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検索エンジンの仕組みを知ってサイトを最適化しよう【SEOの基礎知識】

【SEO初級編】1. 検索エンジンの仕組みを知ろう

日々何気なく使ってるけど、検索エンジンってどういう仕組みなのかな?

種類はいくつあるんだろう?それぞれによって表示されるサイトや順番は違うの?

ブログを書いているけど、検索上位ってどうやったら取れるの?検索エンジンの仕組みを知ることで役立つ知識はありますか?

 

本記事では、上記のようなお悩みをお持ちの人向けに、検索エンジン(サーチエンジン)について基礎から解説します。

これからSEO対策を勉強していきたい人にとっても、検索エンジンの仕組みを理解することは基礎知識を固める意味でとても役立つので、ぜひ参考にどうぞ。

 

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検索エンジンの仕組みを知ろう【サーチエンジンの基礎知識】

検索エンジンの種類

SEOの話になると、たまにこんな意見を耳にします。

 

SEOなんて勉強しなくても大丈夫だよ。

たくさん記事を書くことだけに集中すればいいのさ。

小手先だけのSEOテクニックは通用しないからね。

 

これは半分アタリですが、半分ハズレです。

理由は下記の通り。

 

SEOは勉強しなくてもいいのは、検索エンジンの基礎知識がある人

すでに検索エンジンの基礎知識がある人は、SEOを勉強する必要性が少しだけ薄いです。

というのも、検索エンジンの仕組みを理解していれば、やるべきことが明確になって、それだけに注力していればいいから。

しかし、その仕組みを理解していない人、つまり初心者のうちから、いきなり基礎知識を飛ばしてテクニックの勉強に走ると失敗します。

スポーツでも必ず基礎練があるように、何事もベースが大事です。

 

次の仕組みを理解している人は、この記事をスキップしても問題ないかもしれません。

 

世界中のページがどのような流れでウェブ上に掲載されるかを理解している

 

え、知らない?サイトを公開したらすぐに見れるようになるんじゃないの?

グーグルに表示される順番は適当じゃないの?

 

こう思った人は、まだまだ基礎知識が足りないので、本記事を読み進めてみてください。

 

【初心者向け基礎知識】検索エンジン(サーチエンジン)とは

まずは、基礎中の基礎からいきましょう。

 

検索エンジン(サーチエンジン)とは?

検索エンジン(サーチエンジン)は、インターネットユーザーが情報を調べるときに使うツールのこと。

有名どろこでは、GoogleやBingなどがあります。

 

少し難しいかもしれませんが、Wikipediaからの引用も載せておきます。

 

与えられた検索式に従って、ウェブページ等を検索するサーバ、システムのこと。検索式は、最も単純な場合はキーワードとなる文字列のみであるが、複数のキーワードにAND(「かつ」、論理積)やOR(「または」、論理和)等の論理条件を組み合わせて指定することができるものが多い。

ロボット型検索エンジンの大きな特徴の一つとして、クローラ(ロボット・スパイダー)を用いることが挙げられる。このことにより、WWW上にある多数の情報を効率よく収集(日本の著作権法では複製)することができる。大規模な検索エンジンでは、80億ページ以上のページから検索が可能になっている。

収集したページの情報は、前もって解析し、索引情報(インデックス)を作成する(日本の著作権法では編集)。日本語などの言語では、自然言語処理機能が生成される索引の質に影響する。このため、多言語対応した検索エンジンの方が精度の高い検索が可能となる。

検索結果の表示順は、検索エンジンの質が最も問われる部分である。ユーザーが期待したページを検索結果の上位に表示することができなければ、ユーザーが離れてしまうからである。そのため、多くの検索エンジンが、表示順を決定するアルゴリズムを非公開にし、その性能を競っている。検索エンジン最適化業者の存在も、アルゴリズムを公開しない要因になっている。Googleは、そのアルゴリズムの一部であるPageRankを公開しているが、やはり、多くの部分が非公開になっている。Googleの場合、創設初期におけるアルゴリズムについては、創設者自身がウェブ上で公表している論文でその一端を知ることができる。

