アラサー男子 in L.A.
僕がアメリカに来てから8年が過ぎました。
「アメリカ生活ってどう?」とよく聞かれるので、本記事にまとめます。
ぶっちゃけ、日本に住んでいたときの自分と、今の自分はかなり違うと思います。
本記事では、アメリカ生活を8年間経験して身に起こった変化をまとめました。
日本で24歳まで過ごした僕が、アメリカでどう変わったのかをお届けしつつ、これからアメリカ移住を検討している人の参考にもなれば幸いです。
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アメリカに来て変わったこと【8年で僕に起こった変化】
さっそくですが、アメリカ生活8年で僕が感じた変化は下記の通りです。
アメリカ生活を経て日本人の僕に起きた変化
- 人目を気にしなくなった
- 歩くのが嫌になった
- 自分を曲げなくなった
- 水を大量に飲むようになった
- 知らない人と会話できるようになった
- 買い物の値段を見なくなった
- 現金を持ち歩かなくなった
人目を気にしなくなった
まず一番がこれですね。
日本にいたときは、常に自分が周りからどう見られているかを気にして生活してましたが、アメリカに来てからは一切気にしなくなりました。
たとえば、日本に住んでいた頃は家から100メートル離れたコンビニに行くだけでも身支度の準備をしていました。
日本にいた頃の僕:コンビニに10分お出かけの準備
着替え:ジーンズ・Tシャツくらいはマストだよな。
髪の毛:ボサボサNG。ワックスつけないまでも、クシでとかすくらいはしとこう。
ヒゲ:無精髭NG。さすがにヤバイくらいのヒゲは剃る。
香水:一応つける。
くつ:念のため革靴くらいは履いとくか。
かなり意識高い系です。
今思えば、なぜ、たかが10分くらいの外出でここまでしていたんだろうと…苦笑
それが、アメリカに来てからというもの、準備は大幅に短縮されました。
アメリカに来てからの僕:高島屋レベルのデパートへお出かけ
着替え:着替えんのめんどいし、パジャマはナイキだし、このまま出かけりゃいいか。
髪の毛:帽子かぶればいいや。
ヒゲ:剃らなくていいや。
香水:なにそれ?おいしいの?
くつ:めんどくセー。裸足がいいけど、一応ビーサンくらいは履いとくか。
無精ヒゲでも面倒くさければ剃らないし、髪の毛がボサボサでも気になりません。
この格好でデパート(日本だと高島屋くらいの位置付けのデパートかなぁ)くらいなら平気で入れます。
ちなみにヘアワックスとかはアメリカに来てから一度も使っていません…。
アメリカは人目を気にしない文化です。
自分がよければそれでいいので、バリバリにオシャレしている人もいれば、それなりのレストランでも短パンとサンダルで食事している人もいます。僕は完全に後者になりました。
(※とはいえ、ビバリーヒルズとか一流レストランではドレスコードあるので注意です。)
ちなみに、これは僕が住むロサンゼルスの話でして、東海岸の方はもっと服装を気をつけている人が多い印象なので、ニューヨークやボストンに行く予定の人は日本で出かけるのと同じくらいの感覚で良いかもしれません。
僕が東海岸の都市を訪れた限りでは、そう思います。
歩くのが嫌になった
アメリカは基本的に車文化でして、一部の大都市圏を除いて歩いている人はいません。
外を歩いている人といえば、低所得者か健康管理でジョギングやウォーキングをしている人くらいです。
そういうわけで、僕もすっかり車移動になってしまいました。
今では徒歩5分で行けるスーパーにも車で行きます。
参考:食材はどこで買う!?【大型モールから日本系スーパーまで紹介】
アメリカで歩いている人が少ない理由
理由①:アメリカ広すぎ。歩いたら永遠に目的地にたどり着かない。
理由②:アメリカ治安悪過ぎ。歩いたら事件に巻き込まれる可能性大。
理由③:アメリカの買い物デカ過ぎ。牛乳一本3.67㍑とかオニ重。
アメリカで車移動が多い理由の第一位は、間違いなく国土の広さですね。
