SEO対策にはどんな効果があるの?
nofollowとか、dofollowとか、なんとかかんとか…
ブログを書いている人なら誰でも喉から手が出るほど欲しい被リンク。
実は被リンクにはSEO効果があるものと、ないものが存在します。
本記事ではと “被リンクとは” についてまとめつつ、SEO効果のある被リンクを解説します。
そもそも「被リンク」ってなに?
本題に入る前に、被リンクを簡単に説明しておきます。
「被リンク」とは自分のブログが別のサイトに貼り付けられたときに発生するリンクのことでして、SEO的にもめちゃくちゃ重要な要素のひとつです。
上質な被リンクを獲得するとブログのアクセス数が飛躍的に伸びる反面、ペナルティにつながってしまう悪質な非リンクもあります。
また、被リンクを獲得できないと、せっかく記事を書いても誰にも読んでもらえない状況が続いてしまい、ブログを継続する意欲も半減してしまうので、上手に被リンクを獲得してアクセスアップを目指しましょう。
上手な被リンクの獲得は記事を書くのと同じくらい重要です。
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【ブログのアクセスアップ】なんで良質な被リンクが必要なの?
質問してる人
まずは、その質問にお答えしますので、下記の『Googleが掲げる10の真実』をご覧ください。
アラサー男子 in L.A.
【Googleのお告げ】ウェブ上の民主主義は機能する
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。また Google では、多くのプログラマーの力の結集によって技術革新が進むオープンソース ソフトウェア開発にも力を入れています。
ちょっと長いので、大切な部分を抽出します。
注目してもらいたいのは文章の中盤くらいでして、ここにはっきりと明記さています。
【重要】注目すべきはココだよ
ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。
「SEO対策」とは「Googleからの評価対策」です。
なので、Googleが被リンクを評価対象に定めているのであれば、SEO対策において大切ということになりますよね。
【被リンクの注意点】適当に獲得しまくるのは逆効果
上記の通り、Googleは被リンクを評価します。
とはいえ、適当に被リンクを獲得しまくるのは逆効果につながってしまうので注意しましょう。
まず最初に注意すべきポイントは下記の2つです。
・リンク元が関連したトピックであること
上記2つの条件だけは必ず満たしていないと、不自然なリンクとしてペナルティ対象になります。
ペナルティを受けると、検索順位が上がらないばかりか、圏外に飛ばされてしまい完全な逆効果になってしまうので、わりと本気で注意しておきましょうね。
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【それ、ペナルティ対象です】NGな被リンク獲得をしないために
ここからは、どんな被リンクがペナルティ対象になるのかをひとつずつ解説しますので、良く読んでしっかり対策しましょう。
【その1】ブログにある程度のアクセスがあること
まずは、ブログにある程度のアクセスがあることが最低条件です。
普通に考えればわかりますが、アクセスゼロのブログが他のサイトで紹介されてるっておかしくないですか?
最低でも1アクセスない限り、その記事のリンクが貼られることはありません。「記事を読まずにURLだけ貼り付けてるの?」ってなりますからね。
どれくらいアクセス数があれば不自然な被リンクとして認識されないかは、公開されていないのではっきりと言い切れませんが、最低でも1日30PVくらいは欲しいところです。
コンスタントに1日30PVくらいを稼げるようになるまでは、自分のSNSで記事を拡散する程度の対策に留めておきつつ、他のブログからの被リンク獲得対策は寝かせておくことをおすすめします。
【その2】リンク元が関連したトピックであること
つづいて注意したいのが、下記のように全く関連性のない記事どうしでつながった場合です。
友達のブログに記事リンクを貼って欲しいと思っても…
友人のブログ:料理や家事の情報コンテンツ
こんな感じで、まったく異なるコンテンツを運用しているブログ同士での被リンクはペネルティ対象になりかねません。
「おいしいカレーの作り方」の記事の中に「ウェブでお金を稼ぐ方法」の記事紹介があったら、明らかにおかしいですよね…笑
被リンクは、リンク元とリンク先のコンテンツに関連性がなければSEO効果は発揮されませんので注意しましょう。
【被リンクの種類】nofollow / dofollowってなに?
ペナルティ対象になる被リンクを理解したら、続いて被リンクの種類を覚えておきましょう。
被リンクには「nofollow」と「dofollow」の2種類がありまして、それぞれの特徴は下記の通りです。
dofollow = Googleが “評価する” リンク【SEO効果あり】
せっかく被リンク獲得を目指すなら、Googleの評価対象になる「dofollowリンク」を狙っていくべきですね。
どうやったらdofollowリンクを獲得できるかは、本記事の後半でじっくり解説します。
どうして「nofollow」リンクなんてあるの?
