ブログのPVを伸ばすには、アクセスの分析が必要だと聞きました。
どれくらい詳しく分析すれば良いの?
初心者でも正しくブログのアクセス解析をする方法を教えてほしい。
こんな疑問にお答えする記事。
ブログ初心者の人ですと、「アクセス解析 = 難しい」というイメージを持つ人が大半かもしれません。しかし、ブログは解析し改善を繰り返していかなければ、永遠にアクセスも増えず収益化にもつながらないのは不変の事実です。
本記事では、初心者向けに正しいブログのアクセス解析方法を解説します。
(※無料ツールしか使わないので、解析にお金をかける必要はありません!)
結論:①キーワード、②滞在時間、③チャネル、の3つを解析すればOK
上記の通りなので、深堀りしていきますね。
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本記事のもくじ
ブログのアクセス解析はどこまですべき?【初心者向け】
冒頭にも書きましたが、ブログ初心者が解析時に見るべきポイントは下記の3つのみ。
- キーワード
- 滞在時間
- チャネル
必要なツールはサーチコンソールとアナリティクスのみ。よって無料で解析可能です。
では、順番に解説しますね。
キーワードが重要な理由と解析方法
まず最初に重要なのがキーワードです。
「キーワード = 読者のニーズ」でして、キーワードを正しく解析できると、読者の「知りたい気持ち」を満たせる記事が書けるようになります。
キーワードで読者のニーズが分かる理由
繰り返しですが、読者のニーズはキーワードから見えてきます。
- ① :
[英会話 主婦 すきま時間]
- ② :
[英会話 ビジネス 会社員]
英会話についての記事だとしても、上記2つキーワードではニーズが異なるのは、なんとなくイメージできると思います。
- ① : 主婦がすきま時間に通える英会話スクールを探している
- ② : 会社員がビジネス英語を学べる英会話スクールを探している
この場合、①の情報を求めている主婦層の読者に、「ビジネス英語が身につく英会話教室」を紹介しても読まれません。なぜなら、①の情報を求めているの読者は「すきま時間でサクッと通える英会話スクール」を探している主婦だからですね。
言い換えれば、これはつまり、正しいキーワードを正しい読者に届ければ、記事が読まれる確率も上がるということ。
キーワードを読み解く重要性は、このような理論で成り立っています。
キーワードを解析する方法
キーワード解析には、Googleサーチコンソールを使用します。
» サーチコンソールの使い方を初心者向けに解説【始め方、初期設定、基本機能】
具体的には、下記の2か所を見ればOKです。
- キーワード(検索クエリ)と検索順位
- クリック率(CTR)
1. キーワード(検索クエリ)と検索順位
キーワードのことを、サーチコンソールでは検索クエリと呼びます。クエリの確認方法は下記の通りです。
2. クリック率(CTR)
クエリと検索順位を確認したら、どれくらいの確立で記事がクリックされているかを確認しましょう。その指標となるのが、クリック率です。
クリック率の基準値は下記を参考にどうぞ。
検索順位 | 平均クリック率(CTR) |
1位 | 39.6% |
2位 | 18.4% |
3位 | 10.1% |
4位 | 7.6% |
5位 | 5.1% |
6位 | 4.7% |
7位 | 3.5% |
8位 | 2.9% |
9位 | 2.2% |
10位 | 2.1% |
データ参照元:Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position in 2022
数パーセントの誤差なら目を瞑ってOKですが、平均値と実際のクリック率に差がある場合は改善の余地ありです。
僕の場合だと、検索1位を獲得しているのにクリック率が12.5%しかない記事がありますね。これらはもっと改善できるという判断になります。
クリック率を改善する方法【タイトルを見直す】
クリック率を改善する最善の方法は、“記事のタイトルを見直す”です。
なぜなら、読者はタイトルを見て自分が読むべき記事か否かを判断するからですね。つまり、記事タイトルは読者の興味を惹くキャッチーなものが求められます。
下記の一冊で魅力的な記事タイトルの付け方が身につきます。Kindle版なら、たったの644円なのでぜひご一読あれ。
滞在時間が重要な理由と解析方法
続いて、ブログ解析で見るべきポイントは滞在時間です。滞在時間を知ることで「読者が記事を読み込んでくれているかどうか」が分かります。
一般的な滞在時間はどれくらい?
