内部対策の基本情報と簡単なテクニックを知りたい。
初心者の僕にもわかりやすく教えてくれないかな。
こんなお悩みを抱えている人向けの記事。
SEOの内部対策について、初心者にもわかりやすく基礎情報から簡単なテクニックを解説します。
SEO初心者の方へ
SEOが初めての人にもわかるようにできる限り丁寧に解説するつもりですが、最初のうちは理解できないところもあるかもしれません。
いっきに全部を理解する必要はないので、わからないところは読み飛ばしつつ自分のペースで進めてください。
そして、本記事に書いてある内容を70%くらい理解できたら、まずは自分で手を動かしてみましょう。
そうすることでSEOの知識が実践的なテクニックに変わっていきます。
どうしてもわからないことがあれば、TwitterでDMください。
スポンサードサーチ
本記事のもくじ
SEOとはを初心者向け解説【読み飛ばしOK】
まずはSEOの基礎知識を知っておきましょう。
SEOの基本を解説します。
すでに基本的な知識がある人は読み飛ばしてもらってOKです。
【SEOとは】なぜ大事なの?
SEO(エス・イー・オー)とは、Search engine optimization(サーチエンジン・オプティマイゼーション)の略。
日本語にすると“検索エンジン最適化”という意味でして、簡単に言えば、検索エンジンに評価してもらいやすくするためのテクニック全般のことです。
なぜ検索エンジンに評価されるようにするの?
答えは、検索順位を上げるため。
たとえば、Googleで[かわいい 猫]
と検索した場合、あなたなら検索結果の一番上に表示されているページと100番目に表示されているページのどちらを先に開きますか?
わざわざ、検索上位のページをスキップして100番目のページを開く人は少ないはずです。
検索エンジンはSEOがしっかりしているサイトを評価し、検索結果の上位に表示させるので、その対策をしましょうというのがSEOの目的です。
SEO対策にはたくさんの種類があります
本記事で解説するのは内部対策ですが、SEO対策にはそのほかにもたくさんの種類があります。
内部対策以外のSEO
- 外部対策
- キーワード対策
- SEOライティング
- コンテンツSEO
などなど。
それぞれに目的があって、全てが大事です。
繰り返しですが、全てをいっきに覚えようとする必要はありません。
僕もそうでしたが、少しずつ知識を増やして実践し、自分のテクニックとして使えるようにすることが大切なので、この記事を読んでいる間は内部対策のことに集中してみてください。
内部対策以外のSEOから勉強したい人はSEO対策の記事一覧から興味があるものを選んでもらってもOKです。
SEO内部対策とは:初心者向けに解説
ここからが本題です。
冒頭で、SEO対策は検索エンジン最適化であると述べました。
その中で、SEO内部対策はウェブサイトの内部を最適化することに特化したテクニックです。
具体的には下記の作業をメインに行います。
SEO内部対策の具体例
- サイトマップ作成
- サイト構造の最適化
- ページの最適化
- タグの最適化
上記以外にも細かなテクニックはありますが、初心者のうちはこの4つだけやっておけばOKです。
それぞれの対策方法については後述します。
SEO内部対策の目的
ここでクイズです。
SEO内部対策をする目的はなんだと思いますか?