参照:Wikipedia-検索エンジン

 

長いですね…。なので、重要な部分を抜き出しておきます。

 

  • 検索式は“キーワードとなる文字列”である
  • クローラを用いて多数の情報を効率よく収集
  • 収集したページは解析され、牽引情報(インデックス)を作成する
  • 検索結果の表示順は、検索エンジンの質が最も問われる部分である

 

このあたりは、SEO対策をするうえで、しっかり理解しておくべき知識です。

全てを理解する必要はないので、とりあえず「ここが重要なんだ」ということだけ頭に入れておいてください。

 

検索エンジンの種類【重要なのはひとつだけ】

検索エンジンにはいくつか種類があります。

代表的な検索エンジンは下記の通り。

 

Google:世界最強、難攻不落の最強エンジン

Yahoo!:日本で人気の検索エンジン

Bing:マイクロソフトの検索エンジン

 

ひとつずつ解説しますね。

 

Google 【世界シェア1位|最強&定番】

Google

Googleは世界で最も使われている検索エンジンでそのシェアは圧倒的です。

たぶん、この記事を読んでいる全ての人が知っているはず。

そんな、世界最強の検索エンジン“Google”のシェアは下記の通りです。

 

Googleの世界シェアグラフ

StatCounter-search_engine-ww-monthly-201805-201905

参照: StatCounter Global Stats – Search Engine Market Share

 

上記のグラフで、90%前後を維持する赤い線がGoogleです。

見えづらいですが、下の方にあるその他の色線がその他検索エンジンです。

この差を見れば、Googleが圧倒的トップなのがわかります。

 

Yahoo!【日本ではシェア率高し|エンジン内部はGoogle】

Yahoo! Japan

Yahoo!も、日本人にはお馴染みの検索エンジンです。

世界シェアではGoogleに圧倒的差がつけられているYahoo!ですが、日本国内のシェア率はまだまだ健在でして、およそ25%の人がYahoo!を使ってウェブ検索をしています。

 

Yahoo!の日本国内シェアグラフ

StatCounter-search_engine-JP-monthly-201805-201905

参照: StatCounter Global Stats – Search Engine Market Share

 

およそ1/4の日本人がYahoo!を使っている理由で納得なのが、トップニュース機能です。

Yahoo! JAPANのトップニュースとかってついつい見ちゃいますよね。

このトップニュースそのものは、Yahoo!の機能ですが、検索窓にキーワードを入力してから表示されるサイト一覧に関しては、その検索システムをGoogleから引用しているので、検索エンジン自体はGoogleであると考えてOKです。

 

つまり、こういうこと。

 

“ヤフる” = “ググる”

 

ということは、つまり、日本での25%のシェア率はGoogleに換算されるということです。

上の図を見ると、Googleの日本国内シェア率は、だいたい70%前後なので、それに25%を足すと…。

やっぱりGoogleは神です。

 

Bing【Microsoftが運用|Windows PCには初期搭載】

Bing

続いてはBingです。

Microsoft社製の検索エンジンなので、Windowsのパソコンを買うと初期搭載されており、使ったことのある人もいるはず。

それでも、大体の人が、そのうちGoogleまたはYahoo!を使うようになるので、シェア率は高くありません。

余談ですが、なぜかiPhoneのSiriに搭載されている検索エンジンもこのBingでして、WindowsとAppleで同じシステムを共有していることになります。

 

補足:韓国のNaver|中国の百度|ロシアのYANDEX RU

NAVER Baidu YANDEX RU

これらはそれぞれの国内でGoogleやBingを抑えてシェア1位を誇る検索エンジンたちです。

SEO対策は、それぞれの検索エンジンに対して行っていく必要があるので、もし韓国語で記事を書いてNAVERで検索上位を取りたいなら、NAVER向けののSEO対策が、中国で検索上位を取りたいなら、百度のSEO対策が必要になります。

 

結論:SEO対策 = Google対策

上記の通り、世の中にはいくつもの検索エンジンが溢れていますが、そのシェア率から言って、Google対策をすればOKです。

 

SEO対策 = Google対策

 