一般的な目安としては、800~1000文字あたりで1分くらいがいいところだと思います。
文字数 | 滞在時間(目安) |
800〜1,000文字 | 1分 |
1,000〜2,000文字 | 2分 |
2,000〜3,000文字 | 3分 |
3,000〜4,000文字 | 4分 |
4,000〜文字 | 5分〜 |
当ブログでは4,000〜5,000文字の記事が多いので、平均滞在時間も4分27秒となっており、ちゃんと読んでもらえているのが分かります。(下図)
滞在時間を解析する方法
滞在時間は、Googleアナリティクスで調べましょう。
Googleアナリティクスは現在、ユニバーサルアナリティクス(UA)と、アナリティクス4(GA4)の2パターンで展開されています。話が脱線するので、それぞれの詳細は割愛しますが、2023年7月からはGA4に統一されるので、今から導入する人はGA4を入れておけば間違いありません。
本記事では、UA、GA4、それぞれで、滞在時間の解析方法を解説します。
UAで滞在時間を解析する
GA4で滞在時間を解析する
GA4では「滞在時間」ではなく「平均エンゲージメント時間」という指標に変更されました。
これは、読者が”より注意を払ってページを読んでいた時間”と捉えることができます。旧UAの滞在時間に比べて数字が落ちるのは当たり前のことなので気にしなくてもOK。
僕の感覚だと、UA「滞在時間」の1/3くらいが平均値です。
読者の滞在時間を伸ばす方法
読者にしっかり記事を読み込んでもらい、ページの滞在時間を伸ばすにはリード文が重要です。
もちろん、記事本文がめちゃくちゃ重要なのは言うまでもないですが、リード文で読者の心を掴めなければ、すぐに離脱されてしまうので、、、。
リード文とは【書き出し部分】
リード文とは、記事の書き出し部分のこと。本記事の場合は下記にあたります。
» 参考:【ブログ記事は構成がすべて】記事の説得力を上げるブログ本文の書き方
【補足】集客記事なら直帰率も確認しておく
補足ですが、滞在時間と合わせて「直帰率」も確認してくと良いと思います。
直帰率が低いということは、読者が内部リンクをクリックして2ページ目以降も読んでくれたことを意味します。
ブログで稼ぐには、集客記事(読者を集める記事)の直帰率を下げ、キラーコンテンツに読者を誘導する必要があります。
このあたりはキラーコンテンツの作り方で詳しく解説しているので、合わせてご一読あれ。
チャネルが重要な理由と解析方法
チャネルとは流入経路のことでして、つまりは「読者がどこから来たか」を知る指標になります。読者の流入経路を知れば、どこを強化していくべきかも見えてくるので、わりと重要な要素です。
チャネルの確認方法
チャネルは、アナリティクスで確認することが可能です。こちらもUAとGA4での確認方法を解説します。
UAでチャネルを解析する
GA4でチャネルを解析する
チャネルを増やす方法
ブログへのチャネルを増やすには、被リンクを増やすしかありません。とはいえ、被リンクを増やすのは時間がかかります。
手っ取り早く、今すぐに被リンクを増やすには自分で作りましょう。自分で被リンクを増やすホワイトな方法【1週間でSEO効果あり】で解説しているのでご一読ください。
さすがに2022年にもなって被リンクを販売している悪徳業者はいないと思いますが、もし「被リンクを売りますよ」とか言ってくるSEO業者がいても絶対に騙されてはいけません。
被リンクの購入は超メガ級のペナルティを受けるブラックハットSEOなので、絶対に手を出しちゃダメですよ。
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【初心者向け】アクセス解析データの使い方
アクセス解析で集めたデータは、ブログの改善に役立てましょう。
しっかり読まれて、収益化につなげるという視点で、データの活用方法を解説します。
アクセス解析データの活用ポイント
- 記事タイトルの改善
- 記事のリライト
- キラーコンテンツへの誘導
記事タイトルの改善
本記事で前述しましたが、記事タイトルは読者の心を掴むという意味でとても大切です。
タイトルを変えるだけでアクセス数が倍増することもあるので、適当に決めるのはやめましょう。「ブログにアクセスが来ない」←超ブログ初心者向けの解決策で深掘りしているので、こちらの記事を参考にしてみてください。
ネタバレ:タイトルの改善方法は3つ
ちょっとだけネタバレしておくと、初心者が心得ておくべき記事タイトルのコツは下記の3つです。
- できる限り具体的に書く
- 読者の「困りごと」と解決方法を書く
- 商品名を明記し比較する
記事のリライト
記事の滞在時間を伸ばすためには、読まれる文章スキルが必須。
「この記事読まれてないな、、、」と感じる記事があれば、どんどんリライトしていきましょう。こちらも深掘り解説した記事を書いているので、ブログ初心者向け正しいリライト方法【手順は4つ】をご参照あれ。
リライト記事の選定方法と、リライトの具体的なコツを初心者向けに解説しています。リライトしてはいけない記事もあるので、その辺りにも言及しています。
キラーコンテンツへの誘導
読者をキラーコンテンツへ誘導するためにも、解析データを活用することができます。
「キラーコンテンツへ誘導する」とは
ざっくりと上記の通り。
集客コンテンツで読者を集めて、収益性の高いキラーコンテンツでアフィリエイトリンクを踏んでもらうイメージです。
このようなブログ収益化のノウハウは、ブログを書きながら身につけていくしかありません。
僕はブログ関連の書籍を読みつつコツを覚えたので、参考までにおすすめの2冊を紹介しておきます。
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まとめ:ブログアクセス解析のポイントは3つ
本記事は以上です。
少し長くなったので、おさらいしておきます。
「ブログのアクセス解析はどこまでやるべきですか?」の答えは、下記の3つ。
- キーワード:サーチコンソール
- 滞在時間(平均エンゲージメント時間):アナリティクス
- チャネル:アナリティクス
ブログにアクセスを集めたい、または収益化したいのであれば、アクセス解析は必須です。データを取りつつ、①タイトルの見直し、②記事リライト、③キラーコンテンツへの誘導に活用していきましょう。