英語レベルを知ったら、英語学習の目的を明確にします。
・海外旅行をもっと楽しみたい
・仕事で英語が必要になった
・好きになった人が英語圏の人だった
・なんとなくカッケーし
こんな感じで理由はぞれぞれですし、その理由はなんだってOKです。
ここで大切なのは「英語学習の目的を明確にしておくこと」でして、そうじゃないと学習を続けていくうちに、どんな勉強をしたらいいのか迷ってしまいます。
「英語が喋れるようになったら、個人旅行でアメリカ横断をしたい」という人が、ビジネス英語を勉強してもあまり意味がありません。
逆に「仕事で英語が必要」なビジネスマンが、若者言葉やスラングばかりの英会話を知らずに身につけてしまって商談で使ってしまったら…ヤバイすね(笑)
英語学習の目的を明確にしておくことは、その後の方向性を決める重要なステップです。
【例えば】英語を喋れるようになりたいなら
TOEIC・TOEFLや英検で高得点を出したからと言って、英語が喋れるとは限りません。
このような試験で高得点を出したいなら、解答のテクニックを学べば本当に理解していなくても答えられる問題はあると思います。
ただ、英語は言語であって学問ではないので、この方法では英語が喋れるようにはなりません。
英語学習の目的が「英語を喋れるようになること」なら、これらの試験対策はする必要なしなので「リスニングとスピーキングに特化して学習する」みたいな感じです。
自分にあった勉強方法を見つけよう
何事にも人それぞれ好みがあるのように、英語の勉強法にも好き嫌いがあると思います。
学習書で一人でコツコツ勉強するのが好きな人。
映画やテレビ番組を見て勉強したい人。
一人じゃ勉強できないから英会話教室に通いたい人。
語学留学でいきなり現地に飛び込みたい人。
などなど…
ネットで [英会話 勉強法] と検索すると「英会話でNGな勉強方法」とか「絶対に喋れるようになる英語学習法」とか「英語が上達しない理由」とか、様々な英語学習情報が出てきますが、正しい勉強法は人ぞれぞれです。
自分にあった学習方法が必ずあるので、それが見つかるまでいろんな方法を試してみると良いと思います。
僕が実践した英語勉強法(日本編)
僕も日本にいたときに様々な勉強法を試しました。
この記事を読んでいる方の役に立つかもしれないので、ここからは僕が実践して一番効果を感じた勉強法をご紹介します。
僕が最も効果を感じた英語勉強法
テキストブック、雑誌、英会話教室など、様々な方法の中で僕が一番効果を感じた英語学習方は下記の通り。
2. 聞き取れた部分をリピートしまくる
3. 自分がアメリカで使う場面をイメージしながらアレンジして言葉にしてみる
僕は机に向かってテキストブックを開いて文法やら関係代名詞やら、どうたらこうたら…というのが嫌いだったので、一人でYouTubeを見まくってリピートしまくっていました。
当時は、動画を1回見ただけでは全体の10%くらいしか理解できませんでしたが、繰り返し同じ内容を聞くことでなんとなく意味がわかるようになり、そのうちざっくりとフレーズが聞き取れるようになり、最後には単語1つ1つを聞き取れるようになりました。
それを繰り返していくことで、初回から動画の内容を理解できる割合も増えていきました。
インタビューとかトークショーがおすすめな理由
英語学習においては、映画よりもインタビューやトークショーの方がおすすめです。
理由は「より自然に近い英語が学べるから」でして、決められたセリフを喋る映画よりもこちらの方が現地の人が喋るような感じで英語を勉強することができます。
とはいえ、映画がまったくダメなわけではなく、普段使いができる単語やフレーズが出てくる映画ならOKです。
たとえば、日常会話で使うフレーズが出てくる頻度が高いリアルドラマ系の映画などがそれでして、逆にバチバチ系のアクションは日常会話フレーズが出てくる頻度が低い映画になります。
映画や動画を使った英語学習方の具体的な内容はこちらの記事でしっかり解説しています。
僕が日本で実践した英語学習方法
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とりあえず、この段階では自分の好きな勉強方法を見つけてください。
物事って好きじゃないと続かないですからね。
アウトプットを恐れずに実践しよう
これは英語に限った話ではありませんが、言語学習において僕が最も重要だと感じるのは「インプットした知識をアウトプットすること」です。