質問してる人
でも、アラサー男子さん、
どうして「nofollow」リンクなんてあるんですか?
どうせなら、全部の被リンクを評価してくれてもいいんじゃないですか?
確かに、ブロガーにとってはその方がメリットがありますよね。
でも、nofollowリンクなるものが誕生したのには、SEOの歴史が関係してるんです。
アラサー男子 in L.A.
なぜ世の中にはnofollowリンクなどというわずらわしいものがあるのでしょうか。
その理由のひとつには、ブログなど個人レベルで作れるウェブサイトが普及したからでして、それにともない個人で様々な場所にリンクの設置も可能になったからです。
一昔前までは個人レベルでウェブに記事を貼り付けることは不可能で、被リンクは専門家が評価した情報源という位置付けだったので、どんな被リンクでも評価されていました。
しかし、どんな人でも簡単に記事をシェアできる時代になり、自分のサイトURLをそこらじゅうに貼り付けるインチキSEO行為が横行してしまいました。
それでは情報量の少ないペラペラサイトでも検索上位が獲得できてしまうので、「個人が適当に貼ったリンクじゃ評価はできないよー。リンクを貼るのはいいけど、評価対象からは外れる『nofollow』という種類のリンクにするよー。」という措置がとられました。
まあ当然といえば当然ですね。
SEOでインチキは通用しません。
「nofollowリンク」=「ペナルティ対象」ではありません。
nofollowリンクは、あくまでも “直接的なSEO評価につながらないリンク” であり、それ自体がマイナスにもプラスにもならないリンクのことですので、誤解しないようにしましょう。
リンク自体にSEOの価値はないといっても、記事が拡散されてアクセス数を稼げること自体は確実にプラスなので、nofollowリンクを侮ってはいけません。
【全部無料】dofollowの被リンクが獲得できるサイト
上記の通り、nofollowリンクはSEO効果がありません。
せっかく被リンクを集めるなら、dofollowリンクが獲得できるサイトで記事を紹介してもらった方がSEO効果に繋がります。
ここからは、dofollowリンクを獲得できるサイトを紹介しつつ、最後に自分でdofollowリンクが獲得できる方法も深堀します。
dofollowリンクが獲得できるサイトやサービスは大きく分けて下記の通りです。
・ブックマークサービス
・Q&Aサービス
・ブログランキング
ブログサービス
dofollowリンクが獲得できるサービスの代表格が「はてなブログ」などの無料ブログサービスです。
これらのブログサービスは無料かつサテライトブログとして運用することができるので、サブブログとしてうまく活用していくと効果的に被リンクを獲得できます。
また、これらのブログサービスには既存ユーザーも多く存在しているので、ここから被リンクを獲得できれば大きな効果が見込めます。
dofollowリンクが獲得できるブログサービスを下記にまとめたので参考にどうぞ。
Tumblr(タンブラー)はSNSとブログ、ソーシャルブックマークなどを統合した無料サービスです。
ポートフォリオサイトとして多くのデザイナーが使っていることでも知られていますね。
基本的にFacebookやTwitterなどSNSからの被リンクはnofollowになるのですが、Tumblrだけはdofollowです。
まだアカウントを作っていないというブロガーは今すぐ開設しましょう。
ユーザー数も多く、ジャンルも様々な巨大ブログサービス『アメブロ』。
説明は要りませんね。
他の無料ブログサービスと違って、ソースコードがいじれる『FC2ブログ』。HTMLをいじれる人なら、メインブログのテイストと合わせて統一感を演出できるのでおすすめです。
また、ディープなブロガーがいる点が特徴なので、ニッチなブログテーマでも比較的受け入れられやすいと思います。
アドセンスも使える本格ブログサービス『はてなブログ』。
WordPressの代わりに、はてなでブログ運営している方も多く、はてなブックマークなどのサービスと連携も取りやすいのが特徴です。
こちらもアドセンスが使えるブログサービスです。
『livedoorブログ』は、2015年から有料プランが撤廃され各種機能を無料で使用できるようになったので、無料ブログのなかで最も多機能なサービスのひとつですね。
ブックマークサービス
アカウントを作るだけで使えるブックマーク系サービスもdofollow被リンクを獲得するのに役立てたいサービスです。
アカウントを作るのは一瞬なので、チェックしておいて損はないですよ。
『はてなブックマーク』は日本で最も有名なソーシャルブックマークサービスのひとつです。
毎日チェックしておくと世の中のトレンドがわかるので、被リンク目的以外でもブログアイデアのヒントなど何かと役立ちます。