ロサンゼルスもダウンタウンなどの一部エリアを除いて、歩いて買い物とかありえません。車なしじゃ1週間分の食材を買うだけでも1日仕事です…。
しかし、広大な土地で移動が大変ということ以外にも、理由が2つあると思っていまして、ひとつは治安、もうひとつは荷物の大きさです。
治安に関しては、日本に勝る国はありません。
アメリカでは無闇に出歩くと事件に巻き込まれる可能性が高いので、車で移動した方が安全です。
また、アメリカのスーパーで普通に食材の買い物をすると日本の3倍くらいの荷物量になります。
商品ひとつひとつのボリュームが大きいので仕方ないことですが、これを持ってスーパーと家の間を歩くのは、たとえ5分間でも大変なので、その点からも車の方が利便性が高いと言えます。
こんな感じの生活を続けて車移動に慣れてしまうと、歩いて出歩くのが本当に苦痛になります。
今、地面を直接けることと言えば、運動不足解消のためのジョギングくらいです。
その点、生活の中で運動不足解消も兼ねられる日本の生活は優れていると思います。
自分を曲げなくなった
自分の意見を曲げなくなった点も、アメリカに来てから大きく変わったことのひとつです。
これには良い面と悪い面があると思っていまして、それぞれ下記の通りです。
自分を曲げなくなって良い面
- 生きやすくなった
- 自分のやりたいことをやれるようになった
- 人の意見に流されなくなった
自分を曲げなくなって悪い面
- 知らない人と口論が増えた
- たまにめんどくさいことにも巻き込まれる
とにかく、自分のやりたいことを優先してできるようになりました。
僕の場合は、「会社員で一生を終える」という考え方から脱却できたのが大きいです。
アメリカでは社会人の約半分がフリーランスと言われています。
フリーランスでも十分に社会的地位を確立していますし、自分のやりたいことを仕事にしている人も多いです。
それで人生が豊かなら、それでいいですよね。
毎日、電車に揺られ、会社でストレスを感じて精神をすり減らすより断然マシです。
もちろん、自分の意見を押し通そうとすると、相手も意見を曲げない人ばかりなので、たまに衝突することもあります。
しかし、その結末がどちらにころぼうとも、自分の意見を押し殺してその先ずっと我慢するより、お互いに言いたいことを理解し合えたうえでの結果なのであきらめがつきますし、腹落ちもいいです。
とはいえ、まだまだ日本人らしさも残ってますけどね…笑。
やっぱり、ヒトは自分に正直に生きるのが一番幸せです。
水を大量に飲むようになった
アメリカ人は水をたくさん飲みます。
特に僕が住むカリフォルニアは一年中乾燥しているので、みんな1リットル以上の大きなボトルを持ち歩いていることが多く、僕も1日2リットル以上は必ず水を飲んでいます。
ポイントは “水分” ではなくて “水” であること。
お茶やコーヒーはカウントしません。
僕の家では浄水器をつけているので水道水を飲みますが、外出した時もジュースやお茶ではなく水を買って飲んでいます。
今思えば、日本人は水分を取らないなと感じます。水筒も一口で終わっちゃうようなサイズが多いですよね…笑
僕は、水を飲みはじめてから体の調子も良くなったし、頭がスッキリするようになりました。
最初はお腹が水で膨れたり、体がむくむのが辛かったですが、今はむくみもなくなり、逆に水を飲まなかった翌日は体調が悪いことが多いですね。
ということで、本記事を読んでいる人で健康になりたい人は、日本にいても水をたくさん摂取することをおすすめします。めちゃくちゃおすすめです。
知らない人と会話できるようになった
アメリカ人はおしゃべり好きなので、知らない人とでも突然会話がスタートします。
日本ではバスを待っている間に隣の人に話しかけるとか、ある意味ヤバイ人に見られてしまいますが、アメリカでは普通です。
日本にいた頃の僕だったら、知らない誰かに話しかけられても無視していましたが、今は会話しちゃうことが多いです。
僕は眼鏡をかけていますが、ときどき「That’s nice glasses.(それ、良いメガネだね)」とか言ってくれる人もいて、「Thanks.(ありがと)」みたいに返答すると、その後なんだかんだで世間話しちゃうみたいな感じです。