特に日本人は間違いを恐れすぎるがゆえにアウトプットしない傾向が強いと言われています。
でも、上記で紹介した勉強法なら「自分一人で喋るだけ」なので、間違いを恐れずどんどんアウトプットしましょう。
まずは細かい文法とか気にせず、聞こえた文章を一人で繰り返すだけ。
それがとても重要です。
【補足】語学学校での出来事
これは、僕がアメリカに来てから語学学校に通っていたときの話になりますが、当時通っていた語学学校では、日本人生徒も多数在籍していましたが、彼らほとんどは授業中に発言していませんでした。
個人的には「それじゃ英語は上達しない」と感じていたので、僕はできるだけ話すように心がけていましたし、間違いを恐れることなくアウトプットしていました。
英語の間違いはネイティブの人たちがその時に直してくれます。そこで自分の間違いに気づくことができるので、次からは間違うことはありません。
ぶっちゃけ、僕の英語力が一番伸びたのはこのアウトプットしまくっていた時期だと改めて思いますし、「アウトプット」はそれくらい重要なプロセスです。
僕が実践した英語勉強法(アメリカ編)
アメリカに来てからは、街中に出て現地アメリカ人の会話を盗み聞きして、別の機会に盗み聞きしたフレーズを自分も使ってみることでアウトプットの機会を作っていました。
例えば下記のような感じです。
・スタバにて:隣の席の会話を盗み聞きする → 友人との会話で盗み聞きした言い回しを使ってみる
ちなみに、アメリカ人はおしゃべり好きが多いので、こちらから話しかければフランクに会話を始めてくれたりします。
バスや電車で隣に座った知らない人と話し始めるなんてこともよくあるので、そういう機会をモノにしながら現地の人と積極的にコミュニケーションをとることで、生きた英語を学ぶことができました。
日本にいても英語で会話の機会は作れる
「私は日本にいるから話す機会なんてないし」という理由でアウトプットの機会を逃しているなら、日本にいてもアウトプットできる環境を探しましょう。
今の時代、会話の機会を作ることくらいならオンラインで実現できます。
無料体験レッスンを実施している英会話サービスに申し込んでみたり、言語学習コミュニティに所属してみたり。
まずは自分ができるところから行動してみることが何よりも重要です。
【無料体験あり】おすすめオンライン英会話教室
「クラウティ」ならレッスンを家族で分けあえるから無駄なく使えて経済的です。
また、家族という一番身近な勉強仲間ができるので、学習も継続しやすく「英語を好きになる」「英語が上達する」ことができます。
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【英語はコミュニケーションツール】間違いなんかありません
最後に僕が最も重要だと感じるポイントについて、少しだけ言及します。
英語(に限らず全ての言語)はコミュニケーションツールのひとつです。それなのに文法や単語の間違いを気にして話さないのでは本末転倒です。
そもそも日本人が日本語を話す時に100パーセント正しい文法で話しているでしょうか?
主語が抜けたり、文法的には過去進行形で話すべきなのに過去形になってしまっていたり…。
それでも会話は成立していますよね?というか、そんなこと誰も気にしていないと思います。
それは英語でも同じでして、アメリカ人でも日常会話では文法を間違えることはありますし、だからと言って誰も気に留めません。
それなのに英語ネイティブじゃない僕たちがそれを気にしすぎて話せないなんて、上達のチャンスを自分から捨ててしまっているようなものです。
ですので、間違いを恐れず、どんどんインプットして、それ以上にアウトプットを繰り返しましょう。
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【まとめ】英語をマスターするならできることから行動すべし
考えるよりも行動派な僕はゴリゴリに進んできました。
とはいえ、記事中でも書いたように人それぞれ合う合わないがあります。
どんな行動をするかは人それぞれですが、まずは自分の英語レベルと自分にあった学習法を知り、半歩ずつでも良いので可能な範囲で行動してみましょう。
少しずつ行動範囲を広げていくことで、英語も上達していくはずです。
それでは。
【おまけ】留学を考えているなら
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