クイズの答え
検索エンジンが巡回しやすいようにして、ページのSEO評価を上げる
検索エンジンはクローラーと呼ばれる巡回ロボットを使って、ネット上にある全てのウェブサイトをめぐっています。
内部対策はクローラーを巡回させやすくするためのサイト作りを目指すことを目的とした対策です。
新しい横文字を出されても困るよ…
今の段階では、こういう人もいると思います。
でも、落ち着いてください。
何度も繰り返して申し訳ないですが、いっきに全てを理解する必要はありません。
クローラーとは、ネット上にある全てのサイトを巡る「見まわり先生」みたいなもの
とりあえず、こんな感じで理解しておけばOKです。
もう少し知識を深めたい人は下記の記事で詳しく解説しています。余裕があればご一読ください。
> 参考記事:検索エンジンの仕組みを知ってサイトを最適化しよう【SEOの基礎知識】
検索エンジンがサイトの評価を決める手順
検索エンジンがサイトの掲載順位を決める手順は下記の通り。
- クロール:巡回
- インデックス:掲載
- ランキング:評価決め
クローラーが、①ネット上のサイトをクロールし、②そのサイトを検索結果にインデックスして、③SEO評価の高い順番にランク付けする。
どんなウェブサイトでも、必ずこの順序で掲載されます。
そして、巡回・掲載・ランク決めのサポートをするのが、内部対策ということです。
スポンサードサーチ
内部対策のコツ:クロールされやすいサイトにするために
繰り返しですが、内部対策はクローラーに評価してもらうことが目的です。
そのため、①クロール、②インデックス、③ランキング、それぞれの段階で評価を高める施策を行っていきます。
ここからは具体的なテクニックの解説です。
少し難しい内容になるので、その間にコーヒーでも飲んで気分をリフレッシュしてから読み進めてみてください。
この記事をブックマークして、後日戻ってくるとかでも全然OKです。
1. クローラーを呼び込むための内部対策
まずは検索エンジンにクローラーを呼び込むの対策を行いましょう。
どんなにいい記事を書いてもクローラーに見つけてもらえなければネットに存在していないのと同じなので、クローラーにサイトを見つけてもらうことは何よりも重要です。
具体的な対策方法
XMLサイトマップの送信
具体的な対策:XMLサイトマップの送信
自分のブログやウェブサイトをクローラーに見つけてもらうには、XMLサイトマップというものを送信します。
XMLサイトマップとは?
XMLサイトマップ を送信することで、サイトの情報を検索エンジン側に知らせることができます。
クローラーは定期的にネットを巡回しています。
しかし、世界中には膨大な数のウェブサイトが存在するので、自分のサイトに巡ってくる順番を待っていたら何日もかかってしまうのが現状です。
そのため、XMLサイトマップを送信することで、「今、サイトを更新しましたよ!クローラーさん、巡回に来てくださいー」という通知を送る対策を行います。
XMLサイトマップの送信方法
もし、WordPressを使っているなら、インストールするだけで自動的にXMLサイトマップを送信してくれるプラグインがあります。
使い方は「XMLサイトマップとは【作り方と送信方法を初心者向けに解説】」をどうぞ。
2. クローラーを巡回しやすくするための対策
せっかくXMLサイトマップを送信しても、サイトの中身がごちゃごちゃしているとクローラーが全てのページを巡回してくれません。
クローラーを呼び込む準備ができたら、巡回しやすいサイト構造にするための対策を行いましょう。
具体的な対策方法
- 重複ページの解消
- 内部リンクの最適化
- クロール不要ページの設定
- 外部リンクのエラーチェック
- ナビゲーションメニューのテキスト化
- パンくずリストの設定
- ページネーションの設定
ひとつずつ詳しく解説します。
1. 重複ページの解消(重要度:高)
重複ページとは、同じ内容のコンテンツがサイト内に2つ以上存在してしまうことです。
重複ページがあると、SEO評価が分散されてしまいます。
ひとつにまとまっていれば、100点のページだったとしても、同じ内容のページがあるから50点になってしまうといった感じです。
URLを登録するときに、wwwの有無を設定していないだけでも2つ以上の同一コンテンツページが存在すると判断されてしまうので、重複ページができないようにしておきましょう。
> 参考記事:【wwwあり・なし?】サイトのURLは統一しよう【SEO】
2. 内部リンクの最適化(重要度:高)
内部リンクとは、自分のサイト内で、他の自分のページを紹介したいときに貼り付けるリンクのことです。
内部リンクが最適化されていないとSEO的にはマイナスです。
よくある悪い例
内部リンクの悪い例としてよく見かけるのが、”こちら”や”この記事”という表記です。
内部リンクを設置するときは、そのリンク先がどういう内容かわかるように、しっかりとテキストで明記することが大切。
僕のブログでは必ずリンク先のタイトルを明記して、そこにURLを貼り付けるようにしています。
悪い例:詳しい情報はこちらで解説しています。