日本にいた頃の僕だったら、「いいメガネですね。」とか言われても、「…。」で終了してたと思います。
アメリカ人はコミュニケーションスキルが高いなと思うことが多々あるのですが、きっと、こういうストリートで会話スキルを叩き上げているからですね。
ブラジル人がストリートサッカーでスキルを磨いてプロになるように、アメリカ人はストリートでコミュニケーションスキルを知らない間に磨いて会話のプロになっているんだと思います。
ということで、アメリカに来た際は知らない人にもどんどん話しかけてみましょう。世界が変わるはずです。
買い物の値段を見なくなった
これは、別に僕が金額を気にせずなんでも好きなものを買えるくらいお金持ちになったからではありません…。
アメリカに来て、値段を気にせず買い物ができるようになった理由は、会計の時に値段が想像より高かったり、その場で気分が変わったりしたら、すぐにキャンセルしたり返品できるからです。
また、アメリカは返品に寛容なので、一度持ち帰って使用してからも、使い心地が気に入らなければ返品OKで、全額が返金されます。
値段を気にして買うか買わないか迷うよりも、とりあえず買ってみて、使い心地を確かめてから、気に入らなかったら返品・返金という文化に慣れてしまったので、値段を見る必要がなくなったという感じです。
とはいえ、あまりに安い物だと返品に行くことそのものがめんどくさかったりするので、そのまま壊れるまで使っちゃいますけどね。
現金を持ち歩かなくなった
アメリカはめちゃくちゃカード文化です。
最近ではケータイやスマートウォッチでも支払いが簡単にできるようになってきたので、現金を持ち歩いている人は少ないです。
僕もコンビニで1ドルの水を買うだけで、クレカかApple Payで支払いをしていまして、現金を使うことはほぼありません。
アメリカでクレカ支払いできる物
- 1ドル(100円)の水
- 50セント(50円)のチョコ
- 10セント(10円)のガム
現金を使う機会はガソリンスタンドくらい。
ガソリンスタンドでは、カードよりも現金で支払いした方が安いところがあるので、それくらいでしか現金を使うことはありません。
とはいえ、クレジットカードで支払っても1ガロン(3.78リットル)あたり、10セント程しか違いませんし、クレカを使えばポイントも帰ってくるので、結果としてクレカの方がお得な場合がほとんどです。
コインパーキングも自動精算機でカードが切れますし、たとえ10セントの買い物でもカードを使うことで嫌がられることはありません。
現金のみしか受け付けてくれない場所ってあるの?
強いて言えば、路面に出てホットドッグなどを売っているフードカートだとカードが使えないことがあるくらいですが、最近は携帯にクレカ精算機器をつけてるフードカートも多いので、ほとんど問題ないかなと思います。
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まとめ:アメリカは生きやすい
ということで、結論です。
「アメリカは生きやすい」
これに尽きますね。
とにかく、アメリカは人の目を気にしなくていいし、現金を持ち歩かなくていいし、買い物後も返品自由だし、日本よりも格段に生活しやすいです。
「アメリカの生活が合わない」という人もいますが、合う人にはめちゃくちゃ合うと思っているので、本記事を読んで「自分の性格に合いそうだな」と思った方は、アメリカ移住も考えてみるといいと思います。
アメリカで生活を安定させるための参考記事と、「アメリカ生活地獄かも?」の記事も書いていますので、興味があれば読んでもらえればアメリカライフのことがよりよく理解できると思います。
参考記事:【英語力なしでもOK】アメリカ留学から現地で安定生活をするまでの最短ルート|失敗を経験した僕が解説
参考記事:アメリカ移住の前に知っておきたい15の真実【あなたの希望をぶち壊します】
それでは。