アカウントを作っていないブロガーは今すぐ作りましょう。
『楽天Social News』は楽天が運営するキュレーションサービス。
気に入った記事をシェアすることができるので、シェアされやすい記事を狙って書いていきましょう。
【※追記】2020年4月、楽天ソーシャルニュースは全面リニューアルされ、ただの商品紹介まとめサイトになってしまいました。
有効な被リンク獲得先として多くのブロガーが利用し、優秀な記事もたくさん集まっていたので少々もったいない気もしますが、今後は被リンク獲得先として機能しません。
みなさんご存知 “まとめ界のキング NAVERまとめ”。
ここで自分の記事が紹介されれば拡散力はかなりのものですが、難易度も高めです。
【※追記】最強まとめサービスだったNaverまとめも2020年9月いっぱいで終了です。
Q&Aサービス
誰でも一度は使ったことがあるQ&Aサービスもdofollowの対象です。
質問に対する回答内でリンクがシェアされることがあるので、誰かのお悩み解決に役立つ記事を書いていくとリンクが貼られる可能性も高まります。
説明するまでもなく、日本人なら誰でも知ってるQ&Aサービスの代表といえば『Yahoo!知恵袋』ですよね。
相談ジャンルは多岐に渡るので、どんなブログジャンルでもリンク獲得のチャンスはあります。
Yahoo!知恵袋ほどではないですが、『教えて!goo』も国内では大手のQ&Aサービスです。
こちらも大手。
『OKWAVE』は年間7,000万人が利用する日本発、最大級のQ&Aサイトです。
ブログランキング
ブログランキングは、自分のブログを登録するだけでランキング形式にして表示してくれるサービスでして、ブログ開設したての人にはおすすめしたいdofollow被リンク獲得先になります。
SEO効果も高いので、まだ未登録の人はこの機会にぜひどうぞ。
ブログランキングの詳細はこちらの記事で詳しく解説しています。
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【ブラックハット】自分で貼ってもOK ※ただし自己責任
これらのサイトで被リンクを獲得できれば、アクセスアップものぞめますしGoogleからのSEO評価も見込めます。
NAVERまとめで誰かがあなたのブログをまとめ記事にしてくれれば最高ですが、そんなことはかなりレアなので、基本的にそれを待ち続けて狙うのは至難の業。
そんな時は自分で自分のブログリンクを貼ることもできます。
自分で自分の記事をシェアすることをSEO業界では「ブラックハット」といいまして、2020年4月現在では効果ありです。(ただし自己責任。理由は後述)
僕がブラックハットをおすすめしない理由
上記の通り、SEO効果がある自作自演のブラックハットですが、僕はこのやり方はおすすめしません。
たしかに被リンクはSEOにおいて大きな力を持つ要素なのは事実だし効果はあるけど、SEOを被リンクに頼りすぎるのは危険だからです。
Googleのアルゴリズムはアップデートを繰り返していますし、nofollowという概念ができたように、現在は効果があるブラックハットdofollow被リンク獲得もそのうち効果が薄れるときが来るかもしれません。
数あるSEO対策のひとつとしてブラックハットを検討するのはいいですが、そこに全力を注ぐのはやめましょう。
SEOはあくまでホワイトに、良質な記事を書いて自分のSNSで発信して、自然と被リンクを獲得していくほうが長期的な効果を見込めます。
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【まとめ】ホワイトハットでdofollowリンクを増やそう
ということで本記事のまとめと結論です。
dofollowの被リンク獲得はSEO対策では有効でして、自分でリンクを貼ることもできます。
でも、そこに頼りすぎるのはやめましょう。SEOで戦うときはあくまでもホワイトに。
いいコンテンツ(読者がシェアしたくなる記事)を書いて、内部リンクでサイト内回遊率をあげることが一番ですので、内部対策とSEOライティングに全力を注ぐことをおすすめします。
内部対策とライティングを学ぶための記事は下記のリンクよりどうぞ。
SEO内部対策・ライティングの理解に役立つ記事
・SEOにおいて被リンクは重要かつ有効
・nofollow / dofollowの違いを理解することは大切
・獲得すべきはdofollowだが、nofollowリンクも無視できない
・無料ブログ/ ブックマーク / Q&Aサイト を知る
・ブラックハットもOK(けど自己責任)
・長期目線ではホワイトハットで被リンク獲得を目指すべき
ということで、ホワイトハットで健全リンクの獲得を目指していきましょう。
おわり。