この通り認識しておけば問題ありません。

 

実際に検索エンジンを使いながら仕組みを覚えたい人は、下記の記事を参考にどうぞ。

> 参考記事:【検索上手になろう】サーチエンジンの正しい使い方

 

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【注意!】検索エンジンとブラウザは違います

検索エンジンとブラウザの違い

たまに、検索エンジンとブラウザの違いが理解できていない人を見かけます。

検索エンジンとブラウザは全くの別物なので、しっかり区別しておきましょう。

その違いを簡単にまとめました。

 

知らないといけない「検索エンジン」vs「ブラウザ」
  • 検索エンジン:情報を探し出すために必要。検索キーワードをもとにサイトを検索する
  • ブラウザ:WEB上の情報を表示させるソフト。これがないとネットにアクセスできない

 

こんな感じで理解しておけばOK。

僕たちは、①ブラウザを使って、②検索エンジンにアクセスし情報を表示しているという流れです。

ブラウザにはGoogle ChromeやFirefox、Microsoft Edge(旧 Internet Explorer)などがあります。

 

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検索エンジンの仕組みを知ろう【ページ掲載までの流れ】

検索エンジンの仕組みを知ろう

ウェブサイトを作ったとき、新たにページを追加したとき、など、サイトに何かしら新しい手を加えたときに、検索エンジンがどうやってそれを認識するかを知っておくことは重要です。

そこで、どうやったら検索エンジンにサイトが掲載されるのかを解説します。

 

検索エンジン掲載までの流れ|クローリング・インデックス・ランキング

サイトが検索エンジンに掲載されるステップは下記の通り。

 

  1. クローリング:検索エンジンが、あなたのサイトを発見する
  2. インデックス:検索エンジンが、あなたのサイトを登録する
  3. ランキング:検索エンジンが、あなたのサイトの順位を決定する

 

1. クローリング

検索エンジンのロボット(クローラーと呼びます)が世界中のウェブサイトを巡回し、あなたのサイトを見つけてくれるステップです。

この時点で、サイトのオーナーがすることは特にありませんが、サイトマップを送信することで、クローラーにいち早くサイト公開のお知らせを送ることができます。

WordPressでブログを書いている場合、プラグインを使ったり、グーグルサーチコンソールでサイトマップを送信することもできます。

この辺りの知識は少し難易度が高めなので、ここでは割愛しますが、気になる方はこちらからご確認ください。

> 参考記事:【Googleサーチコンソールの使い方】導入から基本的な使い方まで解説

 

2. インデックス

クローラーがサイトを見つけ、特に問題がないと判断されたページはインデックス(登録)されます。

その際、とくに通知は来ません。

検索エンジンにインデックスされたかどうかを知りたい場合、Googleで [site:(サイトのURL)] を入力すると調べることが可能です。

 

例)Googleの検索窓に [site:ksonoda.com] と入力

 

実際に公開している自分のページ数とインデックス数が合わない場合は、いくつかのページがインデックスされなかった可能性があります。

コンテンツが重複している場合や、記事の質が低いものはインデックスされない場合があるので見直す必要ありです。

> 参考記事:ブログの重複コンテンツを避けつつ、記事を増やしていく方法【SEO的にも重要】

 

3. ランキング

ランキングは、インデックスされたページの順位を決める手順です。

ここで検索上位が取れないと、どんなに頑張ってページ数を増やしても、永遠に読者を獲得することはできません。

SEO対策は、このランキング対策とも言えるので、頑張って勉強しましょう。

 

SEOの基本対策は4つだけです。「たった4つのSEO基本スキルを知ろう」で詳しく解説しているので、参考にどうぞ。

 

検索エンジンは、ランキング決定のために様々な条件(アルゴリズム)を設定しているので、SEO対策では、その条件に沿うようにサイトを作っていくことが大切です。

 

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検索エンジンに沿ったサイトを作るとは|SEO対策

検索エンジン最適化(SEO)とは

少しだけ先述しましたが、SEO対策とは検索エンジンで自分のサイトを上位表示させるためのテクニックです。

検索上位を取れないと、永久にサイトの読者は増えません。

ここから、記事の難易度はグッと上がりますが、少しずつ知識を深めることが大切なので、今は全て理解する必要はありません。

少しずつ勉強していきましょう。

 

検索順位はどうやって決まるのか【疑問に答えます】

クローリング、インデックス、ランキングはなんとなく理解したけど、サイトの順位ってどうやって決まるんですか?