いい例:詳しい情報はSEO対策の基礎で解説しています。
補足ですが、このリンク付きのテキスト部分を”アンカーテキスト”と呼びます。
これからSEO対策で使う単語なので覚えておくといいと思います。
中級者〜上級者向けの内部リンクテクニック
内部リンクの設置に慣れてきたら、リンクを貼る場所にも気を配るといいかもです。
参考記事を書きました。下記よりどうぞ。
> 参考記事:効果的な内部リンクの貼り方【ブログPVを増やす方法】
3. クロール不要ページの設定(重要度:高)
情報量が少ないページはSEO評価にマイナスです。
記事一覧ページやお問い合わせページなど、コンテンツとして成り立たないページはクローラーの巡回を拒否しておきましょう。
「このページはクロールしないでね。SEO評価に含めないでください。」と伝えておけば、ランキングに悪影響を与えずに済みます。
XMLサイトマップでクロール拒否ページの設定が可能です。
4. 外部リンクのエラーチェック(重要度:中)
外部サイトを紹介したいときに貼り付けるリンクを外部リンクと呼びます。
外部リンクを貼っている場合、時間の経過とともにリンク先のページが削除されたり、URLが変わっていることがあります。
リンクエラーになるとSEO評価もマイナスになるので、定期的にチェックしておく癖をつけておきましょう。
Broken Link Checkerというプラグインを使えば、壊れたリンクを知らせてくれます。
5. ナビゲーションメニューのテキスト化(重要度:中)
サイトのヘッダーなどに設置したメニューを可愛らしくデザインしている人にありがち。
残念ながら、クローラーはテキストしか読み取ってくれないので、メニューを画像表示にするのはマイナスです。
SEOの記事一覧なら[SEO]
とテキストで表示する。
たったこれだけで、クローラーの巡回をサポートできるので、メニューはテキスト表示にしておくことをおすすめします。
6. パンくずリストの設定(重要度:低)
パンくずリストとは、サイト内の構造を表示させる機能です。
パンくずリストとは
パンくずリストは、読者が“今、自分がどこにいるのか”を伝える役目をしているとともに、クローラーにもページ階層を知らせる役目を持っています。
クローラーにとっての道しるべ標識みたいなものなので、可能な限りつけておきましょう。
とはいえ、わざわざプラグインをインストールしてサイトを重くするよりは、パンくずリストが標準装備されているWordPressテーマならそれを使っておくくらいの感覚でOKです。
7. ページネーションの設定(重要度:低)
ページネーションとは、記事一覧ページの下に表示されるナビゲーションのこと。
ページネーションとは
この部分が、[新しい記事]← →[古い記事]
みたいな表記のサイトも目にしますが、ページネーションは数字化されているほうが良いと言われています。
できたらで良いので、ここは数字にしておきましょう。
パンくずリストと同じく、わざわざプラグインでサイトを重くしてまで対応する必要は無しです。
3. ランキング順位を上げるための対策
最後にランキング順位を上げて、検索上位に表示させるための対策です。
結論から言って、検索順位を上げるためにはこれまで紹介したようなテクニックは必要ありません。
ランキングはコンテンツの充実度で決まるので、読者目線に立って有益な情報をもれなく発信することが大切になります。
このテクニックはSEOライティング、コンテンツSEOと呼ばれ、内部対策とは別のカテゴリーになるので、そちらを勉強してください。
いくつか役立つ記事を紹介しておきます。
ここまでの内部対策を実践できたら、コンテンツを充実させるSEO対策に移りましょう。
> 参考記事:【SEOライティングの基礎スキル】ウェブライティングのテクニックまとめ【初心者向け】
> 参考記事:【ブログ記事は構成がすべて】記事の説得力を上げるブログ本文の書き方【※実例付きで解説します】
スポンサードサーチ
まとめ:内部対策は“SEO対策のはじまり”
本記事は以上です。
SEOの内部対策について、初心者にもわかりやすく、基礎知識と必要最低限のテクニックを包括的にまとめたつもりです。
記事の後半は、少し難易度の高い実践的なテクニックを解説したので、今すぐすべてを実行するのは難しいかもしれません。
ですが、まずはできるところから実践していけばOKです。
ゆっくり焦らず自分のペースでどうぞ。
補足:最高の”はじまり”を作るために
最後にひとつだけお伝えしておくと、内部対策はSEO対策のはじまりです。
内部対策を行っただけで簡単に掲載順位が上がったりすることはありませんが、基本の部分なのでしっかり押さえておいてください。
特に最初のうちは、ネットで情報を調べて実際に実践するのは、かなり骨の折れる作業だと思います。
「ネットに載っている情報だけでは、自分には少し難しすぎるな…」と感じたら、本を読みましょう。
初心者におすすめのSEO内部対策が学べる本を一冊紹介しておくので、まずはこの本を手に取るところからスタートしてみてください。
SEO内部対策が学べる本
おわり。