 

こんな疑問に答えます。

 

ランキング順位を決めるルール

検索エンジンは、何百という評価基準をもとに、独自のルール(アルゴリズム)によって検索順位を決定しています。

そして、そのルールを分析し、どうやったら検索エンジンで上位が取れるかをまとめた対策方法がSEOです。

誤解の無いように言っておくと、検索エンジン側はアルゴリズムを公開していないので、正しくは“どうやったら検索エンジンで上位が取れるかを予測した”かもしれません。

しかし、世界中のウェブマーケターがプライドをかけて導き出している対策方法なので信ぴょう性はかなり高く、それ以外に対策する手立てが無いのも事実です。

 

その中でも評価に大きく関わる2つの基準を解説します。

細かいテクニックは、これから身につけていけばいいので、まずはベースとなる下記の2つを覚えましょう。

 

  1. 検索キーワードと記事の関連性
  2. コンテンツの質

 

 

1. 検索キーワードと記事内容の関連性

検索エンジンは、ユーザーの検索意図に合わせて最適な情報を上位に表示することに命をかけています。

例えば、[ブログ 始め方]というキーワードで検索された場合、初心者がブログを始めるために必要な情報を掲載したページが検索上位に表示されるようになっています。

間違っても、可愛い猫を紹介するページは表示されません。

ブログの始め方を知りたいのに、可愛い猫の写真ばっかりじゃねーか!!!」となるからです。

そのため、サイトを作る側にもユーザーの検索意図を理解して、それに沿った形でページを作ることが求められます。

これをSEO界隈では「キーワード対策」と呼びまして、優先すべき対策手段のひとつです。

【SEOキーワードの基礎知識】分析・整理して想定読者に向けて記事を書く手順【SEO中級編】」で、詳しい対策方法をまとめているので、勉強しましょう。

 

2. コンテンツの質

検索上位を取るためには、コンテンツの質も大事です。

「コンテンツ = ページの内容」なので、ページの内容を充実させることを意識しましょう。

検索順位は、[ブログ 始め方]で表示されたページのなかで、情報が充実したページから順に表示されるようになっているので、「これからブログを時始める人にとって必要な情報はどんなものがあるかな?」を意識しつつ、コンテンツを豊富にしていきましょう。

可愛い猫を紹介するコンテンツを作るなら、猫の紹介数だけでなく、猫種別のおすすめキャットフード、ケアの仕方などを載せる感じですね。

ページの根本となる情報の他に、関連情報まで載せてあげると自然にコンテンツの質が高まっていくので、このコツをつかみましょう。

ブログのアクセス数を増やすには『記事の質』が大切です【コンテンツ戦略】」で、この辺りを解説しています。

 

補足:アルゴリズムはアップデートされる

サイトの検索順位を決定する検索エンジンのアルゴリズムは、小さなアップデートを繰り返しながら、2〜3年に一度大きく改正されます。

その際、評価基準が大きく変わることもあり、それまでの順位が一気に変わってしまうケースもあるので、アルゴリズムアップデートの流れを追いつつ、定期的にサイトもアップデートする必要があります。

 

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まとめ:SEO対策の本質は「読者目線」に立つこと

では、検索上位を取るためにはどうする?

本記事は以上です。

基本中の基本を解説しましたが、これからSEO対策をして、自分のサイトの検索順位を上げていくためには基礎が超重要です。

しっかり基礎を固めて、検索エンジンのアルゴリズムに沿ったSEO対策をどうぞ。

もっとSEOを勉強したいよ」という人は、本を買いましょう。

おすすめ5冊をまとめた記事もあるので、覗いてみてください。

> 参考記事:【SEO対策を学ぶなら本を読め】おすすめ書籍5冊

おわり。